田島征彦さんのおたわむれ
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投稿日:2010/11/05 |
ヒラP21さん 50代・パパ・千葉県 男の子13歳
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田島征彦さんのそうべえシリーズは、画法も作りも斬新なのです。
ただ、この作品は理解しにくいまでに斬新なのです。
宇宙に飛び出したそうべえさんと仲間たち。
地獄や極楽と勝手が違い、月は良いにしても星座を相手にしたときにスケールの大きさはあるけれど、ついていけなくなってしまいました。
残念ながら絵本としては外してしまったのでは…。
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はじめて絵本で泣きました
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投稿日:2010/11/06 |
doruさん 40代・その他の方・兵庫県 姪10歳
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100万回生きたねこは、私が初めて絵本で泣いた本です。よくNHKのテレビ絵本で100万回生きたねこの放送をやっていて、それを見て前半の傲慢な猫が自分の傲慢さとシンクロして、後半泣かせどころで泣きました。絵本で泣いているところを見られるのは恥ずかしいので、わざとあくびをしたようにみせかけたり苦労しました。
今10歳の姪っ子も生まれていないころに本屋で自分のための絵本として買いました。姪っ子が生まれ、何度も何度も読んであげて、姪っ子はまだ小さかったので、○○は大嫌いでしたと笑いながら答えていました。この本の趣旨とは違うのだよなと思いながらも読んであげましたけど、子どもには子どもの感じ方があるようです。10歳になってよくやく絵本の意味をわかりだしたのか、可哀想な話だと考え始めたようです。まだこの絵本の趣旨を理解していないようだけど、もう少し大きくなったらこの絵本の偉大さがわかるようになると思います。
最後に2010年11月5日乳がんのため亡くなられました。100万回生きたねこを書いてくれてありがとう。この絵本を大事に扱います。ご冥福を祈ります。
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器用だな〜。
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投稿日:2010/11/05 |
多夢さん 40代・ママ・兵庫県 女の子10歳
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今年の夏は、いっぱいカマキリと遊びました。
虫好きは、4年生になっても卒業しませんでした。
ダンゴムシからはじまり、テントウムシ、セミ、蝶と、
その年によって夢中になる虫が違い、
今年の夏は、特にカマキリとよく遊んでいました。
あの釜をもたげる姿が、たまらなく「かわいい〜」そうです。
近くの花畑で見つけてきては、我が家の花壇に放し飼い。
とってもめぐまれた環境の中で、いつも虫と遊んでいます。
さて、主人公のこんちゃんも、カマキリをみつけます。
そして、家につれて帰って遊ぶのですが・・・
こんちゃんのもうひとつの遊びが、紙細工。
色紙で、とんぼやばったを作っていました。
とっても、上手で器用なんです。
カマキリだって、あっという間に作ってしまいました。
こんちゃんは、カマキリがばったなどの虫を食べるのを知らなかったんですね。
それを知ったこんちゃんは、カマキリを逃がします。
なぜって、生きた虫をとってきて食べさせることが出来ないから。
優しいこんちゃん。
確かに、かわいそうだけど、カマキリも生きていくには、
生きた虫を食べないといけないからね。
カマキリが威嚇する姿や、生きた虫を食べるという習性など、
カマキリの生態が、丁寧に描かれています。
カマキリやオニヤンマなど虫たちも、かなりリアルに描かれています。
虫好きには、たまらないかも。
カマキリの細かいしぐさも、よく観察されていますよ。
さすが、虫好き工作好きの作者ならではの絵本です。
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不思議なパックンフラワー!
