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6639件見つかりました

★5  中学生にも大好評 投稿日:2010/04/18
きのぴいさん 30代・ママ・栃木県  女の子4歳、男の子1歳
しごとば
しごとば 作: 鈴木 のりたけ
出版社: ブロンズ新社
職業についての学習でこの本を紹介しました。
子供たちの反応が大変良かったです。

紹介した後の休み時間は、この本の周りは人、人、人。
「へぇ〜、こんなのもあるんだ」
「すごい!こんな細かいところまで描いてあるの?」
「この説明もおもしろい」
など、いい感想ばかり。

職業調べをする意欲も沸いたようでした。

そして、なによりも一番食いついたのは同僚の教師たち。
「どこにその本売ってるんですか?」
「続編もあるんですか?」
「こっちが夢中になっちゃいますね」など。

紹介しただけなのですが、なんだか得意な気分になってしまいました。
年代を問わず、楽しめる絵本です。
参考になりました。 2人

★5  スウェーデンが好きになりました。 投稿日:2010/04/05
てんぐざるさん 40代・ママ・埼玉県  女の子14歳、女の子10歳
海の島 ステフィとネッリの物語
海の島 ステフィとネッリの物語 著: アニカ・トール
訳: 菱木 晃子

出版社: 新宿書房
うちの上の子が、最近ヨーロッパの歴史ものに凝っていると、話したところ、
よく行く図書館の司書の方に薦めていただきました。
朝読用に用意したのですが、ちょうど、春休みだったので、普通に(家で)読んでました。

第二次世界大戦に巻き込まれたユダヤ人の姉妹の物語です。
ユダヤ人迫害のナチスドイツの話は、「アンネの日記」を筆頭に、かなりの数の児童書が出ていますが、これは、これまで読んだり聞いたりしてきたものとはちょっと違った目線で描かれた物語でした。

第二次世界大戦中、ヨーロッパのいくつかの国が中立を守っていたのは知っていましたが、
中でもスウェーデンでは大戦前にユダヤ系の子どもたちを500人、
その後1942年以降は、ナチス・ドイツに迫害を受けたユダヤ人を
何度となく受け入れてくれていたそうです。(その数約7千人)

物語もとてもよかったのですが、訳者の菱木晃子さんの後書きを読んで、この児童書の感動レベルがさらにアップしました!!

残念ながら、うちの子事態は私ほど感動はなかったようですが、それなりに面白かったそうです。
私は読んでいて、主人公のステフィが「赤毛のアン」のアンと似てるな〜と、何度も思いました。
そっくりというわけではないんですが、養女としての立ち位置や、
友達とのやり取りや、ガンバリ屋で負けず嫌いで、自分を曲げないとことか…。
続きがあるようなので、続編楽しみです。
中学生、高校生のお子さんにお薦めです。
参考になりました。 1人

★5  キツめです 投稿日:2010/04/15
ちうやかなさん 40代・ママ・北海道  男の子15歳、男の子12歳
おとうさんとおかあさんのけんか
おとうさんとおかあさんのけんか 作・絵: 西原理恵子
出版社:
出たばかりですね。
3冊シリーズの1冊目。
旅先で中もろくに見ず3冊とも衝動買いしました。
帰宅して読むと・・・以前見た作品が多く、
「サイバラ先生、アンソロジーっすか・・・」
と思いきや、出版社名を見てビックリ!
理論社ではないですかー!!
ついに理論社からサイバラ作品が・・・
しかもテーマは「家族」。

題名と表紙からして「キツめ」だとは予想しましたが、
最後の書き下ろし作品もかなりキツいです。
状況は違えど私も「こりゃやべえ」家族出身。
でも私は「おにいちゃん」の役どころに近いかな。
西原理恵子さんとは色んな部分でシンクロするので、
作品はどれも大切に読ませていただいています。
参考になりました。 0人

★5  似たいような人形なら見たことあります。 投稿日:2010/04/07
てんぐざるさん 40代・ママ・埼玉県  女の子14歳、女の子10歳
びくびくビリー
びくびくビリー 作・絵: アンソニー・ブラウン
訳: 灰島 かり

