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世界の国からいただきます!

世界の国からいただきます!(徳間書店)

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10歳

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★5  雪の日のファンタジー 投稿日:2010/12/21
ヒラP21さん 50代・パパ・千葉県  男の子14歳
もりのおくのおちゃかいへ
もりのおくのおちゃかいへ 作: みやこし あきこ
出版社: 偕成社
おばあさんの家に雪かきに出かけたお父さんの忘れていったケーキ。
キッコちゃんがお父さんに届けようと後を追いかけたら、不思議な世界に入り込みました。
お父さんの後ろ姿だと思ったのはクマ。
不思議なお屋敷の中では動物たちが集まってお茶会が始まるところでした。
仲間入りしたキッコちゃんが来る途中でつぶしてしまったケーキを見て、動物たちが自分たちのケーキを代わりにくれました。
それからおばあさんの家までみんなでキッコちゃんを案内してのパレード。
冬の寒さより動物たちの心の温かさが伝わってきました。
お茶会というよりもパーティといった方が良いのかも知れませんが、動物たちがテーブルを囲んでいるところ、楽器を演奏しているところ、とても楽しいのでもっとページが欲しい感じがしましたが、おばあさんの家にたどり着いて振り向いたら誰もいない。
賑やかな話とモノトーンの絵の対比がとても印象的です。

みやこしあきこさんは、黒のモノトーンをとても重要視しているようですが、とても繊細に描かれた黒の中のわずかな彩色が物語を引き立たせてくれています。
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★5  子どもの純真な心 投稿日:2010/12/21
ヒラP21さん 50代・パパ・千葉県  男の子14歳
りゅうのめのなみだ
りゅうのめのなみだ 作: 浜田 広介
絵: いわさき ちひろ

出版社: 偕成社
誰もが怖がる竜に対して可哀そうだと思った少年がいました。
誰もが少年の思いを不思議がりました。
少年は竜をお誕生日に招こうと、竜のすむ山奥へ出かけます。
考えると不思議な話です。
この子の純真さをどうとらえていいのかわからない。
しかし、竜にこの子の思いが伝わりました。
竜の目に涙。
涙が川になります。
その川を竜に乗って家に帰る少年。
竜はその形を変えて船になりました。
純粋に考えるととても良い話なのだけれど、このような子がいたら私は止めるでしょう。
純粋さと危険はちゃんと分けて伝えなければいけない。

とはいうものの、いわさきちひろさんの澄んだ絵を見ていたら許せてしまいました。
誰でも心を持っているのです。
わかり合えると、嫌なこともなくなるのでしょう。
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★4  こういう先生がもっと欲しいです。 投稿日:2010/12/20
てんぐざるさん 40代・ママ・埼玉県  女の子15歳、女の子10歳
小さいおかあさん
小さいおかあさん 作: 宮川 ひろ
絵: 伊勢英子

出版社: ポプラ社
文庫の中に「小さいおかあさん」「先生のこどもになりたい日」「チョコレートにはりぼんをかけて」の3本が収録されています。

宮川ひろさんらしい、身近にありそうで、心温まるお話でした。
特に「先生のこどもになりたい日」はページ数の割に伝わってくるものを大きく、こういう先生がたくさんいてくれたら学級崩壊とか怒らないんだろうな〜と、思いました。

