落語ファンなので「柳家喬太郎」ときて迷わず購入。
おまけにサイン本ときたので大儲け。
さてさて朝日のプロローグのあとページをめくって思わず「おおっ!」
かつての日本映画黄金期を彷彿とさせる見開きに感動!!
内容への期待がますます高まってくるのでありました。
海・陸・空をいっぺんに描いたり嵐の場面も構図がイイですね。
圧巻は袢纏を脱いだかめぞう爺さんが、暗い海の底から明るい海面に向かってくらのすけを救出に向かうところ。
自分が海の底にいるようで「たのむぞっ!」と心の中で叫ぶのでありました。
落語が原作なので落ちもちゃんとあり、内容から何かを読み取ろうとしなくとも、純粋に子供から爺婆まで楽しめる楽しい一冊だと思います。
落語絵本次作に期待します。