出版社: 評論社
うちは下の子がすっごい怖がりです。
でも、この絵本は上の子に読みました。(たまたま近くにいたので)
読み終えると「こんな感じの人形、どっかで見たよ。包帯ぐるぐるのやつ」
ちょっと形は違いますが、この「しんぱいひきうけにんぎょう」なる人形はもともとグアテマラ(中南米)が起源だとか、
今、日本にもあるむすめのいってた人形は、確かメキシコの願いがかなうという人形だったような…。

似たようなルーツがあるのかもしれませんね。
怖がりのお子さんにはすごく元気の出る絵本ではないでしょうか?
幼稚園くらいから、小学校高学年くらいまで、お薦めです。
参考になりました。 1人

★3  二番煎じのようで…。 投稿日:2010/04/07
てんぐざるさん 40代・ママ・埼玉県  女の子14歳、女の子10歳
イエコさん
イエコさん 作: 角野 栄子
絵: ユリア・ヴォリ

出版社: ブロンズ新社
すごいコラボだな、と気になって読みました。
ナビのみなさんの感想を読んだら、この絵本の印象は、
「良⇔悪」で分かれていました。

言葉のノリは楽しいけれど、角野さんの作品にしては、
内容があまりにもなかった気がします。
イエコさんのキャラは際立っていましたけど、
手足が生えて、生きているものをお腹の中に入れちゃう。
この発想は、ディズニー映画「モンスターハウス」に似すぎていて、
二番煎じのようで、個人的にはあまり面白くなかったです。

たぶん「やさしいのが こわいのさ。
    こわいのが やさしいのさ。」あたりが、
この絵本のキーなんでしょうが、こういう頭の中の駆け引きみたいなものはあまり小さいお子さんには伝わりませんよね?
あまり本を読んでないお子さんにも、理解がしずらいかも〜。

「ナンセンス絵本」であるなら、何も考えずに、どんな人でも笑えるようなものがいいなぁと、思います。
そうでなかったら、もう少し物語ってほしかったかな。
他の方も書いていますが、「エクササイズ」は、子どもも面白がっていました。
参考になりました。 0人

★5  池のやさしさに感動 投稿日:2010/04/14
ヒラP21さん 50代・パパ・千葉県  男の子13歳
はくちょう
はくちょう 作: 内田 麟太郎
絵: いせひでこ

出版社: 講談社
内田麟太郎さんといせひでこさんの共同作品。
この絵の世界はシンフォニックで素晴らしいです。
絵から先にできたのでしょうか。話し合いながら作成したのでしょうか。
絵に話が添えられているようなお話。
絵本というよりも絵画本です。

白鳥の仲間が旅立ってしまった後、きつねに羽をかまれて傷つき池に一羽残された白鳥。
白鳥といけという大自然の物語。
いけに心があって、やさしさがあって、白鳥のことを思いやり。涙まで流します。
そして、やっと旅立った白鳥を送り返すために、自らも白鳥となります。
超自然のことが絵画の中で見事に表現されています。
本の中から音楽が聞こえてくるような気になりました。

白鳥を襲ったきつねでしょうか、話に直接は絡んできませんが、きつねがあちこちに現れます。
それが緊張感と躍動感を引き立てています。

いせひでこさん、ミゴト!
参考になりました。 0人

★5  親の私がぞくぞくしてきました 投稿日:2010/04/14
ヒラP21さん 50代・パパ・千葉県  男の子13歳
雪女
雪女 絵: 伊勢英子
訳: 平井 呈一

出版社: 偕成社
児童書です。昔なじんだ小泉八雲の代表作。
それにしても、自分自身がドキドキしてしまったのです。
表紙の絵のぞくぞくするような怖さ。
子どもはちょっと手に取るのに躊躇するのではないかと思いました。
女の情念(ママさんたちごめんなさい)さえ感じさせる視線。
男としていせさんの絵に感性的なものを感じてしまいました。
伊勢さんの絵は凄過ぎます。

お話は、小泉八雲の代表的な怪談。
このことを誰かに話したら命をとると言って助けられた巳之吉。
その巳之吉の前に、お雪という女が現れてお嫁さんに。
十人の子どもに恵まれた巳之吉が、雪女に言われたことをたがえて昔の出来事を話してしまいます。
ここのところで私は息をのんでしまいました。
それほど、絵本の絵は緊張感があります。