うちの子は、ありがちな話だね。といっていました。
どちらかというと、結末が想像できる話より、もう少しびっくりする結末だったらいいのに。と、言っていました。
少し古い作品ですが、1話1話が大変短く読みやすいので、低学年くらいからでも十分読めると思います。
特に下の子が生まれたばかりの上の子になるお子さんには、「うんうん」と、うなづけるものが多いかなと、思いました。
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★5  からすの鳴き声のところは感動した 投稿日:2010/12/19
doruさん 40代・その他の方・兵庫県  姪10歳
からすたろう
からすたろう 文・絵: 八島 太郎
出版社: 偕成社
この話は今でも通じるお話ですね。同じように学校に行く子どもにも個性があります。この主人公は、学歴重点主義の学校教育の中でははみ出しています。でも、何もしていないということはないのです。ただの天井を飽きることなく見つめたり、窓の外を見つめたり、いろいろ退屈することなく眺めている子どもでした。そんな主人公にも、いそべ先生に出会ってからかわりました。6年生のとき、いそべ先生にあわなかったら「とんま」なまま卒業していたでしょう。主人公の才能?(能力?)何だろう? 自然を観察する力を見て、感心します。そして作者はこのページを描きたかったに違いない。カラスの鳴きまねをするところ、主人公が真似るカラスのいろいろな行動の声が、無音であるはずの絵本から聞こえてくるような迫力を持って迫ってきます。6年間「とんま」だと思われていた主人公がからすたろうと呼ばれる瞬間です。感動しました。
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★4  オーバーに込められたみんなの思い 投稿日:2010/12/17
ヒラP21さん 50代・パパ・千葉県  男の子14歳
アンナの赤いオーバー
アンナの赤いオーバー 作: ハリエット・ジィーフェルト
絵: アニタ・ローベル
訳: 松川 真弓

出版社: 評論社
「戦争が終わったら新しいオーバーを買ってあげよう」と約束したお母さん。
戦争は終わったけれど、店はからっぽ、お金もない。
だけど、お母さんはアンナに1年かけて約束を果たします。
金時計と交換に羊の毛を手に入れ、ランプとひきかえに羊毛を毛糸に紡いでもらい…。
お母さんは身の回りの物と交換にオーバーを形にしていきます。
アンナと一緒に赤く染めた毛糸は、これ以上ないと思えるほどの赤。
オーバーを作るのに関わった人たちと一緒に開いたクリスマス。
アンナにとってはこれ以上ないクリスマスでしょう。

さりげなく描いているけれど、良く考えると重いお話なのですよ。
表に出てこないけれど、戦争で荒廃した暮らし。
お母さんはオーバーのために財産を削って行く。
1年たってやっと普通の生活になってきたようですが、お父さんはいない。
アンナにとって赤いオーバーはいろいろな思いが込められた衣服になったと思います。
もう少し戦争が顔を出しても良かったのでは。
しあわせ感いっぱいで受け取ってしまったら、オーバーの色は少し褪めてしまうのではないかと思います。
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★5  「わたしのサンタさんじゃない。」 投稿日:2010/12/18
多夢さん 40代・ママ・兵庫県  女の子10歳
サンタクロースのしろいねこ
サンタクロースのしろいねこ 作: スー・ステイントン
絵: アン・モーティマー
訳: まえざわ あきえ

出版社: 徳間書店
なんて美しい絵でしょう。
うっとりと、いつまでも眺めていたい。
額にいれて、飾ってもいいくらい綺麗です。

宝石のように美しく輝く瞳と、
世界で一番白い猫、スノウ。

あるクリスマスイブの夜のこと。
サンタさんの赤い服のポケットに、
こっそり忍び込んだスノウは、
そのまま、サンタさんと一緒にそりに。

あまりにも美しい景色に、
夢中でのぞきこみ、身を乗り出したとたん!?

スノウは、迷子になって、サンタさんを探します。
サンタを見かけるたびに、
「わたしのサンタさんじゃない。」とがっかり。

まわりの景色が美しすぎて、
スノウが迷子になっているのを忘れてしまいそう。

スノウの表情はあまり変わらないけど、
なんだか、気持ちが伝わってきそうです。

探し疲れて、サンタのボールを抱いたまま、
床にうずくまるスノウが、とても可哀想でした。

そのころ、サンタさんも必死でスノウを探していました。
その姿が、ちょっと笑えて・・・(ごめんなさい、サンタさん。)

サンタさんとスノウが再会できて、ほんとうに良かったと、
思わず、胸を撫で下ろしました。

娘には、読み聞かせしなかったので、
ひとりで読んでいると、
横から「面白かったよ〜。2回くらい読んだ〜!」と言っていました。


猫を描く現代画家の中でも、
最もすぐれた一人と称されているアン・モーティマー氏の絵。
素晴らしいです。
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★5  細部まで見逃したくない 投稿日:2010/12/15
さふぁいあ。さん 30代・ママ・愛知県  女の子9歳、男の子7歳
続・しごとば
続・しごとば 作・絵: 鈴木 のりたけ
出版社: ブロンズ新社
プロ野球選手、ファッションデザイナー、漫画家、獣医師、考古学者、書店員、とうふ職人、花屋、宇宙飛行士
見開きで9つの仕事場が、それはそれは丁寧に描かれています!
仕事場を見学した後のページには、道具の説明や仕事ぶりが描かれています。

