無い物ねだりするとすぐ叱られてた記憶、無い物ねだりされてすぐ邪気にしていた記憶は、わたしだけだろうか?
まだ小さい5歳の妹の無い物ねだり「学校へ行って勉強したい」を、二つ年上7歳の兄が自然と受け止める。この二人の無い物ねだりを教師も自然と受け止める。あぁ、なんかいいな、羨ましいな。
葉っぱ舞い散る木が迎える校庭、手造りの木製ロープ遊具、木造の、草花香る教室も、あぁ、なんかいいな。
コンピュータの未来感もなんにもないけど、安らぐな。
「こんな風に自然と受け止めるには、どうすればいい?」
そう自問することができた、すてきな絵本です。
感謝。