大人向けの絵本でしょうか。
絵にするとこれだけ凄いことになってくる。
子どもが男の子で良かったと、妙に言い訳がましい私ですが、女の子に読むのには勇気が要ります。
低学年に読んだりしたら眠れなくなってしまうような絵本でした。
参考になりました。 1人

★5  むぎわらぼうしのスキマから見えた情景 投稿日:2010/04/13
ヒラP21さん 50代・パパ・千葉県  男の子13歳
むぎわらぼうし
むぎわらぼうし 作: 竹下 文子
絵: いせひでこ

出版社: 講談社
いせひでこの描く情景がとても素晴らしい絵本です。
るるこが大切にしている麦わら帽子と夏の思い出。
大きめの麦わら帽子を深々とかぶったら、麦わらのスキマから見えてきたのは日差しの波。
波の中に夏の思い出を見つけます。
とてもすがすがしい情景描写。
自分もるること同じ目線から、スキマを通して夏の情景を見ているようです。
景色が夏一色になります。
麦わら帽子を深く引っ張りすぎて、つばのぬいめがやぶけてしまいました。
夏が逃げていく。???
すばらしい表現です。
少女の心象風景と繊細さを見事に表現しています。
この感覚を味わえるのは、高学年からかも知れません。
参考になりました。 0人

★5  気は持ちよう 投稿日:2010/04/12
ヒラP21さん 50代・パパ・千葉県  男の子13歳
さんねん峠
さんねん峠 作: 李錦玉
絵: 朴民宜

出版社: 岩崎書店
ここで転ぶと三年で死ぬというさんねん峠。
ころんでしまったおじいさんは、さあ大変。
具合を悪くしてしまって、三年どころか今にも死にそうです。
そこに現れたすいしゃやトルトリ。
三年で死ぬのではなく、三年生きるのだとアドバイス。
見事な発想の転換です。
おじいさんは転がり続けて、とても元気になりました。
気は持ちよう。
これって、私向け?
参考になりました。 0人

★5  地球を描くとき人は…。 投稿日:2010/04/01
てんぐざるさん 40代・ママ・埼玉県  女の子14歳、女の子10歳
せかいのひとびと
せかいのひとびと 作・絵: ピーター・スピア
訳: 松川 真弓

出版社: 評論社
うちの上の子は、最近本当に「世界史」とか、世界の国々のまめ知識にハマっています。
この絵本は、私がスピアーの絵本が好きで借りてきたのですが、
一番喜んで、ホクホクしながらじっくり眺めていたのは上の子でした。

地球をクローズアップした画が出てきたとき、
「この人、どこの人?ヨーロッパが中心に描いてある。あぁ、オランダのひとか」と、1人で納得して満足してました。
人間って、不思議なもので、世界地図を書くとき、つい自分の国を中心に描きたくなるんですよね。不思議、不思議!

そして、子どもが一番好きなページは、やっぱり最後の
「ほらね わたしたち みんながみんな それぞれ 
 こんなに ちがっているって すてきでしょ?」
だそうです。
読み語りとかにはちょっと不向きかもしれませんが、家族や友達の少人数で、ガヤガヤ眺めるのは楽しいと思います。
参考になりました。 1人

★5  心のつながり 投稿日:2010/04/11
ヒラP21さん 50代・パパ・千葉県  男の子13歳
百羽のツル
百羽のツル 作: 花岡大学
絵: とだ こうしろう

出版社: 戸田デザイン研究室
一糸乱れぬ隊列で飛んでいく百羽のツルの群れ。決して楽ではない渡り鳥の旅のドラマです。
隊列の最後を行く小さな子どものツル。病気で疲れ果てて、飛ぶ力を失って落下していきます。
そのツルは助けを求めない。他のみんなの喜びを壊したくなかったから。
それに気づいた99羽は、落下していくツルを追ってみんなで網を作ります。
みんなで子どものツルを助けるのです。
そして、先頭を行くツルが足で子どもツルを支え、何事もなかったように再び隊列を組んで飛んでいきます。
さりげなく飛びすぎていくツルの隊列の物語。
花岡大学さんは「心のつながりを感じて欲しい」と後書きで述べています。
非常に単純化したドラマの中で、伝えたいことがしっかりと絵になっています。
キャンバス地と溶け込むようなツルの絵がとても印象的です。
参考になりました。 0人