子どもたちは見開きいっぱいの仕事の室内をじっくり眺め、
意外なモノや仕事に直接関係なさそうなものを見つけるのが楽しいようです。
「どろぼうネコ!」「おむつ?」「おしっこしちゃってる〜」
難しい漢字にはルビがあるので息子は
「回転塔本屋さんにあったよね」と
自分の知っている書店との共通点を見つけたりもしていました。

私は書店で並べられている本の題名を見てニヤリとしてしまいました。
具体的な仕事を説明しているページでは
前ページに紹介した仕事をしている人が登場したりもしていて、
じっくり見ていると本当に発見が多いです。

制作日記も拝見しました。
このチームは…、このブランドは…と
取材先が分かるようなページもあり、
しっかりした取材と細かな打ち合わせがあって、
こうして私も楽しませてもらえるんだなぁと、感動しちゃいました。

子どもも楽しめますが大人も楽しい絵本です。
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★4  虫たちの会話も読んで。 投稿日:2010/12/15
多夢さん 40代・ママ・兵庫県  女の子10歳
いないいないいるよ
いないいないいるよ 作: 近藤 薫美子
出版社: アリス館
うちの娘が、大好きなんですよ。
自分で借りてきて、一緒に読みましたが、
虫が嫌いな方は、ちょっと大変かも・・・

「なんにもいない?」と思っていたら、
次のページに、隠れていた虫たちがうじゃうじゃ現れます。
ほんと、「うじゃうじゃ」という表現がぴったりです。

とにかく、前と後のページを見比べっこするのに、いったりきたり。
「あっ!ここにも!」
「こんなところにも(隠れてた)!」
と、探しもの系の要素もあり、
虫の生態などのことも勉強になったりします。

虫たちも、生きるために必死なんですね〜。

近藤薫美子さんの絵本の特徴は、
虫たちの観察がよく出来ていて、絵が細かいところと、
虫たちの会話がいっぱい書かれていること。

それぞれ、細かく見ていくと、とっても面白いですよ。
本当に、こんな会話してるのかしら・・・と思うだけで、
顔がにやけてきたりして。

虫好きなら、とっても楽しめます。

このえほんは、後からも楽しめます。
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★5  おばちゃんの心に残されたもの 投稿日:2010/12/13
ヒラP21さん 50代・パパ・千葉県  男の子14歳
いわたくんちのおばあちゃん
いわたくんちのおばあちゃん 作: 天野 夏美
絵: はまの ゆか

出版社: 主婦の友社
ぼくのともだちのいわたくん。
いわたくんちのおばあちゃん。
運動会の1シーンから、おばあちゃんが写真撮られるのをいやがる姿。
さりげなく始まって、とても奥深い思いお話でした。
日常生活の中で、あの原爆のために一瞬にして失った家族。
ひとりぼっちになった自分が、手にしたのは家族のうち自分だけしか見ることのできない記念写真。
最後にいたくんちのおばあさんが原爆投下前に家族と撮った本当の写真が掲げられていて、ずしりと心に食い込みました。
この写真とあの原爆のために、おばあちゃんは写真に写りたくないのです。
言葉に尽くせない心の傷を持ちながら、おばあちゃんは普通に生活しています。
あの体験は過去ではないかもしれない。
未来にあってはならない。
そのために語り続けなければいけないお話の一つだと思います。
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★5  小さな力で大きな仕事の天使たち 投稿日:2010/12/11
てんぐざるさん 40代・ママ・埼玉県  女の子15歳、女の子10歳
天使のクリスマス
天使のクリスマス 作・絵: ピーター・コリントン
訳: 江國 香織

出版社: ほるぷ出版
図書館でクリスマスにちなんだ本の紹介コーナーがあったので、お話会用に何冊か物色してきました。
クリスマスの絵本って、結構読んできているつもりだったのに、まだまだ知らないタイトルがいっぱいあります…。(勉強不足だな〜)

