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人としての心の真実の在り方・心の原点
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投稿日:2017/11/22 |
インターネットで気軽に買い物ができ、便利になり、人対人の関係性が希薄になりつつある現代で決して忘れてはならない「人としての心の真実の在り方・心の原点」が描かれていた。
「ソウイウヒトニナリタイ」と言いきる宮沢賢治は病気で自分自身の体がしんどいにもかかわらず、今の自分が在る中で賢く生きること、人のためになることを考えていて、もし自分自身が病気の中にいたら自分の事にしか目を向けれなくなってしまうだろうと思った。宮沢賢治の大きく広い崇高な心にある、言葉が並び、心に直接届き、一行一行その言葉の意味を考えさせられる。
子供が音読すると言葉がさらさらと流れ、区切りもよく何度か読むうちに覚えることができそうだ。流れる言葉の奥にある宮沢賢治の心を感じ、部分的には理解しているようで、困っている人がいたら助けてあげなくてはいけないという気持ちに共感していた。今覚える宮沢賢治の言葉が、子供が大きくなりふとした時に口をついて出てきた時に言葉の持つ深い意味を考えてほしいと思う。
息子の本棚に置き、ずっと在り続け、大きくなっても手にとりページを開き宮沢賢治の心を感じてほしい一冊だ。
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サイモンの強い心
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投稿日:2017/11/20 |
自分と他者は同じであると思っていたのに大きく目を見開いて「ちがうよ」と距離を置かれる淋しさがサイモンをしょんぼりさせ、「ぜんぜんちがいますね」という気持ちにさせてしまう。
他者のきみと僕たちとは違うよという気持ちは引き伸ばしていくと「いじめ」に繋がっていき、サイモンが「違う」と言われて「そっか、そうだよね」と気持ちになって悲しみに沈んでいく一方だと「いじめられる側」になってしまうと思うと息子にお話した。他者の立場から考えること、サイモンの立場から考えること両方が大切だよとお話した。
ライオンの大きさ、チーターの足の速さにひるみ、一度弱い気持ちになったけど、でも小さいけどやっぱりみんなと同じものをもっていると自信をもって強い気持ちを取り戻すことができた。サイモンの心の強さを息子に感じてほしいと思った。自信を持って主張することにみんなは「ほんとだな」と認めてくれた。
自分と他者が違うことは普通のことであり、違うところにばかり目をむけすぎず、同じであるところを共有している仲間であること、笑い合い絆を持つことの大切さを息子の心に残すことのできた一冊だった。
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時を経て本棚に置いておきたい絵本
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投稿日:2017/11/17 |
7才の息子に公園やお家でつまらなくなったらどうする?と聞くと、たくさんの楽しくなる方法を教えてくれ、大人よりも気持ちの切り替えが早いなと思いました。
「つまらなく」なって「楽しいこと」を思いつかなくなることが、私自身あったことを思い出しながら息子とこの絵本を読みました。手の届くすぐそこに「楽しいこと」がいっぱいあるのにそれらはすべて色あせて遠く感じてしまう。「子供」と「大人」の間の時間。過ぎ去れば一瞬のような時間。だけど渦中にいれば永遠のような時間。その頃の「つまらない」と「楽しいこと」の間にあるものはなにか考えさせられる、奥の深い絵本でした。
いつか息子が「つまらなく」なった時、何もない公園に迷路を描くようにたくさん「楽しいこと」を思いつけるように、親が今してあげれることはあるのかなと考えながら読みました。優しい温かい気持ちを込めて読みました。
この絵本を息子の本棚に置いておき、時を経て「つまらない」と「楽しいこと」のあいだにあるものを考える時が息子にきたらこの絵本を手にしてページを開き「楽しいこと」しか思いつかなかった「今」の気持ち、お母さんと楽しく読んだことを思い出してほしいと思います。「つまらない」から気持ちを作り直すきっかけがきっとあるはずだと思う。
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息子の心の灯火となってほしい絵本
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投稿日:2017/11/09 |