★5  ホン=シュンタオ版2です 投稿日:2010/04/10
ヒラP21さん 50代・パパ・千葉県  男の子13歳
魔法の筆
魔法の筆 作: ホン・シュンタオ
絵: ワン・レイミン

出版社: ほるぷ出版
君島久子訳、若菜珪絵の絵本を読んでからこの本を読むと、同じ文章でありながらテイストがずいぶん違うことに気づきます。
一つは訳です。
「むかしむかし」で始まる定型パターンから、ぐっと今風な翻訳になっています。
子どもにはこれが一番合うのかも知れません。
もう一つは絵です。
中国を代表するアニメ作家の絵だということ。
こちらは、自分がイメージする中国らしさから脱してしまっているので、少し軽すぎるような気もしました。
しかし、子どもには違和感なく受け入れられるのだとも思いました。
『魔法の筆』の異本の中で、一番子ども受けする絵本のように思いました。
参考になりました。 0人

★5  ホン=シュンタオ版です 投稿日:2010/04/10
ヒラP21さん 50代・パパ・千葉県  男の子13歳
マ−リャンとまほうのふで
マ−リャンとまほうのふで 作: ホン・シュンタオ
絵: 若菜珪
訳: 君島 久子

出版社: 偕成社
西本鶏介版と比較してしまいました。
お話としては、こちらの方が面白く感じました。
絵描きとたいかん(位の高い役人)が冒頭から出てきます。
牢獄に入れられたところを筆で扉を描いて脱出します(どもでもドアみたい)。
貧乏な農民に手助けをしている話が多く描かれています。
絵描き描いた金のなる木は、絵のままでした(こちらの方が自然のように思えました)。

物語として、ダイナミックさを感じました。絵を描いている若菜珪さんは日本人ですが、何となく中国の昔話らしい感覚と、極端過ぎない絵で好感が持てました。

同じホン=シュンタオの作品でワン・レイミンが描いている絵本があります。訳者も違ったのですが、同じお話でもいろいろだと思います。
ワン・レイミンさんの絵本と読み比べると楽しさ倍増です。
参考になりました。 0人

★4  子どもを意識したら、もっと素敵かも! 投稿日:2010/03/29
てんぐざるさん 40代・ママ・埼玉県  女の子14歳、女の子10歳
たいふうがくる
たいふうがくる 作・絵: みやこし あきこ
出版社: BL出版
「何やら面白そうな表紙だね」といいながら、上の子が手にして読みました。(1人読み)
なんと!この絵本の作者は、「ニッサン童話と絵本グランプリ」に何度も応募し、優秀賞2回、佳作を3回も受賞。
本作品は(たぶん)6回目に応募した2009大賞作品です。

1ページ1ページの描き方がすごく印象的です。
小学校2,3年生くらいの男の子が主人公なので、彼の目線で「ピックアップされて見えている」のだろう世界が、バーンと描かれています。

小学校の教室で、「台風」の注意をしている先生が、怒ったように見えるのは、少年の心の目じゃないでしょうか?
家の居間から見えるに曇った外の風景。
台風を吹き飛ばそうと、夢で見た大きな船のマスト。そこに描かれている太いロープの傷み具合がいい感じです。
この作者は観察眼も素晴らしいし、描写力もすごいです。
なんといっても印象的なのが、台風一過のあとの青空!
それまでモノクロで描かれていただけに、青い空の見「ブルー」で色づいているので、とても目に焼きつきました。

印象的で、芸術性は高い絵本だと思いますが、
「子どもに伝える絵本」「子どもが読みたがる絵本」かというと、ちょっとどうかな〜。
作者が本格的に子どもを意識して描いてくれる絵本があったら、とてもいいものができそうな気がします!

