生き物の撮影カメラマンによる写真絵本。
いきものさがし、という副題そのまま、自然に溶け込む生き物たちを探す趣向です。
もちろん、当の生き物たちにとっては生死をかけた隠れ技であって、
実に見事なのは言うまでもありません。
文章に添えられたヒントで、さあ、五感を澄ませて探してみましょう。
ゲーム世代の子どもたちには、ポイント制なところもツボでしょうか。
被写体を追うカメラマンらしく、自然の中で生き物たちを見つけるコツも
解説してあるのが奥深いです。
これだけのシャッターチャンス、生き物目線での撮影は地面すれすれに這っての様子、
それだけに貴重な写真です。
生々しい生き物たちもいますが、隠れている姿ですから、
爬虫類とかの生き物苦手な子どもたちでも比較的大丈夫だと思います。
科学絵本としてもおすすめです。