電灯さんの経る時間は人の一生のようで哀しい静けさがページをめくるたびに深まっていくようだった。
電灯さんのたった一つの願い事。
それは誰しも心の中に必ずある思い。
人の一生の中で輝く時間は夢を持ちその夢が叶う時だけとは限らない。普段の日常の中で輝くかけがえのない時間がある。自分にしかできないこと。
少年に遠くの星よりも近くの自分(電灯)の方が輝いていると言われ願いが叶った。
「ママ、いつもおいしいごはんありがとう」と息子に言われる時の嬉しさに似ていると思った。
7才の息子に本を読む前に「K君の願い事を一つ言うとしたら何かな?」と聞いてみた。「今ほしいおもちゃを誕生日にもらうこと」という答えが返ってきた。息子がこれから成長したくさんの壁にぶつかり乗り越えていかなくてはいけなくなる中でお金では買えないものの大切さに気付き、電灯さんのような思いを抱いたときに、少しでも思い出し心の灯火となればと祈る気持ちをこめて丁寧に読んだ。読み終わって「電灯さんよかったね」という息子の笑顔が嬉しかった。
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本の中の世界をみかんで創りました
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投稿日:2017/11/09 |
「いっこ」「さんこ」とページをめくるたびにはっきりとした色調のものが次々にでてくる。「いっこ」「さんこ」の言葉が、テレビも音楽も消した部屋の静けさの空間に重みを持って繰り返される。息子の心にその音は響いたようで次々に現れるものに見入っていた。1回目は私が読み、「もう一回」といって2回目も読もうとしたら、「僕が読む」と言い、2回目は私がページをめくり、息子が読んでくれた。読みながらかわいいもみじのような手を一生懸命いっこにしたり、さんこにしていた。気付けば今度は私が息子の声に耳を澄まし、絵ともみじのような手に見入っていた。本の世界を息子と共有する貴重な時間だった。
読み終わってテーブルにあったみかんを横に三つ並べたり、縦に三つ積み上げてはぐらぐら落ちたりと、「いっこ」「さんこ」の本の世界を再現して遊んでいた。本の中の世界を目の前に現実として創る楽しさを息子が発見した一冊だった。
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想像が広がる楽しい時間
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投稿日:2017/11/09 |
宇宙や冒険のお話が大好きな息子。表紙をめくり或るキャベツ星のお話がはじまるところから、わくわく期待に心を膨らまし絵に釘付けになった。
普段よく目にし、おいしくいただいている野菜たちが動物となりとても興味深く、何度もページを戻ってゆっくり見たくなるようだった。途中のネビのぺーじまでいくと息子は絵本の世界に入っているように「本当にいるんだね。ネビ」と言っていた。
読み終わると大好きな果物たちがいる惑星を想像し、「メロメロメロン星」や「パイナップルプル星」のお話をたくさんしてくれて空想の世界を息子と遊んだ。息子の中で宇宙が広がり想像が広がっていくようで、楽しい時間を共有できて貴重な時間だった。
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できたてのパンのような優しい気持ち
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投稿日:2017/10/24 |
ノラネコ軍団がワンワンちゃんの種類豊富なパン屋さんをのぞいてたくさんのパンを見る場面で息子はちょっと待ってねと言って真剣な顔をして立ち上がりました。どうしたのかな?と思っていると幼稚園で習った「パンパンパン屋さんでお・か・い・も・の〜メロンパン・サンドイッチ〜」と踊りながら笑顔で楽しそうに歌いだしました。お歌にでてくるパンがたくさん載っていてこれも!これも!と指さながら見つけました。
パンにふくらしこを入れすぎてパンやきがまごとだんだんふくらんできて、ドッカーーン!!とけむりがもくもくする場面にどうなるのかなという表情で息子はすいこまれたように見入っていました。そしてホカホカのできたてのパンをみんなで協力しておいしくアレンジしてパンまつりをするページが息子は一番好きで、どんなふうに食べたらおいしくなるかいっぱいお話してくれました。食べても食べてもなくならにパンに夢がふくらむようです。この本を読み終わると息子も私もパン屋さんに行きたくなりました。今度の幼稚園がお休みの日にはパン屋さんに一緒に行く約束をしました。あたたかい焼きたてのパンのようにホカホカあたたかい優しい気持ちにしてくれる一冊です!
