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2022年10月 新刊&おすすめ絵本

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絵本紹介

2022.10.06

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読書の秋におすすめ児童書・幼年童話(2022年10月の新刊&おすすめ)

目次

太古から、人は語ることで世界のことや自分たちのことを表現し、子孫に語り継ぐことで知恵や知識を残してきました。ですから、昔話には人生の教訓がたくさん詰まっています。

一方新しい物語には、今を生きている人の環境に沿った思いや、未来への夢や希望が詰まっています。古くても新しくても、いつだって物語は、私たちの心を一瞬で違う世界に連れて行ってくれる、心の旅のドアなのです。

今月は、神話の世界を冒険するファンタジックなおはなしや、宮沢賢治の名作、日本の昔話に世界の名作など、子どもたちに読んで欲しい「物語」が集まりました。もちろん、どんなドアを開けるのかは自分しだい! 祝日が多いこの秋、心の想像の翼を思いっきり広げて、別世界を旅行した気分になれるおすすめの物語を紹介します。

「すごいことなんかしそうにない」と思われていた男の子が、勇気ある行動で町を救う冒険ファンタジー『アーサーと金いろのつな』

  • アーサーと金いろのつな

    みどころ

    ブラウンストーン一族は、何千年もかけて世界中のふしぎなものを集めている冒険一族。地下室には、立派な鎧やふしぎな像、謎の生き物の骨、岩に刺さったままの剣など、世界各国のあらゆるお宝が眠っています。なかでも一番のお宝は、ブラウンストーン一族の冒険がまとめられた一冊の古い本。

    今回は、ブラウンストーン一族の中で最初に冒険に出かけた、アーサーの物語が語られます。

    アーサーは、一言で言えば「すごいことなんかしそうになかった」男の子。町に住むおばあさんから昔話を聞くのが好きで、森に住むふしぎな生きものと仲良くなるのが上手でした。

    ある日、突然森からやってきたオオカミが、アーサーの町を襲い、町を温めている大きな炎を消してしまいます。森にいたことで、オオカミを呼び寄せたと疑われてしまったアーサーは、自身の疑いを晴らし、オオカミに消された火を再び灯してもらうため、かみなりの神様を探す旅に出ることになりました。アーサーは、無事、かみなりの神様に会うことができるのでしょうか? 町を守る火は、再び燈るのでしょうか?

    おはなしに登場する、「かみなりの神トール」や「ばけもののオオカミのフェンリル」「うちゅうの木」など、北欧神話を読んだことがある方ならすぐに、この作品が北欧神話をベースに書かれていることに気づくことでしょう。「ブラウンストーンいちぞくのぼうけん」は子どもの頃に知っておきたい神話を題材に、主人公がワクワクドキドキする冒険に出かける絵本シリーズなのです。

    アーサーのおはなしの中には、文章だけでなく、絵の隅々にも北欧神話に登場する神やふしぎな生きものが描かれています。巻末には絵に出てくるものの詳しい解説も載っていますので、北欧神話を知らなくても大丈夫。おはなしを読むことで自然と神話の知識も身につく、一冊で二度楽しい作品です。

    シリーズ2作目の『マーシートスフィンクスのなぞ』はエジプト神話が題材のおはなし。神話に詳しい方も、神話を知りたい方も手に取ってほしい一冊です。

アーサーの子どもが、エジプト神話の世界で大冒険!

  • マーシーとスフィンクスのなぞ

    みどころ

    神話に興味を持ちはじめたお子さんに手渡したい、神話を題材にした冒険絵本「ブラウンストーン一族のぼうけん」シリーズ。2作目の主人公は、怖がりな少女、マーシー・ブラウンストーンです。マーシーはブラウンストーン一族ではじめて冒険の旅に出た、アーサーの一人娘。

    お父さんは、マーシーに冒険に出ることを勧めるけれど、暗闇が特に苦手なマーシーは冒険に出る気持ちなんて全くありません。しかし、あるとき、お父さんが、エジプトに冒険に出かけたっきり、一週間も帰ってこなくなりました。お父さんはマーシーの怖がりを直すため、知恵と月の神「トート」の本を手に入れようとして、スフィンクスの守るお墓の中にいるヘビに捕まってしまったのです。

    お父さんを救うため、マーシーはトートと交渉し、太陽の神「ラー」の片目「月の目」を取ってくることになります。ラーの乗る太陽の船を探しに地の果てを旅するマーシー。彼女は無事に「月の目」を取ってくることができるのでしょうか? マーシーは父・アーサーと再会することができるのでしょうか?

