すずめのチュンに、弟や妹が生まれました。うれしくなったチュンは、みんなに教えようと出かけていきました。
「あかちゃんがうまれたんだよ。」
といった相手が、なんと猫のゴンだったのです。
「さよなら」と言って、そこを立ち去ろうとしたのですが…
そのあとの二人のやり取りが何とも言えません。うれしさのあまりのチュンの行動もよくわかります。知ったかぶりのゴンもなかなか憎めません。
画面いっぱいに描かれたいろいろな表情の変化に、ついつい気持ちが一体化されるような気がします。読み手の表情も、一緒になってしまうのではないでしょうか。