復刻版が出たそうですが、図書館で借りてきたのは、それ以前の方でした。小さいサイズで、モノクロの絵でも、絵からのメッセージは強いなあというのが、素直な気持ちです。
おじいさんの優しさが各ページに感じられます。動物のために、おいしいものをいっぱいつくってるところ、無償の愛というのでしょうか。ほんとに心のきれいな人なんだと思いました。
だからこそ、どうつぶというへんな生き物の登場は、おじいさんの性格とは対照的で、ほんとにおもしろかった。どうつぶの言ってることがとっても残酷に、ひどいことに聞こえてくるのを笑ってはいけないけど、
これだけのことを平気で言ってのけるところが、そこからのどうつぶの心の変化を期待することにつながったと思います。
復刻版は、表紙の色もややちがいますね。ぜひ、そちらも読んでみようと思います。