    知恵と月の神トート、太陽の神ラー、そしてスフィンクス……今回の神話は、そう「エジプト神話」です。エジプト神話の魅力はなんといっても神々の造詣の面白さ。月の神トートは「トキ」、太陽の神ラーは「ハヤブサ」の頭を持つ神様、あの世の神アヌビスは「オオカミ」の姿をしていて、ネコにそっくりの「バステト」はなんとネコの神様です。

    絵本の随所にエジプト神話の神さまやモチーフが描かれているので、隅々まで絵を楽しめば、自然にエジプト神話に興味を持つことでしょう。ページの最後には、さらに詳しく知りたいという方に嬉しい、絵本に登場するエジプト神話の解説つき。おはなしを楽しみ、神話の知識も身につく、一冊で二度楽しめる作品です。

    さて、マーシーを冒険家にしようとする父・アーサー。本作では「じぶんの町を、こわいばけものからすくった、りっぱなぼうけん家」となっていますが、彼も子どもの頃は「すごいことなんかしそうになかった」男の子だったんです。彼がどうやって「りっぱなぼうけん家」になったか知りたい方は、是非シリーズ一冊目の『アーサーと金いろのつな』を読んでくださいね。

この書籍を作った人

ジョー・トッド=スタントン

ジョー・トッド=スタントン (じょーとっどすたんとん)

絵本作家、イラストレーター。イギリス南部のブライトンで生まれ育ち、西イングランド大学ブリスタル校でイラストレーションを学ぶ。現在ロンドン在住。邦訳された絵本に『いっぴきぐらしのジュリアン』(岩崎書店)『エリンとまっくろ岩のひみつ』(評論社)がある。

この書籍を作った人

河合 祥一郎

河合 祥一郎 (かわいしょういちろう)

1960年生まれ。東京大学およびケンブリッジ大学より博士号を取得。東京大学大学院総合文化研究科教授。専門はシェイクスピア。訳書にナルニア国物語やドリトル先生、赤毛のアンといった児童書向けシリーズ、ポー傑作選、シェイクスピア戯曲の新訳(すべてKADOKAWA)、『若い読者のための文学史』(すばる舎)など、著書に第23回サントリー学芸賞受賞の『ハムレットは太っていた!』(白水社)、『シェイクスピア 人生劇場の達人』(中央公論新社)などがある。

動物との交流の中で己に“足りないもの”に気づき、音楽の真の理解を得た青年の物語『セロ弾きのゴーシュ』

  • 宮沢賢治の絵本 セロ弾きのゴーシュ

    みどころ

    子どもの頃に読んだ宮沢賢治の「セロ弾きのゴーシュ」でずっと頭に残っていたのは、
    「印度の虎狩」という曲とかっこうが窓ガラスにぶつかり続けて外へ出ようとする場面。
    要するにそれだけインパクトが強かったということ。

    大人になって「あれ、どんな物語だったっけ?」と読み返してみると、
    ゴーシュの自分の音楽に対する絶望感と動物たちの的を得た指摘が見えてくる。

    更にまた読み返してみると、今度は動物たちの訪問を嫌がりながらも音楽に対する情熱を
    徐々に取り戻していくゴーシュの様子や、そのゴーシュを見守る周りの優しい目線も見えてくる。

    本当に懐の深い物語だな…と改めて感じてしまうのです。

    ゴーシュと動物たちの、ちょっと刺激的ながらも音楽というものを体感し合う至福の時間、
    この大切な場面を、さとうあやさんは情熱的に、ユーモラスに、そして温かな目線で描いてくれています。
    色々な画家が表現する「セロ弾きのゴーシュ」。
    演奏を終えた夜、ゴーシュが家の窓から夜空を仰ぎ、かっこうに対してつぶやく最後の場面は、
    少し切なくてとても美しい。
    この名場面もまた、子どもたちの心に長く残っていく作品になっていくのではないでしょうか。

「宮沢賢治の絵本」シリーズ

この書籍を作った人

宮沢 賢治

宮沢 賢治 (みやざわけんじ)

