婆ぁばの歳になってしまったけれど、カレンダーが勝手にしたもの。自分の中ではいつまでも子供が跳ね回っています。で、中川さんの本はいつも自分の中のこどもを蘇らせてくれる。生きていると、いじめにあったり、苦手なことでコンプレックスを持ったり、周囲と調和して生きなければならない苦しさがつきまとう。それはこどもだけじゃぁない。「オルタ」は不気味で汚らしくて、だのにポケットでぎゅうと握っていると力が湧いてくる。こんなの欲しいな。飼いたいな。ああ、そうか、いつも握ってるから汚くぼろぼろになっちゃったんだ。ごめんね、オルタ。でも、大切なパートナー。絵本を読んで嬉しいのは子どもだけではない。いつの間にかこどもの絵本を取り上げて読みふけっている婆ぁばでした。