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投稿日:2010/11/02 |
めざせ!ストーリーテラー!あっちゃんですさん 40代・ママ・奈良県 男の子16歳、男の子15歳
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小学5年生に読み聞かせしました。
表紙をみせて、「なんだかわかる?」
「パックンフラワーみたい!マリオにでてる!」
食虫植物の写真科学絵本です。植物が虫をとる様子、群生している様子、成長している段階写真を優しい言葉で説明しています。
写真としてみても美しいです。
子どもたちは本当に引きつけられていました。
こんな植物も本当にあるんだよ、と知ってもらうだけでもうれしい絵本だと思います。
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時間を急くような手に汗握る展開で・・・
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投稿日:2010/11/03 |
アダム&デヴさん 50代・ママ・青森県 男の子12歳
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お話会に参加している息子の小学校は、行事の切れ目とうい事もあってか、11月は「おこのみ読書」と名うって1年・2年・中・高学年と4回に日を分け、一教室増やし、生徒に好みのテーマの教室で聞くことを選択させるスタイルを取っています。
今回私は、中学年で「韓国のお話」・高学年で「ミステリアスファンタジックワールド」の看板でオールズバーグ作品集を試みてみようかと、この作品を再読してみました。
二つ三つ年下の妹というのは、お兄ちゃんにとって厄介な存在なのかもしれません。
口は達者だし、告げ口も得意。
さらには、女の子というのはえてして早熟気味なのかも。
妹でいて、姉のようなこしゃくな存在だったりして。
この作品の主人公カルヴィンにも妹トゥルーディーがいます。
自分の誕生日の朝だというのに、もはや妹のベッドにいたずらを仕掛け、ママからお小言をもらっています。
さて、誕生日のプレゼントとしてママから貰ったのは、世界的に名高い魔術師であり催眠魔術師のロマックスのお昼のショーのチケット2枚。
隣の仲良しロドニーと連れ立ってショーを堪能したカルヴィンは、興奮冷めやらぬ中帰宅し、妹トゥルーディーに「犬になるんだ!」の催眠術ををかけたところ、見事成功。
犬になってしまったトゥルーディーの表情の気味悪さは、オールズバーグ世界ならではの描写です。
催眠術をかけたは良いが、ママが帰ってくる前に解かなくちゃと思うのですが、・・・。
カルヴィンとロドニーの少年二人の焦りようが、ひしひしと伝わってくる文章。
どうする?どうする?と、「ジュマンジ」・「ザスーラ」に通ずる時間を急くような手に汗握る展開で、しっかりこの世界へ引きずり込まれてしまいます。
少年の後先を考えない悪戯の不始末の展開を楽しんでください。
ラストは、「やられた〜!」と声が出てしまいました。
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「頑張れ〜!」
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投稿日:2010/11/05 |
多夢さん 40代・ママ・兵庫県 女の子10歳
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全ページ立ち読みコーナーで、親子で読みました。
娘が、「こびとずかん」の時から、ちょっと気になるなばたとしたかさんの作品。
やはり、気に入ったようで、早速買ってほしいとねだられました。
でも、私はちょっと躊躇していました。
なぜって、なばたさんの絵は、「きもかわいい?」というのでしょうか。
好みがわかれるところ。
子どもには、人気があるようですが・・・
迷っていると、リサイクルブックでこの絵本を見つけ、
「ラッキー!!」(ごめんなさい;)と思って、購入しました。
強烈なキャラたちには、ネーミングも凝っています。
主人公のぶたの「いーとん」
今回の冒険の鍵を握っている犬の「プイドル」
さるの「サルバドール」
いーとんのうさぎのおばあちゃんの名は、「オバァーニー」
その他いろいろ・・・
セクシーなオバァーニーには笑ってしまいました。
(なんで網タイツを履いてるの!?)
面白おかしいおはなしと思いきや、
物語の内容は、いたってまじめ。
いーとんの「いちばん大切なもの」を取り戻す
笑いあり、涙ありの冒険ストーリーです。
一生懸命ないーとんを見て、
思わず「頑張れ〜!」と応援していました。
一番大切なものって、失ってから気付くものなのかもしれませんね。
ラストのシーンは、感動です。
いーとんが失った大切なものをどうやって、
取り戻すことが出来たのか・・・
娘は、何度もひとりで読んでいるというほど、
お気に入りな絵本です。
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『ヤニュウ』について、子ども達と意見交換
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投稿日:2010/11/02 |
てんぐざるさん 40代・ママ・埼玉県 女の子15歳、女の子10歳
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サトワヌ島の民話となっています。作者紹介のところには「サテワヌ島」って書いてありますって、どこの国?
