ホフマンのアレンジで少しホッとしました
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投稿日:2011/08/16 |
ヒラP21さん 50代・パパ・千葉県 男の子14歳
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グリム童話『七わのカラス』を二人の作品で鑑賞しました。
グリムの話自体は怖い内容なのですが、ホフマンの絵には少しホッとしました。
この話の残酷さをストレートに描くのではなく、現代風にアレンジしています。
兄弟が我先にと聖水を汲みに走って行った泉で、大事な壺を落としてしまったのですが、工夫すれば何となく取れそうなのです。
成長した娘の服装は現代風にアレンジされているからか、近くにいる今風の女の子のようにも思えます。
兄たちを助けにと向かった地の果てですが、ハイキングにでもでかけるような雰囲気です。
カラスになった兄たちが閉じ込められたガラスの山は、ファンタジックなガラスドームとして描かれています。
ここまで書くと、ホフマンの絵を批判しているようですが、このアレンジは決していやではありません。
話の内容が不気味さを秘めているのですから、せめてあっけらかんと読んで、必要以上に子どもたちを怖がらせてはいけない。
多分ホフマンはそう思ったのです。
この絵本では、お兄さんたちの魔法が解けたことでホッとする部分と、最後はハッピーエンドで、子どもたちを怖さから解放してあげるような仕組みが感じられました。
こちらの方が、子どもたちへの読み聞かせに向いているように思います。
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ひとり残されて
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投稿日:2011/08/17 |
どくだみ茶さん 40代・ママ・秋田県 女の子10歳
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教科書にものっている、お話です。このお話は、たくさんの画家さんとの絵本になっています。
兵十は、母親を亡くし、ごんとも永遠の別れをしてしまいます。
ひとりのこされて、どんな気持ちでいたんだろうと思うと、せつなくなります。
人生には、どうしようもないことがあるんだと、教えてくれます。
濃淡とぼかしが美しい絵は、深みがあります。ごんのしぐさがいきいきしています。
ゆっくり読んで、じっくり味わいたい絵本です
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昔ながらのいい話!!
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投稿日:2011/08/18 |
はたけびとさん 40代・ママ・香川県 女の子12歳、女の子9歳
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娘の学校の読み聞かせサークルに入っていますが、去年の夏休みこの泣いた赤おにをペープサートにして演じました。
小さい子にも大きい子にも理解出来ていた様です。
昔ながらのいい話ってホントにいいもんですよね。
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猛暑にとてもさわやかな一冊です
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投稿日:2011/08/15 |
ヒラP21さん 50代・パパ・千葉県 男の子14歳
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シロクマの母と生まれた2匹のこぐまの物語です。
北極の厳しい自然の中で、登場するのはシロクマだけ(アザラシが一部登場)。
こぐまにとっての天敵は、オスのシロクマだということに、シロクマ社会の家族構成の厳しさを感じました。
シンプルなお話と絵がとてもさわやかなので、30度を超える猛暑が続くこんな日には清涼剤としてお奨めできる一冊です。
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大自然の厳しさ
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投稿日:2011/08/15 |
ヒラP21さん 50代・パパ・千葉県 男の子14歳
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生まれたばかりの赤ちゃんゾウと、まごをかわいがって優しいおばあちゃんゾウのオールドワン。
大自然の中でとても家族的なゾウの世界でしたが、人間の放った二発の銃声が平和を壊してしまいました。
大自然の中では、自然でないものの怖さが動物たちの生態を壊してしまうのかもしれません。
ジョン・バトラーの動物を思いやる絵がとても臨場感をもって描かれていて、ゾウの心を感じさせました。
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夏の夜の花見
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投稿日:2011/08/14 |
どくだみ茶さん 40代・ママ・秋田県 女の子10歳
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さがりばな、という変わった名前にひかれて、この絵本を開きました。サガリバナ目サガリバナ科のさがりばな、似た花は少ないんでしょうね。見たことも聞いたこともない花でした。
開花の様子、花の付き方、散り方、すべてが幻想的です。
開花の時に、とても甘い香りがするらしいので、どんな香りか気になりす。
奄美大島以南の南西諸島でしか見られないそうです。遠い場所ですが、さがりばなが散って流れていく様を、見てみたいなと思いました。
「夏の夜の花見」として、島民に親しまれているのが、いいなと思いました
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ワッツが描き直した意味
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投稿日:2011/08/15 |
ヒラP21さん 50代・パパ・千葉県 男の子14歳
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バーナデット・ワッツの『ラプンツェル』にはいくつかのバージョンがあるようです。
1985年刊の相良守峯訳と、この福本友美子訳の他に1979年の大島かおり訳(佑学社刊)を知りました。
そして、1979年の佑学社版とこのBL出版版ではワッツが絵を書き直していて、まったく異質の作品になっていることに興味を持ちました。
佑学社版は『ヘーゼルとグレーテル』(相良守峯訳、岩波書店)と同じ、どちらかというと暗いイメージの絵で少し違和感を覚えるのに対して、このラプンツェルはメルヘンチックに仕上げられています。
魔女もラプンツェルに「裏切られる」までは、とても気品のある魔女として描かれているのが新鮮。
王子様もほのぼのとしていて、失明した後の不幸があっさりと描かれています。
前作があまり好意をもって受け入れられなかったからでしょうか。
相良守峯訳と大島かおり訳を比較できていないのですが、大島かおり訳では二人の子どもは出てきません。
バーナデット・ワッツの絵本には、いろいろな味わいがありますが、この絵本は安心感があります。
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宇宙人が作ったの?
