母の日にちなんで学校でおかあさんへの手紙を書くように言われた「ぼく」。
ともだちはつらつらと表面的なことを書いているけど、「ぼく」にはそんなこと出来ません。
なぜなら、本当に言いたいことが沢山あるから。。。
子供の目から見た「お母さん」。
「わかった?」が口癖で、友達の前で叱るのも平気、部屋を勝手に掃除して宝物を捨ててしまう。。。。
主人公の描いた「「おかあさん」の絵はとてもユーモラスです。がみがみ屋みたいだけどかわいい。
さらっと描かれてますが母子家庭のようです。
なんだかんだいいながら母親を気遣う男の子。
親子の絆がかいま見られます。
読み聞かせ向きではないかな?というのが私の感想です。
自立心を持ち始めたこどもがこっそり読む本ってところでしょうか?
ラストにやっと登場する彼の「おかあさん」、彼の描いた絵とは似ても似つかないやさしそうなキャリアウーマンだったのがよかったです。