こんな過去のある人だったとは
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投稿日:2010/10/01 |
てんぐざるさん 40代・ママ・埼玉県 女の子15歳、女の子10歳
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私はすごい絵本だな。と、思いましたが、下の子は「うへ〜」といっていました。
小さな女の子(主人公のネル)を、実のお母さんが全くかわいがってくれずにさげすむシーンや、
せっかくかわいがってくれていたお父さんが早死ににしてしまうところなどに、重たさや嫌気を感じたようです。
でも、いい先生にめぐり合うことで、ネルの人生も開けたんですね。
人と人とのめぐり合わせというものを考えさせられました。
読めばわかることですが、この絵本は、クーニーが3年もの歳月を費やして調べ上げたルーズベルト大統領(1930年から1940年代に4回もアメリカの大統領に選ばれた人)夫人・エレノアの伝記絵本です。
アメリカ大統領夫人のお話なんて、日本の子どもたちはピンとこないかもしれませんが、このお話は大統領夫人として、いろいろやってきたすごい功績の話ではなく、早くに親を亡くして、どちらかと言えが心が恵まれていなかった子ども時代を描いた作品なので、
児童虐待などが叫ばれる今日の日本にも、理解できるところは多いと思います。
正直、ファーストレディになるような人が、こんな過去を持っているなんて思わなかったです。
内容が濃いうえ、文章が長めなので、高学年以上のお子さんにお薦めします。また、アメリカの歴史や世界の情勢に興味のある人もどうぞ。
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身近に
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投稿日:2010/10/01 |
かがやきさん 40代・ママ・東京都 男の子10歳、男の子7歳
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かわいらしい画風で、低学年向けの楽しいお話かと思いきや!
実は、オウムガイとアンモナイトの出現から現代に至る生き方を、
”のんびり&せっかち”という子どもにもわかりやすい表現で、
描かれているのです。
よく読むと難しい内容だと思いますが、
オウムガイとアンモナイトの習性が細かく説明されていて、
親近感を覚えます。
そして、ラストに一言、
『そんなに急いでいると、アンモナイトみたいになっちゃうよ!』
というオウムガイから、
現代の子供達へのピリ辛メッセージで終わります。
興味深い一冊となりました。
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こんな王さまとお妃さまのいる国に行きたい
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投稿日:2010/10/01 |
てんぐざるさん 40代・ママ・埼玉県 女の子15歳、女の子10歳
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私はこの繰り返しが面白いと思ったのですが、うちの下の子はやってくる友達(動物たち)のお行儀があまりいいとは言えないこともあり、
「今イチ〜」と、いっていました。
でも、こんなになんでも笑顔で答えてくれる王さまとお妃さまのいる国は、きっと素敵でしょうね。行ってみたくなります。
少々細かい絵の部分や、絵の線が強く、遠目だとよく見えないかなというページもありますが、あまり大勢ではないお話会などに使ってみてはいかがでしょうか?
4歳くらいから小学校低学年くらいに、特にお薦めします。
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さすがモデルがいるチャンティクリアの仕草
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投稿日:2010/10/01 |
てんぐざるさん 40代・ママ・埼玉県 女の子15歳、女の子10歳
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14世紀ごろ描かれた原作・カンタベリー物語をちゃんと読んだことがないのですが、
私はこの絵本を読んで、北欧の昔話で「おんどりときつね」とよく似ているなと思いました。
(ストーリーはほぼ同じですが、「子どもに語る昔話」シリーズに載っている話では、物語の背景が詳しく描かれていません)
物語の見どころはやっぱり、チャンティクリア(オンドリ)対きつねのやり取りのシーンで、チャンティクリアにしてみれば、「食うか食われるか」の瀬戸際のハッタリ対決シーンですね。
このハッタリが理解できる年のお子さんなら、面白さはズギューンと、伝わると思います。
作者のクーニーは、この作品を書く時、友人に借りたにわとりをモデルにしたとか…。
その観察眼と画力のおかげで、にわとりの動きにリアリティを感じました。
特にきつねに首根っこを食われた時の、首の感じや羽の逆立ち方、それに鳥って、胴体をつかむと足はこんな感じに内側に丸まるんですよね〜。なんてすごく感じが出ていて読みがいがありました!