1896年岩手県花巻市に生まれる。盛岡高等農林学校農芸化学科卒業。十代の頃から短歌を書き始め、その後、農業研究家、農村指導者として活動しつつ文芸の道を志ざし、詩・童話へとその領域を広げながら創作を続けた。生前に刊行された詩集に『春と修羅』、童話集『注文の多い料理店』がある。彼の作品の殆どは没後に高く評価され多数の作品が刊行された。また、何度も全集が刊行された。1933年に37歳で病没。主な作品に『銀河鉄道の夜』『風の又三郎』『ポラーノの広場』『注文の多い料理店』『どんぐりと山猫』『よだかの星』『雪渡り』『やまなし』『セロひきのゴーシュ』他多数。

己の誓いのために痛みを我慢し、弱き者への優しさを示す『竜のはなし』竜の深い精神性が子どもたちの心を強くつかむ宮沢賢治の名作

  • 竜のはなし

    出版社からの内容紹介

    日本の名作を重厚な油絵で描いた、戸田幸四郎の名作絵本シリーズ。
    このお話は宮沢賢治の世界を象徴する名作なのですが、絵本化されているのは本作のみ、という賢治童話の中でも珍しい作品です。

    人や動物から恐れられる一匹の竜。ある時「もう、悪いことをしない。」と心に誓います。許すこと、受け入れること。自分の命さえ投げ出すような、壮絶なまでの竜の優しさは、読む者に「優しさ」の意味や本質を問いかけてきます。

    竜の姿を前に、子どもが釘付けになったという読者のお手紙も多くいただく本作。子どもたちの心に、深い余韻をもたらすでしょう。

ツルたちがお互いを思いやり、助け合う姿を通じて「心のつながり」を感じる『百羽のツル』

  • 百羽のツル

    出版社からの内容紹介

    人間のさまざまな心を描き出す、戸田幸四郎の名作絵本シリーズ。

    遠い北の空からみずうみを目指して飛び続ける、百羽のツルの群れ。平和な空気が急転、一羽の病気のツルが皆に黙って落ちはじめます。それを見つけた他のツルが…。

    互いを思いやる心、慈しむ心。そうした「心のつながり」を簡潔な文で表現した優しい物語。読み聞かせにも最適です。青を基調とした背景に浮かび上がる美しいツルの姿に心を動かされます。

この書籍を作った人

とだ こうしろう

とだ こうしろう (とだこうしろう)

(戸田幸四郎 1931年−2011年)山形県尾花沢市生まれ。都市計画から店舗デザイン、グラフィックまであらゆるデザインを仕事とする。51歳の時、デザイナーから絵本作家に転向。80歳で亡くなるまで42作品を発表。そのどれもがロングセラーとなる。絵はもちろん、ひらがなまで全てをデザインした『あいうえおえほん』は累計100万部を超え、日本の知育絵本の草分けと評されている。他にも宮沢賢治・太宰治などの文に重厚な絵を描いた名作絵本集や環境をテーマにした創作絵本集など出版。静岡県熱海市には自身が建築デザインから手がけた戸田幸四郎絵本美術館がある。

日々の喧噪を忘れさせてくれる、身近な自然にある「奇跡の瞬間」を集めた物語集第1弾『スロウダウン 立ち止まってゆっくり感じる50の自然のものがたり』

「スロウダウン」シリーズ

表紙は映画『アメリ』のために描かれた絵! 風刺画で有名なゾーヴァの絵に、那須田淳さんがミニストーリーを添えた27のシーンでつづる画文集『少年のころ』じっくり眺めているうちに、ふと自分自身の「心」に出会う不思議な読後感を味わって

  • 少年のころ

    出版社からの内容紹介

    類い希なユーモアと、批評精神に満ちたその絵画は、世界中に多くのファンがおり、ゾーヴァの名は、映画アメリの美術としてもよく知られています。日本初公開の絵に、ベルリン在住の作家、那須田淳が素敵な文をつけた

この書籍を作った人

那須田 淳

那須田 淳 (なすだじゅん)

猫とコーヒーと散歩が好きな小説家。1995年よりドイツのベルリンに住む。『ペーターという名のオオカミ』(小峰書店・産経児童出版文化賞、坪田譲治文学賞を受賞)などYA向きの本を多数執筆。地球環境のことも気になって、『未来からの伝言 SDGsガイドブック』(講談社)などを手がけ、翻訳も絵本『こわい、こわい、こわい?』(西村書店)などたくさんある。和光大学、共立女子短期大学で非常勤講師もつとめる。

この書籍を作った人

ミヒャエル・ゾーヴァ

ミヒャエル・ゾーヴァ (みひゃえるぞーば)

