「いたい、いたい、いたいよぉ!」なみちゃんの泣き顔から始まります。泣き顔から始まる絵本って結構珍しいですよね。その瞬間にぐっと惹きつけられました。
怪我をして痛くて泣いてしまっているなみちゃん、「おかあさんだってなくにきまってるよ!」と言いました。でもお母さんは「おかあさんはそんなことじゃなかないよ」と答えます。ムキになって、お母さんが泣くシチュエーションを探すなみちゃん。
母親が泣くのは、いつだって子供が関わることなんだなぁと実感しました。私は…もうちょっと頻繁に泣いてしまっている気がしますが(笑)お母さんの涙って、子供にとってはいろんな意味でインパクトが強いのかもしれませんね。結局さいごは「おかあさんはないちゃだめ」となみちゃんが言っているのが物語っていますね。否応なしに心があたたまる絵本です。