太平洋の南の方のパラオ諸島の1つ(らしい)です。
日本の国とは風土も習慣も全く違う、「南国だな〜」という開放的な感覚(すぐ、主人公を殺そうとするところとか)に、びっくりしました。
海へ出るとき、島民たちが乗っていた「船(ヨットみたいなやつ)」何かのドキュメンタリーで再現しているのを見ましたよ。
南国ならではのこの形、歴史を感じますね。
ところで、主人公「オレマーイ」と闘った『ヤニュウ』って、モデルはなんでしょうかね?
私は最初、カバとか、ワニとか、ヘビとかから想像された空想上の神様かと思っていたのですが、
うちの子どもたちは、『仮装した近所の変なおじさん』とか、「やっぱり鬼っぽ生き物にしか見えない」とか言ってましたが、「もしかして、“カッパ”!?」と、いう意見が有力でした。
話の中で、島人たちが3回も『オレマーイ(主人公)』を殺そうとした、どちらかというと感じの悪いお話ですが、『ヤニュウ』についてあーだ、こーだといっていたら、不思議に親近感が湧いてきて、なんだか面白い民話に思えてきました。
最後のページで、島民の男たちが『オレマーイ』を酋長として崇めるシーンも、赤いふんどしもどきをつけた男たちの、たくさんのお尻が印象的で、ププッとなっちゃいました。
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大人が読んでもOKの本です
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投稿日:2010/11/02 |
doruさん 40代・その他の方・兵庫県 姪10歳
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とにかくル・カインの絵が素晴らしい。見ているだけでアラビアにいったようなエキゾチックな気分になれる。物語も大人が読んでも面白い。ただ、小さい子に読み聞かせようとするとページ数のわりに小さい字が並んでいるので読みにくい。ちびのための読み聞かせには向いていないなと思った。小学校5.6年生から黙読するのには推奨します
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真剣に・・・
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投稿日:2010/11/02 |
きぃけさん 40代・ママ・京都府 男の子15歳、男の子13歳、女の子11歳、男の子9歳
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そばせいを読むにあたり、うちで練習していたら
主人が「これは低学年には少し残酷なのでは?」
と。
ユーモアととれば大丈夫なのでは?と思い
強引に読み聞かせしましたが、
たまたま読み聞かせの時間に低学年は校外学習のため
結局、5年生の男子が来てくれました。
どんな反応か、こちらも興味津々でしたが、
食い入るようにお話の世界に吸い寄せられていました。
最後のおちで「なるほど!!そういうことか^^」と大変感心し、納得してくれていたので、こちらも充実感がありました。
落語本はやはり、間合い等何度も練習してから披露すると、良い一層子どもたちに伝わりやすいと思います。
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決める時には、ピシッと決めました(笑)!
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投稿日:2010/11/03 |
アダム&デヴさん 50代・ママ・青森県 男の子12歳
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おなじみのシリーズの中の一冊です。
表紙絵を見て、あら〜結婚したのかしら?と思い読みました。
いつもごきげんなはずのライオンくんが、ご機嫌斜めの様子。
食欲もなく、空を見上げため息ばかり。
親友のフランソワ君がやってきても、礼儀正しいはずのライオンくんが、あいさつ一つしないなんて。
人間や動物が、みなパートナー連れっていうことばかり目についてしまうんです。
“心に淋しい風が吹く”っていう感じでしょうか(笑)。
も〜、人間とおんなじ!
そして、運命の出会いが・・・。
子供向けの絵本であることを忘れちゃうような、ライオンくんと恋する相手の見つめ合いのやり取りの描写が、さもありなんという雰囲気です。
特に、めすライオン(ライオンさん)が、薄目を開けてというページには、笑ってしまいました。
一目惚れして日参し、フランソワ君が押しても引いても彼女を見つめ続け微動だにしないライオンくんの姿も愉快!
