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マウルスと三びきのヤギ 」 ガーリャさんの声

マウルスと三びきのヤギ 作・絵:アロイス・カリジェ
訳:大塚 勇三
出版社:岩波書店 岩波書店の特集ページがあります!
税込価格:\2,530
発行日:1969年
ISBN:9784001105568
評価スコア 4.75
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みんなの声 総数 7
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  • アルプスをこよなく愛したカリジェ

     表紙の絵を見て、「この子、ユキちゃんみたい」と言って、ベッドサイドに飾ってあるハイジのヤギの“ユキちゃん”のぬいぐるみを、白いヤギの横に並べていました。
     三匹のヤギの名前が、「シロ、アカ、チビ」と、見たまんまで(!)、単純だね、と笑った後、ページをめくるごとに増えていくヤギたちを見ながら、「もじゃすけ」はどれか、「星」はどれかと、それぞれ名前と結び付けていました。

     ふもとにあるヤギたちの水飲み場の風景が、ハイジの村のマイエンフェルトとそっくりで、ヨーロッパ留学中に訪れた懐かしい思い出が蘇ってきました。
     カリジェの絵は、その1枚1枚に、アルプスの自然をこよなく愛した彼女の心が表れていて、どの季節の風景からも、動物たちの表情からも、喜びが伝わってきます。
    眺めているだけで、しあわせになれる・・・そんな絵本です。

    投稿日:2012/03/04

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