ヒド・ファン・ヘネヒテンは、ベルギーの絵本作家。
幼児・低学年向けの絵本を次々と執筆しており、世界的な人気絵本作家で、彼の本は世界30カ国以上で翻訳されているそうです。
彼の作品では、「ずっとママといっしょがいいの」が、印象に残っています。
物語は、ちいさい白いさかなが、2歳の誕生日を迎えて、パーティに誰を誘うか思案しているシーンから始まります。
最初は、ウニ。
小さなウニと大きなと出会い、
「ぼくのバーティに来ませんか?」と誘います。
それから次々に海の仲間を誘うのですが、太い細い、長い短い、真っ直ぐと曲がったなど、誘う対象がいつも対になって登場します。
その対というのが、なかなか分かり易く、学ぶという観点からも考えられている作品です。
ちいさい白いさかなは、誰が来るかと気が気でないのですが、全員参加というエンディングは、とても好ましいもの。
単純なストーリー展開ではありますが、色々な要素があって、このシリーズの中では、特にオススメできると思います。
特に、2歳の誕生日を迎えるころに読み聞かせすると、タイムリー作品と言えそうです。