さてさて、この恋の行方は?と、ワクワクしながら読み進めました。
ライオンくんは、男でした。
決める時には、ピシッと決めました(笑)!
こ恋を貫き通すため、ライオンくんのとった作戦がばれちゃうところが、可愛らしくて大笑い。
すっとぼけたあの表情の可笑しいこと。
タイトルになるわけだ〜、と納得。
今回もライオンくんのために奔走してくれたのは、最高の良き理解者である大親友のフランソワ君でした。
絵本のスタイルですが、お話は長めです。
このシリーズはみな長めですが、ストーリーの面白さから、子どもたちもじっと聞いてくれると思います。
就学前後頃が、適齢でしょうか。
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見てほしいのは、おじいさんと犬の友情。
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投稿日:2010/11/02 |
てんぐざるさん 40代・ママ・埼玉県 女の子15歳、女の子10歳
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ナビの他の方も書いているように、「花咲かじいさん」的な昔話です。
絵本には〈どこの〉昔話か書いてありませんでしたが、作者(再話者)の小林照子さんが、岩手県の昔話の再話者でいらっしゃるので、きっと『岩手の昔話』ですよね。
桃太郎や一寸法師、笠地蔵など、地域によって言い伝えが違うので、この話は『花さかじいさん』的昔話と考えていいんじゃないかと思います。(後書きとかに詳しく書いてある訳ではないので、断言はできませんが)
うちの下の子は怖がりなので、このお話の結末を見て、「やっぱり昔ばなしって、最後が怖いのが多い」と、怒ってました。
うちの子は、「最後はみんなが幸せになりました」という結末のお話が好きなようです。
なので、評価は子どもの意見も尊重して星四つで!
どぎついシーンもありましたが、人のいいおじいさんと白犬との友情(?)が、赤羽さんの絵からすごく伝わってきてよかったです。
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ちょっと変わった食育絵本!
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投稿日:2010/11/01 |
まりほ〜さん 30代・ママ・京都府 女の子7歳、女の子4歳
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初めて4年生の読み聞かせに入ったときに読みました。
強烈な絵にみんな釘付けでした。
小学生向きかと思っていたらうちの4才の娘がすごく気に入っていました。
シリーズで集めたくなる絵本です。
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夫婦愛だな〜
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投稿日:2010/10/31 |
ヒラP21さん 50代・パパ・千葉県 男の子13歳
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同じ民話でも文章の違いでこうも違うのかと感じる作品でした。
おじいさんが見つけた若返りの水。
若返ったおじいさんを見て自分も若返りたいとおばあさん。
その話なら知っているよという人に薦めたい絵本です。
あらすじは知っていても、若返ったおじいさんをタヌキかキツネと思ったおばあさんの行動、赤ん坊になったおばあさんをまた育てるおじいさん。
夫婦愛だな〜。
梶山さんの絵がホンワリとしていて和ませてくれます。
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ドキドキハラハラが好きなお子さんに
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投稿日:2010/10/31 |
てんぐざるさん 40代・ママ・埼玉県 女の子15歳、女の子10歳
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うちの下の子には、「最後がかわいそう。昔ばなしって、怖い(残酷)な終わり方のが多くて、嫌い」と、断言されてしまいました。
うちの下の子は少々感受性がありすぎて、想像を膨らませ過ぎるところがあり、もっと小さいころはおばけの出てくるような話などはもってのほかで、お話が終わってもその話のことをあれこれ考えて泣いたりすることもあったので、まぁ、こういうはんのもしかなたいよネ。と、思いました。
(その代わり楽しい話だと、いつまでも楽しい続きや同じようなお話のパターンをいろいろ考えて、物語を膨らませるのも好きなので、こういう性格は一長一短ですよね)
さて、この絵本を手にしたのは、よく一緒に活動するボランティアの知人のお子さんが、小さいとき、とても好きだった絵本と教えてもらったからです。
イタリアやフランスの昔話には、『おに』(日本語ではこう訳すしかない生き物だと思いますが)が、しばしば登場し、子どもたちをさらったり、食べようとしたりします。
なので、どちらかというと怖い話だし、ドキドキハラハラします。
知人のお子さんは、このドキドキハラハラ感が好きだったのかもしれませんね〜。
堀内誠一さんの『おに』の絵が、すごくインパクトがあって、怖いというより、(私が見ると)どこか間抜けな感じがします。
