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ディズニープリンセス じぶんもまわりもしあわせにする おやくそくブック

ディズニープリンセス じぶんもまわりもしあわせにする おやくそくブック(Gakken)

SNSで話題!すてきな大人になるために大切にしたい「おやくそく」を紹介する絵本。

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日・中・韓平和絵本 へいわって どんなこと?

日・中・韓平和絵本 へいわって どんなこと?(童心社)

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ちひろ。

ママ・40代・愛知県、女の子14歳 女の子12歳

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ちひろ。さんの声

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自信を持っておすすめしたい 香り立つようなりんご!  投稿日:2011/02/09
りんご
りんご 作: 松野 正子
絵: 鎌田 暢子

出版社: 童心社
あかいりんご まるいりんご
きいろいりんご まるいりんご…

ページを開くと目にとびこんでくる真っ赤なりんごが印象的。
りんごの絵はみな、艶やかで立体的で深みがあって、爽やかな香りが漂ってくるよう。

どんなりんごも皮を剥いたら白いりんご。
切って…芯をとって…りんごを食べるまでのワクワク感が伝わってくる。
さりげなくりんごの花や木が描かれており、自然に子どもたちがりんごの生態を知ることができる。

文はリズミカルで読みやすいのでおはなし会にも。

このりんごはお母さんの実家から送られてきたのだろうか…?
最後のカットからそんな想像が広がるのも楽しい一冊。

11ヶ月のりんご大好きな子に読んだところ、どんどん近づいて来て絵を触ろうとしていた。
あまりに美味しそうなので食べたくなっちゃったのかな?
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なかなかよいと思う まつりの宵に際立つ朱色  投稿日:2011/01/16
まつり
まつり 作・絵: いせひでこ
出版社: 講談社
秋にはちんじゅの森のおまつりがある。
山の木々に支えられて江戸時代から続いているまつり。
今夜、森羅万象に神が宿る…

朱色が印象的な作品。
栃木県鹿沼市の祭りをモデルに、江戸時代から脈々と続く人と森の木々―神々との関わりを描く。

『大きな木のような人』のさえらと先生が登場。
日本に帰ったさえらを訪れた先生に「ちんじゅの森のおまつり」を案内する形式となっている。

相変わらずの静と動を併せ持つ筆致。
絵だけでも十分まつりの雰囲気は伝わるので自分で眺めるだけなら小学校低学年からでも。
使われている言葉は難しく漢字も多いため全体を楽しめるのは主として大人か。

「今年出番の女の子は、提灯に自分の名前を入れてもらう。世界にたったひとつ、この日の自分が今夜、灯りに灯される。」(p24)
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ふつうだと思う 珍しい動物たちの写真絵本  投稿日:2011/01/07
こんにちは どうぶつたち
こんにちは どうぶつたち 作: とだ きょうこ
出版社: 福音館書店
こんにちは おおかみ こんにちは かぴばら…

動物たちのユニークな表情が目を引く写真絵本。
見開きの左側に文、右側に動物の顔のアップ写真が配置されているシンプルで見やすい構成。

興味深いのは動物のセレクト。
ゾウやライオンなどのメジャーどころもいるが、カピバラ・チーター・ポニー・マレーグマ…と珍しい動物たちが登場する。
大人にとっては意表をつかれて楽しいが、子どもたちはどういう反応を示すのだろう…?
(子どもが大きくなったら聞いてみたい)

写真なのでしかたがないかもしれないが、動物と背景が同じような色で見えづらいのは難点。
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自信を持っておすすめしたい 「こぞうさんのおきょう」の絵本ならこれ!  投稿日:2011/01/07
でんでんむし/こぞうさんのおきょう
でんでんむし/こぞうさんのおきょう 作: 新美 南吉
絵: 村上 豊

出版社: チャイルド本社
新美南吉の童話「でんでんむし」と「こぞうさんのおきょう」を絵本にしたもの。
素朴な絵柄がストーリーの純粋さを際立たせる。

「こぞうさんのおきょう」の絵本が欲しかったため、同じくこの話が収録されている『がちょうのたんじょうび』(にっけん教育出版社)と比較、こちらに軍配が上がった。

こぞうさんのお寺が山寺であること、牡丹の分かりやすさ、檀家さんの一家が微笑ましく思っている様子、そして帰りにうさぎに会ったときの嬉しさなどが過不足なく表現されている。
絵だけ見てもストーリーがわかるという良い絵本の条件を満たしているだけに絶版が残念。

「誰が見ても可愛い」という絵柄ではないので好みは分かれるかも。
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自信を持っておすすめしたい 珍しい赤ちゃん向け写真絵本の良作  投稿日:2010/12/05
りんごがころん
りんごがころん 作: 中川 ひろたか
写真: 奥田 高文

出版社: ブロンズ新社
りんごが ころん かさ ぱっ…
音と写真の赤ちゃん向け絵本。

背景が白もしくは黒一色のためモノの形と色がよく目立ち、赤ちゃんでもわかりやすくなっている。
シンプルだがなかなかない、優れた赤ちゃん向け写真絵本。

0歳からのおはなし会にもおすすめ。
お家で読む場合には、音のところを自由に変えても楽しい。

惜しむらくは、最初は「りんご“が”ころん」となっているのに、後は「かさ ぱっ」のように全て“が”抜きになっていること。
統一されているとよかった。

8ヶ月の子に読んだところ、写真の上を喜んでぺたぺた触っていた。
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自信を持っておすすめしたい 赤ちゃんにはわかる楽しさ  投稿日:2010/10/25
ごぶごぶ ごぼごぼ
ごぶごぶ ごぼごぼ 作: 駒形 克己
出版社: 福音館書店
音とカタチの絵本といえば、元永さんと駒形さん。
の駒形克己さんの作品。

