受けとり方はいろいろだと思いますが、かぐや姫をかなり美化したイメージで認識していた私には、深く読むことが良かったのか悪かったのか、躊躇のある作品ですが、古典をちゃんと認識するためには読みやすい現代語訳です。
かぐや姫が罪を犯したものとして、月から地球へ「流刑」された存在という設定には驚きました。
かぐや姫には、罪のかけらも感じられないからです。
でも、思う以上に冷たい女性という感じを受けたので、人は見かけによらぬものという点では納得しました。
かぐや姫を巡る男たちは憐れむべき存在かもしれません。