この作品はタイトルを見て、絶対うちの下の子が気に入る!!
そう思って、借りてきました。
めらいはバッチリでした。下の子は、今回借りてきた絵本の中ではピカ一で気に入り、何度も眺めていました。
「眺める」というのは、字が難しいとか、絵がきれいだから見るだけでいいとかではなく、(もちろん絵は素晴らしくきれいでしたが!)
字が一言もないのです。

絵本のイメージとしては『スノーマン』とよく似ています。

こちらの絵本では、タイトル通りサンタがプレゼントを届ける仕事を小さな天使たちが手伝うお話で、
子どものいる家をたくさんの小さな天使たちがイルミネーションで教えたり、サンタが子どもたちにプレゼントを置くときの出入りを手伝ったり…と、小さな力で大きな仕事をやってくれます。

物語の中で、うっかり物音をたてたサンタが見つかりそうになるシーンは、1コマ1コマ、1ページ1ページが、ドキドキしました。
とても楽しくて、夢があって、素敵な絵本です。
小さなお子さんから意外と中高生でも楽しめるんじゃないかと思います。
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★5  新しい形の絵本です。 投稿日:2010/12/11
てんぐざるさん 40代・ママ・埼玉県  女の子15歳、女の子10歳
ふわふわくもパン
ふわふわくもパン 作: ペク・ヒナ
絵: ペク・ヒナ
訳: 星あキラ キム・ヨンジョン
写真: キム・ヒャンス

出版社: 小学館
まず、素直に可愛くて、楽しい絵本でした。
そして、この技法!!びっくりです。今まで写真絵本とか、布絵本(パッチワークのようなのから、一部分布や毛糸で描かれているタイプ)とか、切り絵絵本とか見てきたけど、
この絵本は、一度絵で描かれたものを「半立体技法」というのを使って、3D的に表現しているとっても不思議な絵本でした!!

「ふわふわくも」が入っているパンを食べて、食べた人まで浮いちゃうという発想がまた素敵!!
夢があって、読んでいてワクワクしました。
韓国の絵本作家の方は素晴らしい!!です。
すっかりこの作者のファンになりました。これからも夢のある素敵な作品を書いてほしいな〜と、思いました。
絵も字もとても読みやすいので、読み聞かせにもお薦めです。小さなお子さんから小画工高学年くらいまでお薦めできます。
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★5  頑張れよ、なっとうくん! 投稿日:2010/12/08
多夢さん 40代・ママ・兵庫県  女の子10歳
なっとうくん西へいく
なっとうくん西へいく 作・絵: 三輪 一雄
出版社: PHP研究所
我が家の朝の食卓には、なっとうが出ます。
好き・・・だからではなく、身体にいいから。
そんなわけで、一パックを、仲良く3人で分けて食べてます(=_=)

そんななっとうくんのおはなし。
なっとうは、匂いもさることながら、見た目のあのネバネバ〜が、
嫌いな人が多い原因。
特に、関西では嫌われ者だった。

そこで、なっとうのなりたちから、なっとうの良さを紹介。
同じ「くさる」でも、栄養が増す場合・・・それを、「発酵」といいます。
科学的に、「くさる」も「発酵」も同じことだけど、
食べて元気になるものは「発酵」といい、
体の害になるものは「くさる」というのです。
もちろん、なっとうは体にいい「発酵」食品なのです。

その合間に、関西人の面白いエピソード。
かなり、なっとうは嫌われ者らしい。

まあ、この絵本に出てくる「くわずぎらい」の方も多くいると
思いますが、近い将来、宇宙食になるかも・・・?
なんて話もあったりで、
これだけ、なっとうのいいトコ取りした話を読めば、
一度は食べてみる価値はありそうなものですよね。

