今から100年前群馬県草津町でハンセン病の人たちに寄り添い生きたコーンウオール、リーさんのお話です。
栗生楽生園の名前は知っていましたが、群馬に住んでいながら、この話は、全く知りませんでした。
皆さんにも、リーさんのことを知って欲しいなと思い、ペンをとりました。
リーさんは、人々の悩みや苦しみを一緒に背負い寄り添って生きることは、とても尊いことです、という牧師の教えをみずから実践しました。
リーさんの尽力により、草津に「喜びの地」ができます。
残念ながらその地は、戦争で亡くなってしまいますが、リーさんのおこないは、尊く地元の人には語り継がれているそうです。
自分のことだけを考えて生活するだけでなく、他の人のために何かできることはないか、心の片隅に留め置いておこうと思いました。
巻末には、リーさんの一生参考図書なども紹介されています。