こぶたが、朝ごはんのあと、畑に散歩に出掛けました。お母さんは「ごはんまでにはかえるのよ。かえりみちをわすれないでね」とこぶたを見送りました。畑に向かう途中、こぶたはひつじの親子に会います。こひつじもまた、「ごはんまでにはかえるのよ。かえりみちをわすれないでね」とお母さんにいわれ、散歩に加わります。さらに、こうしもこうまも、「ごはんまでにはかえるのよ。かえりみちをわすれないでね」とお母さんにいわれ、散歩に加わります。4匹が畑に着くと、おいしそうなりんごの木や干草やかぶがたくさんありました…。
鮮やかな色彩に引かれ手に取ったところ、ハッチンスの絵本とわかり思わずニンマリ。動物たちが皆おもちゃのように描かれているのがユニークですね。帰り道を忘れないでねといわれたものの、遊んでいるうちにおいしい目印が次々に収穫されてしまうところは、よく見ていないと気づきません。帰る目印をなくしながら、あれ?あれ?と思いながらも4匹がちゃんと家に帰れてめでたしめでたし。子どもたちに絵をじっくり隅々まで見せながら読んだほうがいいようですね。