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5年生で読んで人生を変えた本
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投稿日:2010/09/29 |
アボッチさん 40代・ママ・青森県 男の子14歳、女の子11歳
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自分が5年生の時、祖母から買ってもらった本。いじめっ子でガキ大将だった私が、初めて「人の痛み」とか「優しさってなんだろう」とかたくさん、たくさん考えた本。読み聞かせには向かないだろうけれど、高学年の子供たちには是非読んでほしい本の一つです。
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ハラハラ のち ほんわか
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投稿日:2010/09/30 |
おふくろさん 40代・ママ・埼玉県 男の子14歳、男の子9歳
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シニガミさんのナレーション風にすすむ物語。死にそうなこぶたと食べたくて必死で看病するおおかみ。でもシニガミさんは、どっちも死んでしまうんだよ・・・・とクールに説明。食べる目的で看病するあたりがイメージ通りの悪役おおかみさんだったのに、いつの間にか『元気になってほしい!』と言う優しい気持ちが芽生えた おおかみさんの取った行動は・・・・
自分の命に代えてもこぶた君を助けようとする勇気ある行動でした。読み進める私も、物語を聞くわが子もお話の世界にいやおうなく引き込まれてハラハラ、どきどき。最後のシニガミさんの言葉にほんわかとした心にしてくれる、とても心地よいお話です。
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スタイグ的絵本
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投稿日:2010/09/29 |
ヒラP21さん 50代・パパ・千葉県 男の子13歳
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『ロバのシルベスターとまほうのこいし』や『馬車でおつかいに』につながる、スタイグらしい絵本だと思います。
ブタのジークが、ゴミ集めの車から落とされたハーモニカをきれいにして曲を弾いてみたらそれは魔法のハーモニカでした。
ゴミを磨いても汚いものは汚いと思うのですが、魔法のハーモニカを演奏すると周りが眠くなってしまいます。
家族が眠ってしまったことに腹をたてたジークは家を飛び出してしまいますが、実は家族が眠ってしまったのはハーモニカのせいだったとわかり、自分の家を懐古し帰ろうと願います。
冒険の中でハーモニカに助けられながら、家に戻ったジーク。
展開がスタイグ的?
スタイグの絵はほのぼのとした画調で多く外れることはないように思います。
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メンコ遊びのくれたもの
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投稿日:2010/09/29 |
ヒラP21さん 50代・パパ・千葉県 男の子13歳
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めんこ遊びにまけたたけしくんが、帰り道にてんぐにもらったはっぱから作っためんこ。
とても強いめんこでした。
振り下ろして見るととても迫力がある。
たけしくんは通りがかりに出会ったキツネたちのめんこ遊びの仲間入り。
キツネもたけしくんも真剣です。
キツネの親たちも子どもたちのめんこを取られないように参加するところは大人げないなあと思いつつ…。
登場する子どもはたけしくんだけなのですが、外遊びの楽しさまで感じられて好感の持てる一冊です。
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シニガミさん、ありがとう。
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投稿日:2010/09/29 |
多夢さん 40代・ママ・兵庫県 女の子10歳
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「ありがとう。
オオカミさんの命も、コブタさんの命も助けてくれて。」
オオカミの最初の動機は、元気になったコブタを食べることでした。
ところが、献身的に看病していくうちに、その感情は変化していきました。
動機はどうであれ、一生懸命に助けようとする姿は、
優しさに溢れていました。
コブタが、生きるのに諦めかけた時だって、
「なぜ、生きようとしないんだ!
元気になったら、ステキなことがいっぱいあるんだぞー!」と、
叱咤激励をするのです。
最後まで諦めないオオカミの姿に心動かされました。
しかし、非情にもシニガミは言います。
「オオカミはガケからおちて、コブタは病気が治らず死んでしまいました。・・・」
なんて可哀想なおはなしでしょう!
と、思ったら!?