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投稿日:2011/08/13 |
どくだみ茶さん 40代・ママ・秋田県 女の子10歳
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もしかして、地球のいきものは宇宙人がつくったのかも、、、そんな楽しい想像がふくらむお話でした。
宇宙人が作った動物たちは、いきいきしていてます。木や草も忘れていないところがいいですね。
フラミンゴやキリン、白クマはどうやってできたんだろう、とこどもが言っていました。
うちの子は宇宙が好きなので、宇宙人はほんとうにいるのかなと思っています。他の星にも生き物はいるのでしょうか
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偉大な先生だと思います
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投稿日:2011/08/15 |
ヒラP21さん 50代・パパ・千葉県 男の子14歳
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息子の学校にもADHD(注意欠陥・多動性障害)の子がいました。
情緒不安定で集中力が保てない。
それでも一緒に授業を受けていました。
阻害される子供ではないのです。
先生のできることは、忍耐、忍耐、そして信念に支えられた教育。
この絵本は作者の体験に基づいた話だそうです。
1冊の絵本『ちいさな島』と出会い、自分の興味に支えられながら、先生の決してあきらめない教育のもとに成長した少年。
派手さはありませんが、素晴らしいお話です。
先生の苦労は絵本に書かれている以上のことがあったと思います。
少年の側から見た、先生と自分の記憶でしょうか。
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ゆっくり和菓子時間
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投稿日:2011/08/13 |
どくだみ茶さん 40代・ママ・秋田県 女の子10歳
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ふだん食べるのは、和菓子よりケーキが多いです。でも、大福やだんごはけっこう食べます。
和菓子の材料がくわしく紹介されていたのが、おもしろかったです。
砂糖や豆や粉に、いろいろな種類があるのに驚きました。
ケーキの形はだいたい丸か四角なのに、和菓子はいろいろな形があるなー、と子どもが言っていました。その通りだな、と私も思いました。
和菓子の作り方や、和菓子に合うお茶なども描かれています。
和菓子をゆっくり楽しむ時間を持ちたいなと思いました。
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春休みの旅
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投稿日:2011/08/14 |
どくだみ茶さん 40代・ママ・秋田県 女の子10歳
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青森から、鹿児島まで新幹線の旅です。春休みに出かけたのがよかったですね。季節の移り変わりがよくわかります。
いろいろな新発見をして、はるかは楽しそうです。見ている私たちもわくわくします。
子どもは、パノラマの地図がとてもおもしろがっていました。日本は本当に山が多い地形なんだなと、あらためてわかりました。
車窓から見る景色は、わりと単調ですが、ふかんで見るとちがいますね。山をぬうように、新幹線でつながっているんだなと思いました。
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哀愁のある喜劇でした
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投稿日:2011/08/15 |
ヒラP21さん 50代・パパ・千葉県 男の子14歳
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ウルフのおじいちゃん自慢を聞いて、自分もおじいちゃんがほしくなったベッラ。
ペットじゃないとぞ思わず突っ込みたくなる始まりですが、老人ホームにベッラのおじいちゃんをさがしに行って、本当におじいちゃんを見つけてしまいました。
ここからおじいちゃんと孫のごっこ遊びが始まるのですが、ユーモアたっぷり哀愁たっぷりの喜劇。
身寄りのないおじいちゃんにしても、孫の登場はうれしかったのでしょう。
話を合わせて、誕生日の会にまで盛り上がります。
そのおじいちゃんから教わった口笛。
ベッラは口笛の練習に励みますが、練習の成果を聞かせようと思った時にはおじいちゃんは死んでしまいました。
お葬式で聞かせた口笛。
とても心に響くメロディーが話から聞こえてきます。
ウルフ・スタルクのペーソスたっぷりのコメディ。
「映画にしたら素晴らしい作品になるでしょう。」…と思ったら、劇やドラマになっているようです。
機会があったら見てみたいと思います。
親子で感動できる作品です。
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記憶の隅にある本
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投稿日:2011/08/14 |
アピストグラムさん 30代・ママ・岩手県 男の子2歳
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ロボットカミィ!