1945年、ドイツ・ベルリン生まれ。芸術教育学を学び、画家・イラストレーターとして活躍。1995年、現代を的確に風刺した画家に与えられるオラーフ・グールブランソン賞を受賞。挿し絵に『ちいさなちいさな王様』『キリンと暮らすクジラと眠る』『思いがけない贈り物』『パパにつける薬』『魔笛』、画集に『ミヒャエル・ゾーヴァの世界』『ミヒャエル・ゾーヴァの仕事』がある。

「とくべつしえん学校」のフツーの日常をじゅんくんの視点で伝える『じゅんくんの学校』子どもの成長を温かく見守る大人のまなざしを感じて心が温まる

  • じゅんくんの学校

    みどころ

    じゅんくんには苦手なことがいろいろあります。でも二年生になってからできることが増えました。「じゅんくん!」ってよばれたらすぐに手をあげられるし、友だちや先生のこともよく観察しています。ある時、すぐにどこかに行ってしまう「かこちゃん」が教室から出て行ったところについていったじゅんくん。探しに来たかおる先生の泣きそうな表情を見て、かこちゃんに勝手にどこかに行くのはよそうねと心の中で言ってみたり、今度は絶対に止めるからね、と思ったり。また、一年生の時にはちゃんといすに座っていられなかった朝の会でも、ちゃんと座っていられるようになりました。さらにプレイルームという部屋に一年生が入ってきて大騒ぎする姿に「まったく……! 一年生は!」なんて思ってみたり。さまざまな場面で、二年生になったじゅんくんの成長が感じられます。

    じゅんくんが通っているのは「とくべつしえん学校」。じゅんくんはここで毎日たくさんのことを見て、考え、さまざまなことを感じながら過ごしているのです。

    そんなじゅんくんが一番苦手なのは「はしること」、中でもマラソンの練習が大っきらいなのに、「マラソン大会」が来週に迫っています。運動場を走るのがいやでいやで仕方なくて座りこんでしまったり、おねえちゃんとその友だちが練習させようとがんばってくれても、いやなものはいやという気持ちはどうにもなりません。
    それでもやってきた「マラソン大会」当日。スタートしてからすぐに「むりむり」って座ろうとしたけれど、「じゅん、がんばって!」というママとパパの声が聞こえて、おねえちゃんが手をひっぱってくれているような気がして……。いちに、いちに。まえに、まえに。すると‥‥‥。

    特別支援学校の現役教師として、また『熱風』『ひみつ』『ふたり』など児童文学作家としても活躍される福田隆浩さんが描く、じゅんくんの日常の物語。苦手なことにひとつひとつ立ち向かいながら成長していく姿が丁寧に描かれます。その気持ちの動きがささめやゆきさんのやさしく温かな絵からも伝わってきます。

    文章はじゅんくんの語りかけで進んでいくので、とても読みやすく、友だちのおしゃべりを聞いているかのよう。じゅんくんの心の中にある思いをしっかり受け取ることができるでしょう。

    「知ることから、すべてははじまる!」本書のオビに書かれている言葉そのままに、サポートが必要な子が目にしている世界や思いをまずは知ってほしい、という作者の温かな眼差しと願いを感じる一冊。低学年から読める易しさですが、子どもから大人まで幅広い年齢の方に手にとってほしい作品です。

この書籍を作った人

ささめや ゆき

ささめや ゆき (ささめやゆき)

1943年、東京都生まれ。1970年代にパリやニューヨークで絵を学び、帰国後、本の挿画などを手掛ける。絵本に『ねこのチャッピー』(小峰書店)『ガドルフの百合』(宮沢賢治・作 偕成社)『あしたうちにねこがくるの』(石津ちひろ・文 講談社)『まどさんからの手紙 こどもたちへ』(まど・みちお・作 講談社)など多数。画文集に『イタリアの道』(講談社)などがある。

内田麟太郎さんの明解な文と、ザ・キャビンカンパニーのオシャレな絵で読む日本の昔話集第4弾『むかしむかし(4) ももたろう・かちかち山・おだんご ころころ』

「むかしむかし」シリーズ

この書籍を作った人

内田 麟太郎

内田 麟太郎 (うちだりんたろう)

