くらやみを擬人化した不思議なストーリー。
会話はできますが、くらやみはくらやみなので、姿はみえません。
返事がかえってくるということは、ある意味安心感を覚えます。
だから、怖くても前に進むことができます。
恐怖心に打ち勝ち、くらやみの本当の姿に気づいたとき、くらやみに親しみすらおぼえます。
本当は、恐怖を感じさせるのは、“くらやみ”ではなく、そこに潜んでいるかもしれない“なにか”なんですよね。
絵もストーリーも、素敵。“くらやみ”に対する様々な思いも広がりました。
ただ、抽象的なイメージで、こどもには伝わりにくいかなと思いました。