くまくんとお母さんのとてもあたたかいお話が4つ。たまっこさん、かあぴいさん、ぼのさんに続き、残りの1作を紹介したいと思います。
「くまくんのねがいごと」。くまくんにはいろんな願い事があります。雲の上に座って空をグルグル飛び回りたい、バイキングの船を見つけたい・・・などなど。でもどれも叶いそうにありません。唯一、叶ったのが「かあさんぐまがお話をしてくれますように」という願い。かあさんぐまは「くまくん」のお話をします。雪の日のこと、月旅行のこと、誕生日のこと。
『いつもぼくの喜ぶことしてくれるね』『じゃ、今度はお返しにお母さんの喜ぶことをして』「じゃ、ぼく、寝るよ」「おやすみ」・・・でお話はおしまい。
発想豊かなくまくんとそれを見守るお母さんの、あたたかく、ちょっとマイペースなやりとりが、読んでいて心地よかったです。くまくんは冬眠に入るのかなぁと思わせる終わり方もよかったです。
簡単な漢字しか使われていないし、とても読みやすいので、気がつくと娘は一人で読んでいました。早速次も借りてこよう・・・