1941年福岡県大牟田市生まれ。個性的な文体で独自の世界を展開。『さかさまライオン』(童心社)で絵本にっぽん大賞、『うそつきのつき』(文渓堂)で小学館児童出版文化賞、『がたごと がたごと』(童心社)で日本絵本賞を受賞。絵本の他にも、読み物、詩集など作品多数。 他の主な作品に「おれたち、ともだち!」シリーズ(偕成社)、『かあさんのこころ』(佼成出版社)、『とってもいいこと』(クレヨンハウス)、『ぽんぽん』(鈴木出版)などがある。

この書籍を作った人

ザ・キャビンカンパニー

ザ・キャビンカンパニー (ざきゃびんかんぱにー)

阿部健太朗と吉岡紗希による二人組の絵本作家。ともに1989 年大分県生まれ。由布市の廃校となった小学校をアトリエに改装し、制作拠点としている。第7回日本童画大賞準優秀賞受賞。デビュー作『だいおういかのいかたろう』(鈴木出版)で第20 回日本絵本賞読者賞受賞。作品に『よるです』『ハテナはかせのへんてこいきものずかん』(偕成社)『ほこほこのがっこう』『にょっ!』『ゆびさしちゃん』(小学館)『はみがきあわこちゃん』『ケチャップれっしゃ』『くつしたしろくん』(鈴木出版)『ひげらっぱ』(ひさかたチャイルド)『しんごうきピコリ』(あかね書房)『ねむれないおうさま』(B・エルキン原作 小宮由訳/瑞雲舎)『おかしな?ハロウィン』(ほるぷ出版)

かぐや姫や桃太郎、一休さんなど、有名な昔話50作を1冊にまとめた『日本の昔ばなし 50選』読み聞かせからひとり読みまで長く使えるのが魅力!

  • 日本の昔ばなし 50選

    出版社からの内容紹介

    心が育つ読み聞かせ絵本。320ページで、大判イラストたっぷり。日本の昔話から子どもに人気のおはなしを厳選し50話収録。『一休さん』や『桃太郎』、『雪女』など充実のラインナップ。漢字は全てふりがな付きで、お子様のひとり読みにもおすすめ。

演技遊びを通じてコミュニケーション能力や表現力、社会性を育てる「ドラマ教育」を取り入れた、名セリフで楽しむ世界の物語『あたまがよくなる!366日のおんどく』大人もいっしょに憧れのセリフを言いっこしよう♪

  • あたまがよくなる!366日のおんどく

    出版社からの内容紹介

    【4歳から〜】「演じる音読」で知性・感性・社会性・協働力を育てる!
    「ドラマ教育」をベースにした、演じる音読本。「すてきなセリフ」や「声に出して読みたくなるセリフ」に注目し、あこがれの職業や正義の味方、子どもたちがよく知る物語の登場人物になってやりとり遊びが楽しめます。登場人物の気持ちを想像しながら音読することで、子どもの脳や心を刺激します。

    声に出したくなる言葉やセリフが366日分!
    「桃太郎」や「白雪姫」などのおなじみの名作のほか、あこがれの職業のセリフや言葉遊びなど、あらゆる分野から、子どもが自らすすんで演じたくなり、声に出して読みたくなる「会話」や「言い回し」を366日分ピックアップ。

    表現力、読解力をUPさせる楽しいセリフが満載!
    知性を育てつつ、さらに一歩進んだエンタメ感をプラス。アニメや映像などで耳にしたことがありそうな「ぼくに さわると やけどするぜ」「あくは ゆるさない!」「ここを とおりたければ わたしを たおしてから いきな」など、思わず言ってみたくなる正義の味方のセリフや、やりとり遊びを楽しみながら表現力や読解力をはぐくむセリフを収録しています。

紙から電子へ……小学館創立100周年記念につくられた『小学館世界J文学館』は125冊の世界の名作を電子書籍で楽しむ次世代文学全集

  • 小学館世界J文学館

    出版社からの内容紹介

    1冊なのに、125冊。次世代の文学全集!

    現代にふさわしい、新しい世界文学全集が誕生しました! 1冊の本を買うことで125冊の世界名作を電子書籍として読める、これまでになかったしくみの全集です。
    紙の書籍は、イラストやあらすじで作品を紹介するいわば「名作図鑑」です。気になる作品があったら、ページ端のQRコードを読み込みます。すると自分のデバイスに作品の全文が出現! WiFiさえつながっていればどこででも読める、これまでにない「次世代の読書」が楽しめます。
    収録作品は、「シェイクスピア物語」「赤毛のアン」など永遠の名作から、「魔女の宅急便」など現代の名作まで。本邦初訳作品もいっぱいです。くわしくは「J文学館」で検索を!
    ほとんどの作品は、この全集のための新訳! 今の子どもたちにぴったりの、リズム感のあることばで訳しました。
    各作品につく楽しいイラストも魅力のひとつ。人気画家の描きおろしが中心です。
    そして電子書籍ならではの、「3段階のふりがな選択」と「本文音声読み上げ機能」にもご注目を。小さなお子さん、日本語を勉強中の留学生、視覚障害や読字障害をお持ちの方など、多くの人に世界名作をお届けするための工夫がいっぱいです。

