せつなくて、美しい
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投稿日:2011/07/25 |
どくだみ茶さん 40代・ママ・秋田県 女の子10歳
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おなじみの「つるのおんがえし」。せつないけれど、きれいなお話です。
このお話は、いろいろな画家さんの絵で読んできましたが、この絵本もすてきでした。ていねいな切り絵は、見応えがあります。ほんの大きさや、ほっこりした装丁などがいいですね。
子どもたちみんなに読み聞かせたいお話だなと思います。
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いろいろな火
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投稿日:2011/07/25 |
どくだみ茶さん 40代・ママ・秋田県 女の子10歳
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ろうそくのような小さな火から、ぼうぼうと燃え上がる大きな火まで、火のいろいろな表情が描かれています。
真っ黒な背景と、真っ赤な炎がダイナミックで、まるで生き物のようです。
子どもには、危険だからといって火を遠ざけるのではなく、火の扱い方をしっかり教えることが大事だなと思いました。
人は、火が無くては生きていけないのですから。
停電のたびに、ろうそくを使ったことを思い出しながら、ページをめくりました。
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穏やかな死
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投稿日:2011/07/22 |
どくだみ茶さん 40代・ママ・秋田県 女の子10歳
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「死生観」というように、昔の人は死と生を同等に考えていたそうです。きっと、死が身近にあったからなんでしょうね。
ネズミくんに、穏やかにしっかり、死を教えるゾウさん。
それを、ちゃんと受け入れるネズミ君の成長ぶりに感心しました。
いつか必ず訪れる別れ、親との別れ、そして子供とも、、、。
死をしっかり見つめることで、生きることの大切さをより強く感じられると思いました。
子どもからお年寄りの方まで、心にひびく絵本です。
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絵から引き出した物語
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投稿日:2011/07/22 |
ヒラP21さん 50代・パパ・千葉県 男の子14歳
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この絵本の作られた経緯を知ると、この作品に込められた思いと素晴らしさが膨らんできます。
施設で働くダウン症の村田清司さんが描く絵は評判で、描いたハガキは売れ行き好調。
その絵を画集にしようと思った施設でしたが、思い通りには実現しそうにない。
そんな時、この施設と縁をもった田島征三さんと絵本にまとめる話になったのだと言います。
この絵本は村田さんの絵の素晴らしさと、田島さんの思いやりが結実した作品です。
一点一点の絵はつながりを持ってはいないのですが、話すことが得意ではない村田さんのメッセージがあふれているのです。
それを構成して一つの物語にした田島さん。
この話は田島さんの創作というよりも、村田さんの絵から溢れ出てくるイメージをつなぎ合わせてまとめた作品です。
白い国が色づいていくところ、いろいろな人々が登場するところ、お母さん友だち仲間の動物たち…、村田さんの望んでいる世界が広がります。
最後の方に村田さんが出したハガキが届きます。
言葉としては読めないけれど、何が書いてあるかは感じることができました。
心で読む絵本だと思います。
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ジャックと豆のつる
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投稿日:2011/07/22 |
ヒラP21さん 50代・パパ・千葉県 男の子14歳
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小さいころからよく知っているはずの『ジャックと豆の木』。
豆なのになんで木なんだろうと思っていたら『ジャックと豆のつる』がありました。
お話は知っていたはずなのに、読み直してみるとジャックってチョイ悪坊やですね。
おまけに牛と豆を換えてしまうなんて!
すっかり常識的オヤジとなってしまっている自分の純粋なころとはちがって、話にはちょっと違和感。
でも、やはり田島征三さんの絵ならではの世界なのです。
妙な理屈は飛んでしまって、これは田島征三さんの『ジャックと豆の木(つる)』のお話なのでした。
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守るのは私たち
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投稿日:2011/07/21 |
どくだみ茶さん 40代・ママ・秋田県 女の子10歳
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「くものこ」たちが、オゾン層をまもってくれているお話です。オゾン層は、とても大切なものですが、とてもはかないものです。
ある程度オゾン層のことを理解していると、わかりやすいお話かな、と思います。
オゾン層を守るのは「くものこ」さんではなく、私たちなんですよね。
やさしくてきれいな絵を通して、とても大切なことを気づかせてくれます。
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プールの日に、お薦めの読み聞かせ
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投稿日:2011/07/20 |
はなしんさん 40代・ママ・東京都 女の子13歳、男の子11歳
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いわしくんは、とても可哀相だ。
いつもと変わらず、広い海でのびのびと泳いで人生を謳歌していたのに、ある日突然、人間に釣られ、自由を奪われてしまう。
そして・・・巡り巡ってある男の子にパクリと食べられてしまうのだ。
なんとも悲しい人生、いや魚生ではないか。
でも、読んでいくと・・・あらあら、男の子泳いでいるよ。
と、いうことは食べられたいわしくんは、男の子の身体を借りて自由に再び泳いでいるともとれるよね。
なんだか、見方を変えると、この世はとても不思議な物に見えてくる。
食物連鎖について考えたり、感謝して戴く食べ物は、残さず食べたくなってくる。
だって、お皿の上のお魚を残してしまったら、お魚は再び泳ぐチャンスを失ってしまうのだ。
この絵本、学校でプールの授業がある朝に読んだ。
前の日にお魚を食べてきた子供が、半分くらいいたけれど、このお話のせいでいつもより上手に泳げた気分になってくれたら嬉しいな。
お腹の中のお魚もきっと喜んでくれたであろう。
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星の製造機?