小学校高学年以上、中高生や、絵を勉強したいお子さんにはお薦めです。
参考になりました。 2人

★5  「ヘタ上手」の絵本作家さん、発見!! 投稿日:2010/03/29
てんぐざるさん 40代・ママ・埼玉県  女の子14歳、女の子10歳
おじいさんのいえ
おじいさんのいえ 作・絵: 植垣 歩子
出版社: 偕成社
素敵な絵本を見つけました!!
デッサン力は、正直「ヘタ上手」という部類に入る画力だと思います。
でも、『絵本』としての味わいは、ものすごく秘めた力を持っている絵本作家さんです!!(私の目に狂いはない!!…と、思います)

目が「3」の年老いた犬(絵本を見れば「3」の意味がわかります)を
お供に、あてもない旅を続けるおじいさんさんが主人公です。
私は上の子と読んだのですが、
「犬がいいね!ねずみは嫌いじゃないけど、ねずみがいっぱい出る小屋に寝るのはちょっと勇気がいるよね」と、笑ってました。

この絵本は「おじいさんの孤独感」がどう癒されるのかがキーになっているので、
年齢の低いお子さんより、小学校高学年以上にお薦めします。

特に2世帯住居や、近所におじいちゃんおばあちゃんが住んでいるお子さん、中高生のお子さんなら、将来へルパーさんなど、高齢者の方に触れ合う職業を考えている人に、特にお薦めしたいです。

裏表紙には、初めと終わりに4コマ漫画のような「おじいさんと犬」の一日が載っています。
おじいさんの人柄や日常が読みとれる素敵な絵本です。
参考になりました。 1人

★4  西本鶏介版です 投稿日:2010/04/10
ヒラP21さん 50代・パパ・千葉県  男の子13歳
まほうのふで
まほうのふで 作: 西本 鶏介
絵: 太田 大八

出版社: チャイルド本社
中国の昔話です。
昔話というと、内容はともかく書く人によって違いがあります。
先にホン=シュンタオの書いたものを読んでいたので、内容のちょっとした違いが気になりました。
絵の好きなマーリャンが絵を習おうとすると、貧乏だからという理由で相手にされません。
絵の好きなマーリャンは自己流で絵の練習をしますが、筆がない。
夢の中で現れたおじいさんがくれた筆が「まほうのふで」。

マーリャンが筆で絵を描くと現実のものとなります。
それをマーリャンは同じく貧乏な人たちのために役立てます。
大金持ちがそれを欲しがって、マーリャンに絵を描くように頼みますが聞き入れられないので、取り上げて他のものに黄金の山を描かせると黒々とした岩に変わってしまいます(ホン=シュンタオ版と違うところ)。
マーリャンはしかたなく黄金の山を描きますが、その前に海を描きます。
海を描いて、船を描いて大金持ちを船に乗せます…。

貧しいものの味方としてのマーリャンの活躍が見所の昔話。
太田大八さんの絵がホッとします。
ただ、自分としてはホン=シュンタオさんの文の方が、活劇的で好きです。
読み比べてみて下さい。
参考になりました。 0人

★5  スペインはヨーロッパの中でいちばん好き! 投稿日:2010/03/27
てんぐざるさん 40代・ママ・埼玉県  女の子14歳、女の子10歳
絵本 世界の食事 14 スペインのごはん
絵本 世界の食事 14 スペインのごはん 作: 銀城康子
絵: マルタン・フェノ

出版社: 農山漁村文化協会(農文協)
「図書館で借りてきて〜」と頼んだのは上の娘ですが、「スペイン」は私も読んでみたかった。
ヨーロッパの中で私が一番好きな国です。
今日も、テレビでたまたま「スペイン=バルセロナ」の番組をやっていて、家族にウンチクをたれてしまいました。

この絵本の記載の中でただ一つ気になったのは、スペインには「バル」という軽食屋のようなところがあって、そこは朝から夜まで開いているので気軽に食事ができる。というところ。

私がスペインに旅行したのは結婚前だったので、
今とは多少違うかもしれませんが、
当時のスペインにも「バル」はありましたが、そこもしっかり「休憩時間」をとっていたので、1日中開いてはいませんでした。
(今は1日中、空いているのかな?)
私はスペイン風オムレツ=トルティージャが大好きです。
若いころ知り合いだったアルゼンチンのおばさまはホームパーティが大好きで、お呼ばれしてはトルティージャとかパエーリャとか頂きましたね〜。