自分の命よりも、一生懸命に相手の命のことを考えるオオカミに、
救いの手があったのですね。
シニガミは、人の死ぬ日を知っています。
〜誰しも死ぬのは運命です。〜
その日を決めるのが、シニガミです。
〜でも、だからこそ、運命を変えることが出来るのです。
シニガミの心を変えることができれば!!!〜
そんなことを教えてくれた気がします。
シニガミは今でも見ています。
私たちが何をし、どう行動するかを。
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選択する勇気
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投稿日:2010/09/29 |
ひかりひまわにさん 40代・ママ・長野県 女の子12歳、女の子10歳、女の子8歳
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二色のみの力強い絵、そしてその絵に負けない思いがこもった語り。
戦士となるには、儀式があった。
たったひとりでライオンをたおす、それも勇気。
でもヤクーバの出会ったのは傷ついたライオン。
ヤクーバは違う勇気を選んだ。
人生を戦士としてではなく、弱き者とレッテルをはられ生きることを。
ライオンはこの勇気に感謝をあらわすが、それはだれにも理解してもらえない。
本当にこれでよかったのか・・・
次の「信頼」を読んでみて下さい。
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子どもの夢。
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投稿日:2010/09/27 |
多夢さん 40代・ママ・兵庫県 女の子10歳
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「全ページ1回だけ立ち読みOK企画」で、娘が気に入ったえほんです。
虫好き、鳥好き、爬虫類好き、生き物ぜ〜んぶ大好きむ・す・めですから、
恐竜だって!?
母(わたし)は驚きつつも、(娘の好きなとかげにちょっと似てるかな?)
なんて思いながら、購入してみました。
かんたろうは、恐竜が大好き。
図鑑がボロボロになるまで読んで、1000回目を読もうとしたら、
なんと、恐竜のたまごが!!!
子どもは、大好きな生き物を飼ってみたいし、育ててみたい。
だから、神さまが、かんたろうにご褒美をあげたのかしらね。
かんたろうは、ほんとに、ちゃんとお世話をしてます。
えらいな〜と思いました。
恐竜も、現代っ子(?)らしく、人間の作ったタコさんウインナーや
ハンバーグも食べます。ちょっと驚きです。(娘談)
お店屋さんがならんでいるページは、遊び心がいっぱい。
たとえば、お店屋さんの名前に、恐竜の名前が付いてるとか・・・
お肉屋さんの張り紙に、「きょうりゅうのにくは、ありません」って書いてあったり・・・
じっくり見てると楽しいですよ。
生き物を育てるのは楽しいけど、大変だってこともわかりました。
子どもの気持ちに沿った話しで、子どもの夢を叶えつつ、
大切なことも教えてくれる・・・そんなえほんです。
最後のおにくちゃん(のうんち)専用のバキュームカーには大笑いさせてもらいました。
まだまだ大きくなるのかな?
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いつの間にか元の話は原形を留めてない
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投稿日:2010/09/28 |
てんぐざるさん 40代・ママ・埼玉県 女の子15歳、女の子10歳
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少し前に読んだ「がちょうのぺチューニア」でも笑わせてもらいましたが、このぺチューニアの天然ぶりに、見ている側(読んでいる側)は、微笑ましくもあり、可笑しくもありました。
なんといっても、彼女の想像力はすごいもんです。
そして、ぺチューニアを取り巻く仲間の動物たちも!
彼らが話していると、元の話は原形をとどめず、どんどん大きなものに変化していってしまい、「いつの間にか、すごい宝物」になっていて、びっくりしました。
こちらの話では、名前は違っていましたが、やっぱりめうしはオシャレ好きで、今回のプレゼントも「かがみ。かがみ」とうるさくて、面白かったです。
とっても楽しい話ですが、このお話は想像力をたくさん働かせないと面白みにかけるので、
読んであげるなら、5歳後半から6歳以上のお子さん、中学・高校生でも楽しめると思います。
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赤毛のタワシ頭が多い家計?
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投稿日:2010/09/27 |
てんぐざるさん 40代・ママ・埼玉県 女の子15歳、女の子10歳
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うちの下の子がとても気に入ってくれました。
私が読んだ後、自分で読み直して、その後またしばらく2,3回読み直していました。
「絵も、話もすごく好み」だそうです。
この絵本は「世の中をもっとうつくしくするために、なにかをしてもらいたい」と、いう願いをおじいさんから受け継いだルピナスさんが、それを見事にやり遂げたというお話です。
一ページ一ページの絵がすごくこだわりを持って描かれいて、細部まで楽しめます。
また、私はルピナスさんの家系では、赤毛のタワシ頭のような髪質の子が多いんだなと、バーバラ・クーニーの細かい技に笑ってしまいました。
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みんなで主人公のカエルを探しました。
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投稿日:2010/09/27 |
てんぐざるさん 40代・ママ・埼玉県 女の子15歳、女の子10歳
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この作者のお話はピリッとスパイスが効いているような、楽しさがあります。
目のつけ所がまた斬新で面白いです。
そして、ロジャー・デュボアザンののほほんとした表情の主人公(カエル)が、すごくあっていました。
日本には「井の中の蛙」ということわざがありますが、海外でも、似たようなことわざがるのでしょうか?
