ラビニアの民話を、ロシア系の昔話や民話がお上手なうちだりさこさんが再話して、まとめてくれています。
イラストはスズキコージさん。
この手のお話で有名なのといえば、イギリスの昔話で「おばあさんとぶた」とかかなぁ。
織り込み付録に解説がありました。要するにお話がぐるぐる廻っているもので、累積譚というそうです。
こういう風に先が読めるのに、そこがまた面白い!
読者の心理を突いてきますよね〜。
この絵本は、もともと1991年3月の年中さん向き「こどものとも」なので、読み語るなら年中さんから小学校くらいまで、楽しく聞けると思います。自分で読むのは、高学年はちょっともう、こういう作品はあまり手にしないかな?