本を読むと...本の表紙を目にしただけで、読んでいた当時が思い出され、懐かしさが込み上げてきます。
小学生の頃に図書館の本を読みまくっていた時に出会った本です。
詳しい年齢は覚えていませんが
カミィのわがままっぷりに、八方美人の妹が重なってか、それとも優等生ぶりっこの私のカンに障ったのか、子供ながらプリプリしながら読んだ記憶があります。
そんなカミィが子供をたすける場面では、ジーンとした記憶があります。
この本を読んで、怒ったり泣いたり笑ったり喜んだり、色んな感情に触れることが出来ました。
私の子供たちももう少し大きくなったら、色んな気持ちに出会えるように読んであげたい1冊です。
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障がいは誰でも
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投稿日:2011/08/13 |
なお&かずの母さん 40代・ママ・北海道 女の子19歳、男の子16歳、男の子6歳
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一面に広がる白い雲交じりの青空の写真を背景に、シンプルな鉛筆画で描かれた小さなノエル君がお母さんと手をつないでゆっくり、ゆっくり歩いています。作者の体験に基づく絵本です。お母さんがおばあちゃんになって、杖が必要になっても一緒にお散歩しようねと約束する母子の姿は、障がいとは誰もがなりうるものであることを感じさせてくれます。バリアフリーの本当の意味はこんなことかも知れません。
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外に向かって
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投稿日:2011/08/11 |
どくだみ茶さん 40代・ママ・秋田県 女の子10歳
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「みんなちがって、それでいい」といっても、やっぱりまわりと違うと気になってしまいます。あかねこのパパとママが心配する気持ちもわかります。
あかねこは、「わたしは、このままでいいのに」という気持ちを、なかなか声に出せません。あかねこの、声にならない声がせつないです。
あかねこは、ついに外にむかって歩き出します。自分で運命を軽やかにきりひらいていく姿に、感心しました。
レインボーカラーのこねこちゃんたちが、みんなかわいいです。こねこを見つめる、あかねこのまなざしがあたたかいなと思いました。
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寄り添う家族
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投稿日:2011/08/13 |
なお&かずの母さん 40代・ママ・北海道 女の子19歳、男の子16歳、男の子6歳
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姉の誕生日、花のにおいをプレゼントするために、妹は花屋にいそぎます。花をかぎながら、姉の目が見えなくなった頃のことを次々に思い出します。家から笑い声が消え、ひっそりと暮らした日々、春と一緒に盲導犬が来たこと、久しぶりの姉の笑いに、母は笑いながらぼろぼろ泣いたこと。姉が自分で取り組もうとするまで、家族は寄り添い見守る様子が、淡い繊細な絵で描かれています。読み聞かせをすると、お母さんが久しぶりに笑ったお姉ちゃんの笑い声に笑いながら涙をこぼすところで、いつもうるっとして読めなくなります。
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「あとがき」までじっくり
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投稿日:2011/08/12 |
まつちやんさん 30代・その他の方・三重県
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なにも考えてなくても、心臓は動いていく。子どもたちがどういう生き方をするのか、命は何かを考えるきっかけになる作品です。
「あとかぎ」の『「いのち」は、だれにでも平等にあります。』いのちをどう使うか、を最後に提言してくれています。
あとがきまでじっくりよんで欲しいです。
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力強い
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投稿日:2011/08/10 |
どくだみ茶さん 40代・ママ・秋田県 女の子10歳
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道路工事現場は、ほとんどが立ち入り禁止です。だから、働く車をじっくり見る機会はあまりありません。
ちらっと見かけても、大きいな〜と見上げるだけです。
この絵本では、細部まで描かれているのでおもしろかったです。働く車の力強さが伝わってきます。
今回は試し読みでしたが、子どもは、リアル本で大きく広げて見てみたい、と言っていました。
裏表紙、夕日に影を長く落としている働く車に、一日ごくろうさまでした、と言いたくなりました。
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命はずっと
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投稿日:2011/08/09 |
どくだみ茶さん 40代・ママ・秋田県 女の子10歳
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命が終わることを、悲しいとかさびしい、と思わずに前向きにとらえられます。
倒れたけやきが、いろとりどりの落ち葉に包まれているのが、しみじみしました。
長く生きて、いろいろな経験をしてきたけやき。倒れてから、また新たに感じることがたくさんあるんですね。
個体としての自分はいつか朽ちてしまうけれど、命はずっと続いていることがわかるお話でした。
小さい子どもから大人までおススメの絵本です。ゆっくり読みたいです。
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にぎやかなお話
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投稿日:2011/08/09 |
どくだみ茶さん 40代・ママ・秋田県 女の子10歳
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もしかしたら、原文では言葉遊びがおもしろいのかな、と思いました。日本語では、ちょっと読みにくかったです。
繰り返しの言葉のところを上手く読めたら、はまりそうです。
とぼけた感じの絵は楽しかったです。こっくりした色がよかったです。にぎやかな絵をみているだけで、笑えてきました。
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