フランスの昔話なので、決して難しいストーリーではなく、
ある意味テンポ良くさらりとした話なので、3,4歳のお子さんから楽しめる絵本ではないかと思います。
ただし!うちの子のような、感受性の強すぎる子や、怖い話が苦手なお子さんは、あまり小さいうちに読まない方がいいかもしれません。
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生きる厳しさと、人間の知恵
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投稿日:2010/10/31 |
ヒラP21さん 50代・パパ・千葉県 男の子13歳
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冬眠の季節だけど、空腹を訴える子ギツネ。
子を思う母ギツネが、冬の山中を駆け回る姿、村に出かけて犬の鳴き声に追われる姿、生きることの厳しさが伝わってきます。
そんなときに聞こえてきた「のせぎょう」の掛け声。
「こんこんさまにさしあげそうろう」の声で、母ギツネはお供物にありつけました。
キツネの害から村を守る祈りの中に、生き物たちと人間の共存の風習を見ました。
農作物の被害を考えるとき、動物たちとの共存、彼らも生きているのだと感じます。
特に今年は猛暑のため、本来は山奥で生息しているはずの、クマ、イノシシ、シカがあまり育ちの良くない果実や畑を求めて村や町中にまであらわれています。
自然被害かもしれないけど、環境破壊と人間たちが自分たちの都合で動物たちへの思いやりを失ってきたせいかもしれません。
この話のように、梶山さんの絵のようにゆったりと包容力のある気持ちって大切だと思いました。
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「天使がなんかちょっと…」
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投稿日:2010/10/30 |
てんぐざるさん 40代・ママ・埼玉県 女の子15歳、女の子10歳
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題名がすごくインパクトがあったので、これは!と思って、図書館で借りてきました。
「こどものとも」81号で、なんと1962年発行の作品です。
古いですね〜。なのに、うちの子たちは面白がって読みました。
元の話がチャベックの『小鳥と天使のたまごの話』だそうです。
天から落ちてきたたまごのもとに、たくさんの鳥たちがやってきて、たまごを温めるのですが、
再話(?)し、鳥たちの絵を細かく描かれた三好さんはすごいです!
登場した鳥たちすべてに、番号が振ってあり、ラストページから裏表紙にかけて1つ1つ名前が載っていました。
最後に天使が登場するところは、素敵なのですが、うちの子どもたちいわく「天使がなんかふるくさい」と、文句を言っていました。
確かに、鳥たちに比べてこの天使は微妙な顔立ちをしていましたけどね。
ストーリーらしいストーリーがあるわけではないのですが、文章を読まなくても、登場する鳥たちを目で追うだけでも十分楽しめる作品だと思います。
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なぜ、おかみさんには名前があるんだろう
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投稿日:2010/10/30 |
てんぐざるさん 40代・ママ・埼玉県 女の子15歳、女の子10歳
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ある読み聞かせのボランティア講座に出たとき、この絵本が紹介されました。どこかの幼稚園でこの絵本を読んだとき、子どもの1人が「おもしろい話だね〜。このお話を考えた人はすごいね〜」といった子がいた。という話を聞いて、この本はまだ読んでなかった。読みたいぞ。と、図書館で探してきました。
表紙絵のおおかみの情けなさそうな表情がいいですよね〜。
表紙を見ただけで、どんな話かしらとワクワクします。
裏表紙に描かれているきつねはいたちは、物語の中に直接登場しませんが、すごく気になる描き方をされています。
テンポがよくて、ドキドキするし、読みやすかったです。
特におおかみがたいが、バタバタと落ちてくるシーンの、それぞれのおおかみの「うそっ!?」みたいな驚いた顔がよかったです。
下の子は「なんできこりは“きこり”なのに、おかみさんは“カトリーヌ”という名前が付いているんだろう」と、不思議がってました。
怖いはずのおおかみが結構間抜けで、読んでいる方は面白かったです。
3歳くらいから、小学校高学年くらいまでお薦めです。
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昔話っぽい創作。
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投稿日:2010/10/30 |
てんぐざるさん 40代・ママ・埼玉県 女の子15歳、女の子10歳
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結構、読まれている方が多いですね。
最初にびっくりしたのが、表紙が横開きなのに、絵は縦に描かれているところです。
なぜでしょう?わざとでしょうか?
