ドラマ「Woman」を見て、この絵本を読んでみたくなりました。
大人向けの絵本かな、、と思います。
私なりの勝手な解釈なんですが。。。
子供の魂を食べるウーギークックが、怖いや悲しいといった感情を知らないのは、
きっと、ずっとひとりぼっちで過ごしていたからじゃないか。
そして、今まで自分を怖がる人間ばかりで、暗いところで一人で過ごすウーギークックにとって、
るるは、初めてそばにいてくれた人間。
誰かと一緒にいることでウーギークックは、初めて今までにない色々な感情が芽生えてきたのかもしれない。
ウーギークックは、るるが直面している死がどんなことなのか知りたくなったのかもしれないし、
自分には、るるの魂を食べることはできないと思ったのかもしれない。
魂を食べられないウーギークックは生きていくことはきっとできないだろうし、
いずれにせよ、ウーギークックは、るるの変わりに死んでみようと思ったんじゃないか。
「こわいは おいしい。かなしいは おいしい」最後に言ったウーギークックの言葉は、
怖いも悲しいも、ひとりボッチでは感じることができなかった感情。
誰かと一緒にいることで、芽生えた感情は、ウーギークックにとって、”おいしい”という表現になったのかと。
私は、死について考えるというより、どちらかというと、人が生きている時に持つ様々な感情について色々考えさせられました。