作者のあとがきより、弁当に納豆を持っていったというエピソードは、
絵本の元になったようです。
とても、印象に残った思い出なのでしょうね。
見返しにも、なっとうの豆知識が沢山のっているので、
とても勉強になりますよ。
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★5  細かいもの可愛いものが好きな女の子に 投稿日:2010/12/08
てんぐざるさん 40代・ママ・埼玉県  女の子15歳、女の子10歳
ないしょのおともだち
ないしょのおともだち 作: ビバリー・ドノフリオ
絵: バーバラ・マクリントック
訳: 福本 友美子

出版社: ほるぷ出版
少し前に、ナビで「レビュー」を募集していただけあって、読んだ人の数が半端ないですね〜。
でも、気持ちよく人にお薦めできる楽しくて、かわいらしい1冊です。
主人公が女の子(人間とね住みの両方)なので、どちらかというと女の子の方にお薦めです。
4,5歳児くらいから、小学校高学年でも喜んで聞いてくれると思います。

部屋の中の背景など、とても細かく可愛いらしい家具やら、小物やらが描かれているので、細かくて可愛いもの好きの下の子は、とても気に入って、2,3回読み直していました。
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★5  信じる気持ちを持ち続けたい。 投稿日:2010/12/07
ももうさ♪さん 20代・ママ・北海道  女の子2歳、女の子0歳
サンタクロースっているんでしょうか?
サンタクロースっているんでしょうか? 作: ニューヨーク・サン新聞「社説」
絵: 東 逸子
訳: 中村 妙子

出版社: 偕成社
もうサンタの存在を信じなくなっていた小学校高学年の頃、
まだサンタの存在を信じていた同級生から、
「この本を読んで!」と薦められました。

サンタクロースを信じる気持ちの拠り所にしていたのかな。
大人になった今でもサンタクロースを信じているのかな。

今は雲の上にいる彼女に、訊いてみたいです。

たとえ目に見えないものでも、
信じる気持ちさえあれば、
それは確かに存在するのだと教えてもらいました。
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★5  目が離せないペンギンたちがいます。 投稿日:2010/12/08
てんぐざるさん 40代・ママ・埼玉県  女の子15歳、女の子10歳
クリスマスのきせき
クリスマスのきせき 作・絵: 高畠 那生
出版社: 岩崎書店
この絵本は下の子がウケました。
「可愛い!(たぶんペンギンが)面白い!」と、ニコニコして聞いてました。
高畑さんらしい、思わず「ブブッ」となっちゃう奇想天外な物語です。
1シーン1シーンもよく見るといろんな発見があって、楽しいです。

特に一番最初に「クリスマスのきせき」の旗と一緒に飛ばされたペンギンと、大きな雪の塊の後ろにのめりこんだまま移動している1匹のペンギンには笑わされました。
この季節にもってこいの、楽しい1冊です。
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★5  クラスでの読み聞かせにも最適! 投稿日:2010/12/06
メンドリさん 30代・ママ・千葉県  8歳、10歳、14歳
くらーいくらいおはなし
くらーいくらいおはなし 作・絵: ルース・ブラウン
訳: 深町真理子

出版社: 佑学社
 これは、我が家の3人の子供達も大好きな一冊ですが(自分も大好き)小学校の読み聞かせに持っていった際、どの学年でも喜ばれた本でした。
 重厚な色合いの絵と、重々しく展開してくストーリ、骨太の絵本に、子供たちの引き込まれる様子は、見ていて本当にワクワクします。
 最後のページでホッできる進み方も、遊び心満載です。心を育ててくれる一冊だなあと思いました。
 購入希望ナンバー1です!
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★5  クリスマスでも! 投稿日:2010/12/07
かがやきさん 40代・ママ・東京都  男の子10歳、男の子7歳
オリビア クリスマスのおてつだい
オリビア クリスマスのおてつだい 作・絵: イアン・ファルコナー
訳: 谷川 俊太郎

出版社: あすなろ書房
オリビアはとってもおちゃめ。
いつもいろんなことをしてくれるー。そして、クリスマスでも!!!

テーブルの上に小さなもみの木。
これってどこから持ってきたの?

兄…えぇ?これって?
弟…やっちゃった〜

ダイナミックな行動に今回も脱帽しました。


サンタさん宛のミルクとクッキーは、
いったい誰の胃袋に…?
サンタ信望の弟はびっくり!