ちょっと不安になるくらいの不思議な色遣いの元永さんに対して、駒形さんはパキッと明るくはっきりした可愛らしい雰囲気が特長。

丸を主体とした色とりどりのカタチに、「どどどぉーん」「ぷぷぷぷぷ」などの擬態語が書いてある。
大人が見ると?だが、どうして赤ちゃんにはとてもウケる。
カタチの一部は穴あきになっているので指を通して遊ことも。

読み聞かせにも、お家で読むのにも。
お家ではいろんなリズムで読んでみたり、自分で新しい音をつけてみても楽しい。

7ヶ月の子に読んだところ、1ページ読むごとにキャッキャと声をあげて笑い、カタチをペタペタ触っていた。
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ふつうだと思う ユーモラスなお化け&文字の勉強にも  投稿日:2010/10/09
あいうえおばけだぞ
あいうえおばけだぞ 作: 五味 太郎
出版社: 絵本館
五十音それぞれから始まる個性的なお化けが大集合!
お化けといっても、ユーモアに溢れた可愛いものばかりなので怖がりな子も安心。

絵ははっきりしていて見やすいが、何しろ約50のお化けが1ページずつ描かれているため分量が多くおはなし会には厳しい。

お家or自分で読むのに○。
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自信を持っておすすめしたい 子どもはいくつになっても…  投稿日:2010/09/28
おおきな木
おおきな木 作・絵: シェル・シルヴァスタイン
訳: ほんだ きんいちろう

出版社: 篠崎書林
ほんだきんいちろう による『The giving tree』の 日本語訳絵本。
村上春樹の訳本も出版されたが、個人的にはほんだ訳の方が断然おすすめである。
残念ながら現在絶版。図書館には所蔵があるはず。

原書では木を”she”と表現しており母親の無償の愛のイメージが強いが、この本では木の性別や少年との関係性をあまり感じさせない。
親か祖父母か近所の人かはわからないが、少年が小さい頃からずっと近くで見守って来た人の象徴が「木」であるとの印象を受ける。
小さかったあの子は、大きくなってもずっと愛しいおちびちゃんのまま、というイメージ。

原書と比べると意訳がままあるが、文のリズムがとても良く、まるでショートムービーのような空気感を感じさせる。
”happy”を「幸せ」ではなく、「うれしい」「たのしくやる」と訳すセンスが素敵。

白眉は「木はそれでうれしかった」の繰り返しと、その後にくる「だけどそれはほんとかな」。
シンプルな文なのに目に入った瞬間ドキドキした。

文に引きずられて絵本なのに絵にあまり重心がいかないのと、原書と違った印象を与えるところが欠点。

【原書との比較】
・表紙カラーが原書よりも濃い緑になっている
・印刷が上と右側で5mmくらい切れている?(2頁目で顕著)
・献辞は省略
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なかなかよいと思う 無償の愛の関係性  投稿日:2010/09/28
The Giving Tree(おおきな木)
作・絵: シェル・シルヴァスタイン
出版社: HarperCollins Publishers
りんごの木とひとりの少年との関わりを描いた作品。
それぞれの立場や年齢にあわせて、読みが変わってくると思う。
中学校の英語の教科書に掲載されていた。

“The giving tree”のタイトル通り、木は少年の一生をとおして様々なものを与えていく。
自己犠牲の末に少年の欲求をかなえ、“the tree was happy”という木にはどこか歪なものを感じる。
その分、少年が木のすべてを持ち去ったあとの“but not really”が印象深い。

中学生の頃はただ奪うだけの少年は嫌なやつ、という感想しかなかったが、今読むとまた違った面が見えてくる。

“she”と呼ばれていることから、木は母親の無償の愛の象徴と思われる。
たとえ親子であっても一方向のやりとりでは歪な関係にしかならない、お互いを思いやることが大切だという作者のメッセージを感じた。
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あまりおすすめしない 少し歪な関係  投稿日:2010/09/28
おおきな木
おおきな木 作・絵: シェル・シルヴァスタイン
訳: 村上 春樹

出版社: あすなろ書房
村上春樹 による『The giving tree』の 日本語訳絵本。
ほんだきんいちろう訳本の絶版を受けて出版された。

とにかく原作に忠実な訳、という印象。
村上春樹訳だが、そんな色はほとんど出ていなく残念。
せっかくなのだから、春樹節を思いっきり炸裂させてほしかった。
(その点『急行北極号』はとんでもなく春樹で大好きである。)
ほんだ版の第三者的な視点とは変わって、木や少年の気持ちに寄り添っての読みになる。
個人的にはほんだ訳の方がおすすめ。

原書で木を指す“she”という語を受けて、木をはっきり女性として描いている。
その分「母親の無償の愛」の印象がかなり強くなった。
尽くすことが愛情表現になっている優しくて少し気弱な母親のイメージ。
原作の少し歪な雰囲気が良く出ている。

しかし、“but not really”を「〜なんてなれませんよね」としたのはこれまでの流れが壊れてしまったと思う。
少年がお金を欲しがるセリフを2回も重ねたところ(原書では1回のみ)、木が何もできなくて言った“I’m sorry”を「かわいそうに」と訳したところもイマイチ。

原書の英語は中学生レベルで簡単なので、そちらと読み比べてみると面白い。

【原書との比較】
・表紙カラーが原書よりも薄く黄緑になっている
・印刷が右側で5mmくらい切れている?(2頁目で顕著)
・タイトル・献辞のフォントも原書に忠実
参考になりました。 5人

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