こういう作品を読む時になってしまいますね〜。
我が家ではラストページの「どぶんとなかまいりしたのでした」を読んだ後、私と娘たちとで、この絵本中のどれが主人公のカエルか、それぞれ思うところを指さしてみました。
模様やおなかの色で判別してみたのですが、正解はどれでしょう?気になります。
どこかに正解をこっそり書いておいてくれればいいのにな〜と、思いました。
三木卓さんの邦訳も、とても読みやすかったです。
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音楽が物語を拡げてくれます
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投稿日:2010/09/23 |
ヒラP21さん 50代・パパ・千葉県 男の子13歳
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少年が小学校に着くまでの物語ですが、この絵本は音楽で物語を語ってくれます。
家を出た黄色い傘の少年が途中で、友だちの家に寄って青い傘の少年を誘います。
歩いて行くと赤い傘の友だちの女の子と一緒になります。
それから、小学校までだんだん傘は増えていきます。
橋を渡り、公園を通り、階段を上り、踏切を渡って、横断歩道を渡って…。
言葉は全くないのですが、13の場面ごとにピアノの音楽が情景を語ってくれます。
絵とピアノのみごとなコラボレーション。
リュウ・チェスウさんの絵と物語から受けたイメージでシン・ドンイルさんが曲をつけていますが、聴く人、見る人それぞれに物語のイメージを自由に膨らませていきます。
13曲の後に、全体の物語曲が収録されています。
音楽の授業の取り組みにとても面白い本かと思いました。
学校にたどりつく最後の画面以外はすべて真上からの構図で、子どもたちの姿は見えません。
多くの傘が登場するのですが、全く同じ色の傘がないのは、それぞれの子どもの個性を大事にしているのだと思います。
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楽しいじゃがいも家族♪
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投稿日:2010/09/23 |
多夢さん 40代・ママ・兵庫県 女の子10歳
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一度、長谷川さんの講演会に行ったことがあります。
が、まだ、この絵本は、読み聞かせならぬ“歌い聞かせ”してもらってない!
ですが、想像はつきます。
長谷川さんがこの絵本を“歌い聞かせ”している姿が。
想像して、笑ってしまいました。
インパクトのある作家さんですよね。
とうさんの じゃっくは、
やまださんの おくさんに かわれて いってしまいました。
かなしい はなしです……。
って、誰も全然悲しんでない?
八百屋さんで売られていたじゃがいも家族。
それぞれ買われていって。別れ別れになってしまいます。
悲しいはなしです。
と思いたいところですが、どうも長谷川さんの絵をみてると、
複雑な気持ち。(笑えてくる)
八百屋の主人は、中川さん?(そっくり!)
なぜ、魚屋の主人の頭にタコくっついてるの?(笑えるサイドストーリー付き)
毎回(毎ページ)出演のイカはなにもの?
いろんな楽しみがあちこちに散りばめられて、
最後、意外や意外!
じゃがいも家族が、再会を果たします。
みな、美味しいおかずに大変身!
驚きましたね〜。こんな形で再会をするなんて。
ちょっと感動!
みんな、やっぱりじゃがいもが好きなんですね〜。
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魔女になれる?!
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投稿日:2010/09/23 |
ぽー嬢さん 30代・せんせい・東京都 男の子6歳、女の子3歳
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近所に住む女の子が読んでいたので、ちょっと見せてもらったら・・・面白い!息子もすっかり気に入って、魔女レシピに夢中です。
この図鑑を読んで実践したら、本当に魔女になれそう!