サンタさんにあげなかったってことぉ…と衝撃を受けてました。

うちには、犬もいないし、
サンタさんしっかり食べてくれてますからね。

クリスマスにもオリビアで楽しめて嬉しいです。
参考になりました。 0人

★4  薄気味悪さに絵がマッチ 投稿日:2010/12/06
ヒラP21さん 50代・パパ・千葉県  男の子14歳
おいてけぼり
おいてけぼり 作: さねとうあきら
絵: いのうえようすけ

出版社: 教育画劇
「おいてけぼり」という言葉はよく知られているけれど、その由来は置行堀。
本所七不思議の一つの怪談だそうです。
いろいろにアレンジされて耳にすることも多いのですが、共通する薄気味悪いお話であること。
うわさを聞いて釣りに出かけた大工のきんじは江戸っ子で、おいてけぼりの主をやっつける気持ちで出かけました。
その気風のよさがこのお話をさらに怖くさせてくれます。
「おいてけー、おいてけー」の語りは子どもたちを緊張させるのに充分。
やっとの思いで帰った家でおかみさんが顔を見せるとのっぺらぼう。
それも夢だったというオチで、子どもたちのため息が聞こえます。

井上さんの絵が不気味で、子どもたたちを怖がらせるのにジャストフィット。
基が怖い話なので、さねとうさんの文はその緊張をほぐそうと努力しているようです。
それでも怖いものは怖い。
読むときも、それなりに判断して…。
いきなり始めるとダメですよ。
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★4  こんなお話もあったのですね 投稿日:2010/12/06
ヒラP21さん 50代・パパ・千葉県  男の子14歳
ヒロシマのいのちの水
ヒロシマのいのちの水 作: 指田 和
絵: 野村 たかあき

出版社: 文研出版
広島原爆に関わるエピソードの一つ。
託児所で保母さんをしていた宇根さんが、原爆の投下されたあと見当たらぬ子どもたちを探して歩いた広島の街で目にしたのはまさに地獄でした。
そして、その街で水を欲しがる人たちの願いをかなえてあげられなかったことを、ずっと心の中に負い目として抱えていました。
戦後10年、思わず近い場所に滝を見つけ、宇根さんは原爆慰霊碑に献水することを自分の生活にしたのです。
大きなことのように思えなくても、それが50年以上続けるということはとてもまねができることではありません。
平和を考えるとき、この継続の重さの中で自分たちは何ができるか、そんなことを考えさせられました。
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★5  行ってみたい☆ 投稿日:2010/12/02
多夢さん 40代・ママ・兵庫県  女の子10歳
ねこたち町
ねこたち町 作: わしお としこ
絵: 藤本 四郎

出版社: アリス館
異世界に行けるのって、大概こども。
でも、このおはなしは、大人だって行けるんです。
とってもうらやましいと思いました。

ある日、ミコが飼っているねこのスズが、
「こんやは、たのしいねこ祭り。<ねこたち町>へいきましょう。」
と話しかけてきました。

<ねこたち町>に行くには、踏み切りを渡って行きます。
ただ、ちょっと特別なことをしなければいけません。
人が、<ねこたち町>に行くには、なりたいと思ったねこを
心に描いて・・・

ミコだけでなく、パパもついてきます。
「いつかきっと、スズはひと語を話すようになると思っていたんだ。」
ですって・・・
ちょっと変わったパパですよね。
スズの案内で、ミコとパパは<ねこたち町>へ。
その時、おかあさんは夜勤でいません。
なんだか、ひとり取り残されたようで、寂しく思ったのだけど、
でも、実はママだって、<ねこたち町>に行ってたと知って、
とっても嬉しく思いました。

<ねこたち町>ならではの楽しいお祭りがいっぱい。
ミコは、そこでお友だちも出来ました。

ねこの図書館には、「吾輩は猫である」や「どんぐりと山猫」、
「十一ぴきのねこ」など実際にある猫の本がいっぱいあるらしく、
嬉しいやら楽しいやらで、面白い!と思いました。


人は誰だって、変身願望はあると思う。
普段出来ないことを、思いっきり出来るのっていいですよね。

娘のおススメの一冊です。
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年齢別で絵本を探す いくつのえほん

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