    【編集担当からのおすすめ情報】
    創立以来子どものための本づくりを手がけてきた小学館が、創立100周年の機に贈る、まったく新しいタイプの「世界文学全集」です。
    手元には1冊の本、そこから広がる125冊の世界名作。机の上にいきなり自分だけのための図書館ができあがってしまうのです。
    「J文学館」の「J」は、児童、ジュニア、次世代を意味しています。作品の選定は小学校中学年〜中学生以上を対象としていますが、大人にも読みごたえのある作品が盛りだくさんです。好みの文字サイズで読めるので、シニア世代にもおすすめします!

    ひとつだけご注意を。J文学館は電子書籍として作品を読むため、スマホ、タブレット、PCなどのインターネットに接続する機器が必要です。またWiFi環境もご用意ください。そして作品を読むために最初に「アカウント登録」をしますが、登録できるのは個人だけ、そして1冊ひとりだけとなっています。アカウントの「譲渡」「変更」はできません。くわしくは、「J文学館」で検索してご確認ください。

    ※ご注意
    図書館からの貸し出しでは、電子書籍は読めません。
    一部の電子書籍は、2030年9月以降ご利用いただけない場合があります。

この書籍を作った人

角野 栄子

角野 栄子 (かどのえいこ)

1935年東京都生まれ。早稲田大学教育学部英語英文科卒業。日本福祉大学客員教授。1984年に路傍の石文学賞を受賞。「おおどろぼうブラブラ氏」(講談社)でサンケイ児童出版文化賞大賞、「魔女の宅急便」(福音館書店)で野間児童文芸賞と小学館文学賞を受賞。絵本に「ケンケンとびのけんちゃん」(あかね書房)、「ぼくびょうきじゃないよ」(福音館書店)、童話に「ちびねこチョビ」(あかね書房)など作品多数。

この書籍を作った人

金原 瑞人

金原 瑞人 (かねはらみずひと)

翻訳家・法政大学教授 1954年岡山市生まれ。訳書は児童書、ヤングアダルト小説、一般書、ノンフィクションなど550点以上。訳書にマコーリアン『不思議を売る男』、シアラー『青空のむこう』、グリーン『さよならを待つふたりのために』、ヴォネガット『国のない男』、モーム『月と六ペンス』、クールマン『リンドバーグ 空飛ぶネズミの大冒険』、サリンジャー『このサンドイッチ、マヨネーズ忘れてる ハプワース16、1924年』など。エッセイ集に『サリンジャーにマティーニを教わった』、日本の古典の翻案に『雨月物語』『仮名手本忠臣蔵』など。

この書籍を作った人

さくま ゆみこ

さくま ゆみこ (さくまゆみこ)

東京生まれ。出版社勤務を経て、翻訳家・編集となる。JBBY会長、「アフリカ子どもの本プロジェクト」代表。青山学院女子短期大学教授。著書に『エンザロ村のかまど』(福音館書店)、『どうしてアフリカ? どうして図書館?』(あかね書房)など。アフリカ系アメリカ人を主人公にした絵本の翻訳に『ローザ』『わたしには夢がある』『つぼつくりのデイブ』『かあさんをまつふゆ』『むこうがわのあのこ』『川のうた』『リンカーンとダグラス』(以上光村教育図書)、『ひとりひとりのやさしさ』(BL出版)、『きみたちにおくるうた』(明石書店)、『イライジャの天使』(晶文社)、『ふれ、ふれ、あめ!』『ぼくのものがたり あなたのものがたり』(以上岩崎書店)、『じゆうをめざして』(ほるぷ出版)などがある。翻訳で産経児童出版文化賞、日本絵本賞、ゲスナー賞などを受賞している。訳書に『ゆき』『シャーロットのおくりもの』(ともにあすなろ書房)、『くらやみのなかのゆめ』(小学館)、『ひとりひとりのやさしさ』『やくそく』(ともにBL出版)など多数。

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