小学生だったとき、私が夢中になったカロリーヌのシリーズです。
その頃は、小学館の、世界の童話シリーズでした。
現在は、フェリシモブックポート復刊企画より、BL出版から発刊されています。
ふたたび、カロリーヌに出会うことが出来るなんて!とっても感謝…なのですが、
私の記憶違いですと申し訳ないのですが、昔は、本の形が正方形に近かったと思うのですが…
今回の絵本は、縦長ですよね?昔のカロリーヌファンとしては、ちょっぴり残念…かな?
白猫のプフ、黒猫のノワロー、ひょうのピトー、くまのブムら、8ぴきの動物たちと暮らす、青い目に金髪の、とても活発な女の子、カロリーヌ。
作者のピエール・プロブストさん御自身の娘さんがモデルなのだそう。
今回は、ロケットに乗って、月へ行きます。
ロケットの無重力に大騒ぎしたり、突如としてあらわれた宇宙人にびっくりしたり。
(この宇宙人には、しかけがあるんですが…)
このカロリーヌシリーズ、本当にスケールの大きな、突拍子もないようなお話が多い。
読んでいる子供たちは、「私がカロリーヌだったら!」と夢を膨らませるのでしょうね。
このシリーズには、両親が出てこず、カロリーヌと動物たちだけで活躍するお話が多数だったと思います。
この、大人の出る幕がなく、「子供と動物たちだけで冒険」という設定が、なおいっそう子供心をくすぐるのでしょうね。
カロリーヌや動物達の絵が、大人になった目で見ても、とても生き生きとして、パワーを感じます。