このスペイン版の絵本にも、最後に有名どころの料理レシピが載っていたので、控えて、今度挑戦してみようかな?
参考になりました。 0人

★5  「カラクッコ」に一言! 投稿日:2010/03/27
てんぐざるさん 40代・ママ・埼玉県  女の子14歳、女の子10歳
絵本 世界の食事 第12巻 フィンランドのごはん
絵本 世界の食事 第12巻 フィンランドのごはん 作: 銀城康子
絵: 萩原亜紀子

出版社: 農山漁村文化協会(農文協)
ヨーロッパが好きな上の子に、最近ハマっている「世界の食卓」シリーズを(図書館で)借りてきて」といわれて、
また探してきました。
今度はフィンランドです!!
サウナ、白夜、湖、森、妖精の国、サンタの国!というのが、
私の持っていたフィンランドの世界で、どんなものを食べている人達なのか、この絵本を読むまで、全く知りもしませんでした。

さすがに「ヨーロッパ」オタクになりつつある上の子は、私よりもフィンランドのことを知っていて、
この絵本でも紹介されている肉や魚を、ライ麦パンで包んでオーブンで焼く民族料理「カラクッコ」を見て、
「うわ〜っ!これ、まずいらしいんだよね〜」って。
食べたこともないくせに、どこから調べたことだかわからないけど
「まずい」と、決めつけるのはいかがなものか!?と、思ったので、それは訂正させました。
「自分で食べてから、まずいと思って、そういうのは仕方ないけど、勝手に想像だけで判断しない」と。

フィンランドも寒い地方なので、煮込み料理。オーブン料理や保存食になりそうな料理が多いようです。
毎回この絵本は楽しく、世界の食事情を教えてもらえて、嬉しい限りです。
参考になりました。 0人

★5  子を思う母のこころ 投稿日:2010/04/03
ヒラP21さん 50代・パパ・千葉県  男の子13歳
にじをわたったおばば
にじをわたったおばば 作: 浜野 卓也
絵: 梅田 俊作

出版社: 佼成出版社
夫を失い、たよりにしている一人息子がいくさにとられた母親。
いくさが終わって何年経っても帰ってこない息子を待つ母親の子どもに向ける思いが切々と伝わってきます。
20年経っても帰ってこない息子。
ある日、息子が渡っていった川で旅の若者が溺れ死にます。
その若者にも待っている親がいる。
そう思った母は、橋を造ろうとするのですが、老婆となっていた母親は目が見えません。
最後には虹を渡って息子のもとにに旅立つ「おばば」。
切々としたお話ですが、梅田俊作さんの絵だけにほんわりした絵本になっています。
参考になりました。 0人

★5  出た!悪徳科学者!! 投稿日:2010/03/27
てんぐざるさん 40代・ママ・埼玉県  女の子14歳、女の子10歳
フレディ2 世界でいちばんねらわれたハムスター
フレディ2 世界でいちばんねらわれたハムスター 作: ディートロフ・ライヒェ
絵: しまだ・しほ
訳: 佐々木 田鶴子

出版社: 旺文社
「フレディ」がとても面白かったので、上の子に続きを要求されました。

第2巻の本作品では、フレディーがあまりに優秀すぎて、
飼い主のマスター・ジョンのパソコンに、
(ハムスターの署名入りで)ホームページまでたちあげてしまったことが発端になり、優秀なハムスターの脳みそに興味のある悪徳科学者につけ狙われるお話です。

幼児向けの正義の味方に登場しそうな、悪徳科学者ディット・リッヒ博士が私は面白かった。
もしも、この作品がテレビとかになるなら、この博士役はやりがいがありますよ〜。
フレディは、マスター・ジョンや記者のリーザ、それに黒ねこのサー・ウィリアムや、モルモットのエンリコ&カルーソと共に、この窮地を脱出します。
深刻なようでいて、コミカルなドタバタアクション(?)もあるので、うちの子にはツボにはまったようです。
そして、やっぱりエンリコとカルーソの登場シーンが、面白かったそうです。
出来たら動物好きの小中学生に、読んでほしいな。
行間も文の長さも、小学生中学年くらいを意識した書き方で、とても読みやすくなっています。
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