春をまちきれないこだいの坊やは、今にも泳ぎだそうとします。お母さんは「はるのてがみがこないうちは、うみのみずはつめたくておよいではいけないの」と言います。「はるのてがみ」ってなに?ぼうやは藻の中から顔を出しながら、えびやカニ、かめに「あなたがはるのてがみなの?」と聞きますが、ことごとく「ちがう」といわれ諦めて眠りについてしまいます。雪がとけ、たにがわが楽しそうに崖を滝となって下ってくると、すてきないろのはるの手紙が届きます。
小2の息子に読んだのは今回が2度目です。2年前に読んだ時も「はるのてがみはこれだったんだ〜」と楽しそうでした。今回も(前回読んであげたことは忘れていたようです)「いいね〜。ももいろのリボン見たいね。」と言っていました。4月から生活が変化するこの時期に読んであげたい絵本です。