人気コンビがおくる、新作クリスマス絵本
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ちょっぴりドキドキ、ハラハラする展開、ホッとする結末が魅力のユーモア絵本『まよなかのおしっこ』。
作家のさいとうしのぶさんと担当編集者に、作品に込めた想いや制作秘話を伺いました。
出版社からの内容紹介
「今日から ひとりで ねます」と宣言したぼく。だけどその日の夜中にトイレにいきたくなっちゃった!
トイレを目指して、「ぼく」の夜の冒険が始まります。
ドキドキ、ハラハラの展開と、勇気と自信を与えてくれるラスト。
読み聞かせで盛りあがります。
絵本にはおばけちゃんがかくれているよ。ぜんぶ見つけられるかな?
■書店員さんにも大人気!
・3歳の息子が、隠れているオバケを見つけて大興奮! 最後のページでは「ちっち、もれなくてよかったねえ」とにこにこしていました。(明屋書店 中野ブロードウェイ店 宮田弥生さん)
・子どもたちがこの本を読んで、ドキドキ→ホッ を繰り返し、笑っている顔が浮かびました。(未来屋書店 木曽川店 牧谷佳代子さん)
・子どもの気持ちがリアルで、ユーモラスで、クスクスと笑ってしまいました。ちょっぴり勇気を持たせるラストだと思います。(明文堂書店 TSUTAYA戸田 坂本まさみさん)
・夜中のトイレがこわくて、ギリギリまでがまんしていた子どもの頃を思いだしました。真夜中のトイレもへっちゃらだと思える内容です。(田村書店 ららぽーと和泉店 富田由美さん)
さいとうさん:
編集の方にお目にかかったのが2018年。それからぼちぼちお話しを進めて、丸3年はかかったような……。
担当編集:
はじめてメールとお電話でやり取りをさせていただいたのが2018年8月。その翌月に直接お会いしました。お目にかかってからそう時をおかずに『まよなかのおしっこ』のもととなるアイディアを頂戴しましたが、先に決まっていたお仕事が終わるのをお待ちする間に世界はコロナ禍に。実は絵本づくりが本格的に始まってからは、直接お会いできていません。けれど、今コメントしながらもそのことが信じられないくらい、密にコミュニケーションを取らせていただき、心の距離はかなり縮まっています!(と、私は思っています!)
会える日が楽しみです。
さいとうさん:
文字の入れ方ですね!
擬音語などの文字をデザイナーさんが考えて下さったのだけれど、文字の雰囲気や入れ方も含めて、思った以上に素敵な仕上がりでとても気に入っています。
ところどころ、白抜きの文字もうまく調和するように入れていただきました。
また、今回は、恐怖の表情や動きのある絵や大胆な表現に挑戦しました。
「とうとう おばけが でたあ!!」というシーンなどがそうです。
担当編集:
「おかしいでしょ!」と笑ってツッコミたくなるような妄想が広がったかと思えば、脱力しちゃうようなおばけとの出会い(!)が突然あったり……。時間にしたらほんの数分の出来事だと思うのですが、子どもにとってはまさに大冒険。ちょっぴりこわくてドキドキしながらも先が気になってぐいぐい引き込まれてしまうストーリー展開が見どころです。
あとは、絵本のなかにこっそりかくれているおばけちゃんや、最後まで読むとわかるタネ明かしなど、さいとうさんのサービス精神が細部に込められているので、そこもぜひ楽しんでいただきたいです。