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投稿日:2011/07/20 |
きゃべつさん 40代・ママ・埼玉県 男の子10歳、男の子7歳
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この本を読んで、どう感想を書こうかなーと
頭の固い私はかなり悩みましたが・・
「母さんこんな木があったら、すげーなー どんどん地球ができちゃうよ 惑星製造機か」と、妙に息子は楽しそうでした。
そして自作の漫画のパクリネタにしているようです。
私はポッブな色合いになんとなーく気持ちが高揚しましたが
何とも不思議な絵本でした。
この木一本から、世界が始まるんですね。にょきにょきと・・
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知恵と勇気
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投稿日:2011/07/20 |
どくだみ茶さん 40代・ママ・秋田県 女の子10歳
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理不尽な運命を、知恵と勇気できりぬけていくお話です。外国の昔話にも、同じようなものがありますね。
ていねいに描かれた絵から、娘のしんの強さがつたわってきます。
昔話らしい言葉使いが、ちょっとわかりにくかったです。きっとどこかの方言なんでしょうね。
このようなお話をしながら、人生の難しさや、がんばることの大切を伝えてきたんだなとしみじみします。
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う〜〜〜ん 良い話なんですけど...
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投稿日:2011/07/22 |
屁の8番さん 40代・ママ・北海道 男の子10歳、男の子8歳
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室井さんらしいんですがね〜〜
...文章が少しグダグダな感じなので...子供の読み聞かせに使うには 不向き...かな?
という私の感想でした。
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ピーターの初恋
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投稿日:2011/07/18 |
ヒラP21さん 50代・パパ・千葉県 男の子14歳
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初めて自分の誕生日に女の子のエイミーを招待しようと思ったピーター。
特別のことだからと、女の子に初めて手紙を書いたピーター。
手紙をポストに入れるまでのハラハラドキドキがとても可愛く描かれています。
エイミーの家のそばを通ります。
(そばに住んでいる子だけれど、やっぱり特別だから手紙を出すのです)
手紙が風に飛ばされました。
追いかけていったら、出会ったエイミーも手紙を追いかけて、二人はぶつかってしまいました。
こんな時、ピーターはエイミーに手紙を見られないようにと、転んだエイミーよりも手紙を追いかけてしまいました。
(特別のことだから、ここで知られてはいけないのです)
泣いて走って行ってしまったエイミー。
(ハートブレイク)
エイミーが誕生会に現れた時のピーターは天にも昇るような気持だったのでしょうね。
エイミーが連れてきたオウム。
手紙を出すときに、通りがかったエイミーの家の窓辺で見かけたオウムです。
(応援してくれる魔法があったのかな?)
ケーキのローソクを吹き消すときの願い事。
きっと素晴らしい思い出になるのでしょう。
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表紙の絵の魔法
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投稿日:2011/07/18 |
ヒラP21さん 50代・パパ・千葉県 男の子14歳
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ラーメンを食べている正体不明のお客さん。
表紙の絵を見るたびにギワク(?)を感じていたのです。
手にした開いた話の中で、このお客はやっぱり不思議なのです。
主人の自信を持って作ったラーメンを、一口二口と味わうだけで店を出て行ってしまうお客さん。
主人もお客が不満を感じていると思います。
ちょっとしたミステリーですが、このお客の後をつけてたどり着いたところは。
最後に顔を出したお客の正体がとても可愛くて、その落差に笑ってしまいました。
前知識なしの方が楽しめると思い、これ以上はカット。
ラーメン好きにはたまらないお話です。
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おじさんからの贈り物
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投稿日:2011/07/15 |
あすぱらこーんさん 30代・ママ・北海道 男の子12歳、男の子10歳
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息子たちが小さい頃、私の兄=おじさんから贈られたものです。
その頃も読んだことがありましたが、急に昨日、10歳の息子が
「どんな本か忘れちゃったから、読んで」と持ってきました。
読み終えて感想はありませんが、息子はどう思ったのでしょう?
3年前におばあちゃんを亡くす体験をしているので、死というものを
息子なりに感じていると思います。
また何年かして「読んで!」と持ってくるでしょうか?
もう、「読んで!」なんて言わないで、自分で読むのしょうか?
良い本を贈ってもらったなと、改めて思いました。
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大人の反省 子供なりの想い
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投稿日:2011/07/15 |
taitaiさん 40代・ママ・岡山県 女の子11歳、女の子9歳、男の子7歳
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いつもいつも怒られてばかりの男の子。
お母さん、先生、お友達・・・
ちゃんと理由があるんだよ、どうして分かってくれないの?