本当は縦開きの絵本にしようとしていたのに、うっかり製本の時に間違えたとか?
ページをめくると、実は中身も全部縦開きなんですよね〜。変わっている絵本です。
そして、読めば分かりますが、まるで昔話のようで、昔話っぽい創作の物語です。
いたずらっ子のかみなりの話でした。
「おしょうさんは、できあがった もちで、
へそもちを やまのように つくりました。」
という部分が、説明が足りないような気がして、ちょっと物足りなかったです。
なぜ、へその代わりに「へそもち」というものを作ったのか?
その「へそもち」がへそと似ていたのか、かみなりが文句も言わずにもらっていくところが、納得できませんでした。
うちの下の子は表紙絵画「なんか怖い。昔話(昔話だと思い込んでる)ってこういうエグイのが多いよ」と、怒ってました。
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「色のついたひよこがいる!?」
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投稿日:2010/10/30 |
てんぐざるさん 40代・ママ・埼玉県 女の子15歳、女の子10歳
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文章はたったこれだけ
「これから ふたりは、えんにちに でかけます」
後は、ずっと絵だけで物語が進んでいきます。といっても、縁日の出見せの業者さんたちがお店の準備をして、人が集まってきて…という、
「えんにち」の1日をおっているだけのものです。
1973年に「こどものとも」で発行された絵本なので、
(ぼのさんもかいていますが)今どきの縁日ではなく、かなり昔の縁日の風景でした。
子どもの頃に見た懐かしいお面や、ひよこ売りの見せ(ひよこはほとんどの家の子どもが騙されて、一度は買いましたよね)。
ひよこ売りのそばの「たこちゃん風船」も懐かしいです。
浴衣の柄も、子どもたちが着ている服も、足元の下駄も、
今はこんなの見ないよね(^^)って感じで、そこがまたよかったです。
うちの子どもたちは、「色のついたひよこがいる!?」って、びっくりしてました。(今はほんとに見ないですもんね〜)
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秘密の場所での春夏秋冬
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投稿日:2010/10/30 |
てんぐざるさん 40代・ママ・埼玉県 女の子15歳、女の子10歳
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私が「聞いて、聞いて」と読み始めたとき、下の子は宿題をしながらで、絵の方は全く見ていませんでした。
一度読み終わった後で、「ちゃんと見せて」と絵本を見てビックリしてました。自分が耳で聞いたイメージとさえちゃんやお母さんが大分違ったんですって。
どんなさえちゃんを想像していたんでしょうね?
タイトルからして「ワクワク」してくる作品で、音にして聞くだけでも面白いですが、さえちゃんが秘密の場所で、春夏秋冬を想像して、動物たちと話しているシーンは、絵を見ると更に楽しめます。
上の子は、さえちゃんが動物たちと話しているそれぞれの季節のシーンがとっても気にいったそうです。
私自身は、最後にお母さんがさえちゃんを見つけて抱き上げ、寝ぼけたさえちゃんが、お母さんを「パーティーに呼んであげるからね」と、内緒話しているシーンが一番好きです。
私も小学校低学年くらいの頃、名ばかりの「秘密の基地」を作りましたが、今の子どもたちには、そんな場所があるのかなぁ。あるといいなぁと、読みながら思いました。
3,4歳くらいから小学校低学年くらいのお子さんに、特にお薦めしたいです。
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