うわぁ〜、「全ページためし読み」が
出来たんですね・・・
図書館の震災関連コーナーにあって
鈴木まもるさん?と
思って借りてきました
前回読んだ「つかまえて」とか
「だんろのまえに」とか
かわいらしい絵の印象が強いのですが
『鳥の巣研究所』???
全国各地で、鳥の巣と絵画の展覧会を
開催している?
と、HPを見たら、あらあら・・・すごいぞ
この絵本は、3・11大震災の被害について
取り上げています
2014年3月11日に発行しているのにも
意図があるのでしょう
津波の被害の沿岸の方ではなく
原子力発電所が
いくつか山を越えたところにある
山に住むおじいさんからのメッセージ
そのおじいさんのライフワークである
巣箱作りと
その巣箱にくるヤマガラとの交流
と、いっても、ヤマガラが訴えているわけではなく
ものが言えない鳥だからこそ
人間が考えなければいけないことを
考えなければいけないのでは?と
静かにおはなししてくれています
25年前のチェルノブイリ原子力発電所事故についても
触れています
鈴木さんの絵に出てくる
動物たちはとてもかわいらしく愛くるしい
おじいさんの傍らに犬と
気まぐれそうだけど一緒のねこ
おじいさんは一人暮らしでも
そんな動物たちと
心を通わせているのかな
最後のページ
「いきているあいだは
すこしずつでも じぶんの できることをして
みんなで いっしょに げんきに くらしていこうと
おじいさんは おもっています」
の言葉は、胸に沁みます
あとがきも、しっかり読ませていただきました
対象は3歳からになっていますが
小学生から大人まで
幅は、広いと思います