言っても分かってもらえないだろうな・・
そうなんです。子供だって考えているんです。
何で大人は決め付けてしまうのでしょう。
どうしてもっと聞いてあげる気持ちの余裕が無いんでしょう
なんか読んでるうちにとっても切なくなってきて、涙が出そうになりました。
一年生と四年生に読み聞かせに行きましたが、
子供たちの感想は「おこだでませんようにと、七夕の短冊に書いた御願いがかなってお母さんや先生が優しくなってほんとによかった。」というのが一番多かったのですが、中には「僕も、いつも怒られているから気持ちがよく分かる」なんて子もいました。
先生のほうが胸がつまって、「先生も似たようなことをしている時があるね。反省しました。」とおっしゃっていました。
とってもおすすめですよ〜。
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懐かしい小説!
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投稿日:2011/07/14 |
えみりん12さん 30代・ママ・東京都 女の子3歳
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小人(トムテ)に悪さをして小人になったニルス・ホルゲルソン。がちょうのモルテンの首につかまって、ガンといっしょに旅に出ます。
旅しながら良い子になっていくニルス。
スウェーデンの地理と風土。
鳥たちの生態。
いろんなものが学べて良いと思います。面白かったです。
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やまんばが、なんと
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投稿日:2011/07/13 |
どくだみ茶さん 40代・ママ・秋田県 女の子10歳
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昔は絵本など無くて、「語り」だけでお話をしていました。わかりやすくメリハリのあるストーリーは、わくわくします。
昔の子どもたちも、息をのんでやまんばのお話を聞いたのかな、と思うとたのしくなります。さばうりどんの度胸と知恵も、自然に子どもたちに伝わっていったんでしょうね。
最後、さばうりどんが、再びやまんばを見にいったら、なんときのこになっていた、というくだりが新鮮でした。
どんな人が、このお話を作ったのかなと、しみじみしました。
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カラスは怖い
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投稿日:2011/07/12 |
ヒラP21さん 50代・パパ・千葉県 男の子14歳
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子育て中のカラスはとても怖いのです。
人を威嚇し、平気で襲ってきます。
そんな環境の中に生活していると、このお話を聞いて子ども思いのカラスさんなどと言っていられないのです。
カラスを飼う風習があったのかどうかは知りませんが、カラスのひなを取りに来た子どもがいました。
それを手伝ったよさくの赤ん坊が今度はカラスに盗られてしまいました。
カラスは怖いのです。
やさしいお地蔵さんが身代わりになってくれて良かったけれど、これは結構怖いお話です。
最近の狂暴化したカラスを見ていて(カラスの生活環境が悪くなったせいかもしれませんが)そう思いました。
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素晴らしい友だち
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投稿日:2011/07/12 |
ヒラP21さん 50代・パパ・千葉県 男の子14歳
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自分を受け入れること、人のために生きること、湯本さんのメッセージが森の奥の泉のように溢れてくる作品です。
劣等感のかたまりのような魔女は、自分を友だちだと思ってくれる鏡の心を砕いてしまいました。
鏡に映る顔は笑顔になれば素晴らしいのですが、素直になれない魔女は自分の魔力も失い、友だちである鏡も失ってしまいました。
そのまま一生を終えるのかと思ったら、動物たちが魔女を助けてくれます。
病気になったハタネズミの坊やを助けるために、魔女は立ち直ります。
そして、森の奥にあの友だちをみつけるのです。
じんわりと心にしみてくるお話でした。
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村人たちの一心同体
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投稿日:2011/07/10 |
ヒラP21さん 50代・パパ・千葉県 男の子14歳
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集団が小さな村として一心同体だった時代の話です。
とても重要な社会だったのですが、この感覚は今日には古臭く感じられるかもしれません。
村を襲った日照り。
そんなときに生まれた赤ん坊。
赤ん坊の親だけではなく、村のみんなで悩みました。
赤ん坊を山の水源地に置いてくるときの母親の姿は哀れでした。
その赤ん坊が村を救いました。
重厚で壮大な展開と絵は川端さんの世界です。
川端さんの持つヒューマニズム、社会の原型への視座、初期の作品とはいえはっきり感じることができました。
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今がその未来です!
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投稿日:2011/07/09 |
きゃべつさん 40代・ママ・埼玉県 男の子10歳、男の子7歳
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小4の息子が今はまっているシリーズですが、
このお話のシチュエーションは、21世紀の今読むと非常に面白かったです。
タイムカプセルを埋めた小学生たち。そのタイムカプセルを20年後に大人になってあけるお話なのです。小学生時代とガラッと変わった子あり、そのまま大人になってる子あり・・さまざまな大人になってます。
20年後を、那須さんが一生懸命考えて書いたんだろうなと思いました。
今がその20年後の未来なんですよ〜と、複雑な気持ちで読みました。
あとがきに、20年後も正月には餅を食べ、週に何日かは仕事をし照るのは変わらないだろう
という言葉に、変わるもの、変わらぬものを考えてしまいました。
そして、ズッコケ3人組シリーズは変わらず読み継がれてるようです(笑)
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