親子でブルンミのシリーズがすっかり気に入り、全冊読み進めています。
熱を冷ますために水風呂に入るところ以外は、日本でもおなじみの風邪の経過なので、安心して読めます。
でもストーリーよりも、シンプルなのに丁寧に描かれている絵が特に気に入っています。このシリーズを読んでいる時は、息子がどんどん絵から発見をしてくれます。ブルンミのタオルは専用なんですね、ちゃんとBの頭文字が入っています。そういえば『ブルンミとアンニパンニ』でアンニパンニがなくした服にはAの文字が入っていました。お医者さんは往診の時はスーツでしたが、病院では白衣です。こねこもブルンミが心配なのか、各ページでちゃんとアンニパンニの手伝いをしています。アンニパンニがベッドのブルンミと遊んであげている人形は、マレーク・ベロニカさんの別のシリーズ、キップコップです!最後のページでは、ブルンミもアンニパンニもこねこも皆にっこり、風邪もすっきり治ったことがよく伝わってきます。
息子は、シリーズのなかではこれが一番気に入ったようです。気に入った絵本はたいてい読み終わると同時に「もう1回!」と言って2、3回繰り返して読むのですが、なんとこの本は6回立て続けに読まされました。他のと比べて何が違うのか私にはよく分からないのですが、おいしゃさんに見てもらうところがドキドキなのではないかと思います。淡々としている展開がかえって飽きません。お勧めです。