私ももっと早くにこの図鑑と出会っていたら、きっと占いやおまじないを実践していたかな?(できそうなのだけ)と思います。
ユーモアのある図鑑、大人の女性にもお薦めです。
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他人事で済ませてはいけない本だと思います
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投稿日:2010/09/22 |
ヒラP21さん 50代・パパ・千葉県 男の子13歳
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この本を読んでいて、目頭が熱くなったのです。
時計作りを夢見るジョニーの健気さだけではなく、周りの状況に。
子どもの希望、能力を理解しない親。
この姿が子どもの可能性をつぶしていくのでしょう。
子どもを理解しない教師。
教師の配慮のない言葉で、ジョニーは周りからいじめに会うことになります。
そして、この姿が現実なのです。
この絵本を読んで、自分を省みない親、教師がいるとしたら失格だと思います。
そんな思いで、少し過剰反応してしまいました。
親に邪魔されても、理解されなくても時計作りをやり遂げたジョニーは立派です。
でもこの本は、親に反対されても周りに邪魔されてもやりぬくことといった解釈で子どもに伝えるとしたら欺瞞です。
ジョニーだから出来たのです。
ジョニーにしてもスザンナという理解者がいなければつぶれていたでしょう。
自分たちは子どもを理解する側にしっかり立たなければいけないと思いました。
この本はアーディゾーニが孫のスザンナのために書いた絵本だそうです。
彼はスザンナにこのように育ってほしかったのでしょう。
この本は子どものための絵本です。
子どもたちにはジョニーやスザンナの素晴らしさとともに、理解のない親や心ない先生への批判も伝えましょう。
そして、自分の両親や先生はこんなじゃないと言ってもらえたら、それは素晴らしいことです。
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「やわらかくなあれ。」
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投稿日:2010/09/22 |
多夢さん 40代・ママ・兵庫県 女の子10歳
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「こんなに悪い点をとるのは、あたまがかたいせいだよ。
うんとやわらかくしなくちゃ。」
「やわらかくなあれ、やわらかくなあれ、ちちんぷいぷいのぐりっ。」
と、おかあさんに説教をされるたろう。
う〜ん・・・私なら、もっと頭ごなしに怒っているだろうな〜。
こうやって、子どものやる気を引き出すんですね。
予想通り、たろうは、さすがにまずいと思ったらしく、
一心に勉強します。(エライ!)
すると、たろうの頭に、国語のこぶ、算数のこぶ、社会と理科のこぶが!
なんか、すごい発想にびっくりです。
勉強して、頭にこぶが出来るなんてありえない!と思いました。
でも、それって頭が良くなるってことでしょ。
こぶがあっても、かしこくなれりゃいいと思うんだけどな〜。
こぶが出来てかっこ悪いと泣き出すたろう。
そこで、しっかりものの妹のちょん子が大活躍。
こぶを、オニにとってもらおうということに。
そう、このお話は、昔話『こぶじいさま』がベースになっています。
(知らない方は、先に読むことをおすすめします。
ちなみに、本文中の文章表現は、松居直・再話/赤羽末吉・画/福音館書店刊にもとづいたものだそうです。)
草木も眠る、うしみつどき。
ふたりが、オニに会いに行くこともさることながら、
オニたちといっしょに、踊るたろうをみて、
「ありえな〜い!」と思いました。
ぜったい、勇気も度胸もいりますよ。
オニにこぶをとってもらったたろうは・・・
やっぱり、私としては、「あたまのやわらかい子」がいいです。
その後、オニがとったこぶはどうなったかというと・・・
かしこいオニの子が出来たそうですよ。
久々の大ヒット作で、娘の大笑いと「拍手」をもらいました。
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植物の力を感じます
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投稿日:2010/09/22 |
ふくまろさん 30代・その他の方・山口県
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庭のない町で、使われなくなった線路のあとに枯れる寸前の草木を見つけた少年リアームは、草木の世話を始めます。
水やりひとつでも、少なかったりやりすぎたりで、はじめはなかなかうまくいきません。本で調べ、試行錯誤するリアーム。
やがて、草木は息を吹き返し、町に緑が広がっていきます。
失敗しても何度も挑戦するリアームとその努力に応えるように成長していく植物が、なんだか、いい関係だなあ…と思いました。
線路に沿って町中に「移動していく」庭の様子が圧巻です。
植物の力と、人間の力が感じられる絵本だと思います。
小学校でよみきかせしましたが、実話をもとにしたお話ということもあり、子どもたちは、庭が広がっていくところが特に興味深かったようです。
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