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「いつもいっしょ」の言葉のもつ安心感
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投稿日:2017/10/23 |
黄色いたまちゃんととろろん白いらんちゃんが「いつもいっしょ」と繰り返される言葉が優しく息子に安心感を与えます。たまちゃんとらんちゃんは幼稚園で三輪車を乗るときも、お給食を食べるときもいつもいっしょの大好きなお友達とKくん(息子)みたいかな?と聞くと「ううん、ぼくとママだよ」と少し照れた笑顔で言ってくれます。たまちゃんとらんちゃんが離れ離れになった場面で少し寂しそうな表情をしたけど、最後にはまた出会って一つのケーキになれて、また息子は安心したのかうれしそうでした。卵アレルギーのある息子は今黄色いたまちゃんから練習中です。いつもいっしょのたまちゃんとらんちゃんを一度に食べれるように頑張ろうねとお話しました。
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お風呂ってなんて楽しいのだろう☆
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投稿日:2017/10/18 |
子供が大好きな繰り返し言葉のオノマトペがたくさん使われていて、息子の腕をきゅっ、おなかをぐーるぐるして読んであげるとくすぐったそうにきゃっ、きゃっ喜んでいました。みんながお風呂に浸かって1〜10を数えるところは息子が得意げに読んでくれます。この本をお風呂に入る前に読むと、早くお風呂に入りたくなるようで、自分からお風呂に入りたいと言ってくれるので助かります。最後にお風呂上りにみんなが腰に手をあてて、ジュースを飲む場面が息子は特に好きで、このピンク色はもも味かな?茶色は麦茶かな?それともママが大好きな、にがーいコーヒーかな?とお話してくれます。読むたびに毎回息子が言う味が変わるので一緒に読んでいて、とても楽しいです。息子もお風呂から上がるとみんなのまねをして得意げに腰に手をあてて麦茶を飲んでいます。
お風呂の時間が楽しく、大好きになる一冊です!イヤイヤ期でお風呂を嫌がるお子様にもお風呂はこんなにも楽しいところだから入ってみようかなと思ってもらえるようなおすすめの一冊です!
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親子で気付きや発見があった一冊
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投稿日:2017/10/18 |
ひとつのおもちゃ箱に入れられたななちゃんのおもちゃがプンプン怒って逃げていき、息子は同じようにひとつのおもちゃ箱の底のほうに入れられている大好きなクルマのおもちゃ達が心配になってきたようで、チラチラとそちらのほうを見ていました。カンガルーの子供がお母さんのポケットに入ると、息子も私の膝に座りました。「Kくんがママのお膝か好きなように、Kくんの大好きクルマもきっと大好きな場所があるはずだね。クルマのおうちを作ってあげよう」と言い、絵本にあるようにクルマだけのおもちゃ箱として息子に一つの箱を渡しました。片付けなさいと言っても子供は具体的に何をしていいのか分からないから優しく教えてあげることの大切さをこの絵本を通じて気付かされました。今まで大好きなクルマで遊ぶときはまずおもちゃ箱から探さないといけないし、おもちゃ箱に入っていないときは見つかるまで「ママ探して」と泣いていました。クルマのおうちができてからは探さなくてもすぐに大好きなクルマが大集合して遊びに夢中になれます。息子にお片づけは楽しいことに繋がるのだということをわからせてもらいました。親子共々気付きや発見があり少し成長できた一冊でした。
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