某所で、ハムスターを抱っこさせてもらってからというもの、
「ハムスターが欲しい!」病にかかっている我が息子。
でも、うちは、いつ転勤があるかわからない。あんな小さな動物にお引越しを経験させるのは、可哀想…
というわけで、息子には、ビデオや絵本で我慢してもらっているのです。
この絵本の主人公、ネズミのちゅーちゃんは、おでかけするお父さんに、強く言われます。
「とじまりをきちんとするように!」
どらねこがやってきては大変ですから。
何か忘れ物はないか、と聞くお父さん。何にも思いつかないちゅーちゃんに、お父さんは、「いってくるよ」と出かけていきます。
でも! ちゅーちゃんは、大変なことを忘れていました!
ちゅーちゃんは、一生懸命、お父さんを追いかけます。
どらねこが、二人をねらっているとも知らずに…。
ああ、かわいい…
ねずみの親子は、もちろん、こっそりと隠れている猫までがあまりにも愛らしいのです。
そのかわいさときたら、絵本をなでてしまうぐらい。
ああ、母もハムスター飼いたくなってきた。…おっといかん。
とにかく、こっそり隠れている猫を見て、うちの息子は「あ!いるいる、いるよ〜!!」と大騒ぎ。
迫り来るピンチ。度重なる危機に、ハラハラドキドキです。
さて、ちゅーちゃんが忘れていたこととはなんでしょう?
このシーン、本当に胸がキューンとなるのです。
この絵本は、お話はもちろん素敵なのですが、この絵がものすごくいい!
絵のタッチや、色味もよし。構図も素晴らしい。ユーモアがあって、可愛らしくて…
絵本の中の絵本、というかんじです。
ちなみに、この絵本を読み聞かせている時、うちのつれあいがそばにいて、こういいました。
お父さん「お父さんに、すきすきちゅーして」
息子「やだ」
私「じゃ、お母さんにすきすきちゅーしてくれる?」
息子「お母さん、すきすきちゅー!!」
しょんぼりするお父さん、かわいそうな気もするけど。
でも、これは、日ごろからお世話してる、お母さんだけの役得、だよね?