「一休さん」にはまっている息子が 図書館で借りてきた本です。
とんちの面白さから 一休さんの絵本を何冊か読み比べている息子。
この絵本を読み終わっての一言は 「一休さんより頭の良い人がいたんだあ。」でした。
何のことだろうと 私もすぐに飛びつき 読んでみますと…
今まで読んできたどの本よりも 一休の生涯が わかり易く書かれていました。
誕生の秘密!?に始まり 25才で《一休》という名をもらった時の 命名の由来。
そして一番最後のエピソードが 息子の言葉につながるものでした。
僧として生きる一休が 改めて背筋を伸ばすことになったであろうこのシーンは 私自身にも色々と考えさせてくれました。
88歳の生涯を閉じるまでが 丁寧に描かれている絵本です。
もちろん 皆さんご存知の 水飴・橋・屏風の虎などの場面もあります。
最初から 最後まで とてもきれいな言葉で語られています。
絵も繊細で 優しい色使いの 素敵な仕上がりです。
外国の方も 楽しめるように ページの隅に 英訳されています。
小学校中学年から 大人向けという感じです。