「福音館のかがくのほん」シリーズ。
写実的な生き物たちの絵の薮内正幸さん、最初の絵本だそう。
ビアンキさんの語りが、何とも味わいがあります。
ほっそりとしたくちばしのヒタキが、いろいろな鳥のくちばしを比較する趣向です。
さながら、くちばし自慢の展開が愉快です。
もちろん、読者も、ヒタキと一緒に驚いたり、感心したりでしょう。
そして、クライマックス。
いちばんを決める段になって、驚きの展開が!
語りで想像するしかありませんが、自然界ならではの現実。
そんな生々しさもしっかり提示しているのも、学びでしょうね。