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絵本紹介

2022.11.04

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幼稚園、保育園、認定こども園に通っているお子さんに毎月届く 月刊保育絵本・定期刊行かみしばい 2023年度ラインナップをご紹介します

目次

「月刊保育絵本」「定期刊行かみしばい」という言葉を聞いたことはありますか?

「月刊保育絵本」とは、幼稚園・保育園・認定こども園で年間購読し、毎月子どもたちに手渡される絵本のこと。クラスのみんなが同じ絵本を手にして、先生とお友だちと一緒に楽しむことを目的として作られていて、「年少版(4歳)」「年中版(5歳)」「年長版(6歳)」と子どもの成長、発達に合わせて、年齢別に内容を考えて作られていることが特長です。

「定期刊行かみしばい」は月刊の紙しばいのこと。リズミカルなことばとシンプルな構成がはじめての紙しばい体験にぴったりな「年少向・8場面」と、紙しばいならではのドラマチックな展開が魅力の「年中〜年長向・12場面」の2つのコースがあります。

11月に入り、各月刊保育絵本の2023年度年間予定が発表されました。今回、各月刊絵本2023年度4月号の表紙と出版社おすすめポイントをまとめました。

月刊保育絵本の多くは、年間契約で各園ごとに購入するため、個人で購入することは難しいのですが、園の先生方はもちろん、幼稚園、保育園にお子さんが通っている親御さんに「来年、我が子が手にする月刊保育絵本はどれかな……?」と楽しみながら見ていただければと思います。一方、「定期刊行かみしばい」は刊行された作品については1作品からでもご購入いただけます。

記事を読んで「もっと気になる、知りたい!」と思った月刊保育絵本・定期刊行かみしばいがありましたら、ぜひ、公式サイトをチェックしてみてください。

月刊保育絵本ってなに? 定期刊行かみしばいってなに? 気になるタイプをご紹介

総合保育絵本

1冊の中に「季節の自然」「行事」「生活習慣」「おはなし」「シール遊び」など、いくつかのコーナーに分かれているのが特長です。月々の保育活動に合わせて構成されていて、子どもの発達に合わせて対象年齢も細かく分かれています。

科学絵本

「動物」「実験」「自然」「食育」などの科学テーマを掘り下げて紹介しているのが特長です。迫力満点の写真を掲載したり、実験の様子を紹介するなど、子どもたちの科学に対する興味・関心を育てます。

おはなし絵本

「創作絵本」や「日本昔話」「世界の昔話」など1冊まるごとおはなしが載っている絵本です。月刊絵本で発表された後に、人気となり本屋さんに並ぶ単行本になった作品もあります。

定期刊行かみしばい

童心社が創業の翌年から65年間続けている、毎月新刊の紙しばいをお届けする企画です。「おひさまこんにちは(年少向き・8場面)」と「ともだちだいすき(年中年長向き・12場面)」の2つのシリーズがあります。

日本発の文化「かみしばい」を園や自宅で楽しもう! 唯一の月刊の紙しばい「定期刊行かみしばい」(童心社)

楽しい気持ち、悲しい気持ちってどんな色?

  • 紙芝居 レレコせんせいと いろりんこちゃん

    出版社からの内容紹介

    「こどこどこどもえん」のふしぎぐみにやってきた、
    やまのようかい「いろりんこちゃん」。
    ランタがおもしろいかおをして、いろりんこちゃんを笑わせると……

    いろりん いろいろ いろりんこー!

    まわりの色がピンクになっちゃった!
    いろりんこちゃんがおまじないをとなえると、まわりの色がいろりんこちゃんの気持ちの色に変わっちゃうのです。

    そこへ、いろりんこちゃんのおともだち、やまにゅうどうもやってきました。大きなからだでどしんどしんと地面をゆらし、ふしぎぐみのみんなはびっくりおおさわぎです。
    「だめ、だめー!」
    おこったいろりんこちゃんがおまじないをとなえると、まわりはまっかにそまりました。じぶんの気持ちをうまく言えなかったやまにゅうどうは、はっとして……。

    たのしい、かなしい……大好き! 
    気持ちっていろいろ!
    いまの気持ちはどんないろ?

 

「ともだちだいすき」編集部 コメント

「2023年度 童心社定期刊行かみしばい」年中・長向12場面「ともだちだいすき」シリーズ4月号、『レレコせんせいと いろりんこちゃん』です。

本作の脚本は、「にじ」、「世界中のこどもたちが」(いずれも中川ひろたか・作曲)など園で人気の歌の作詞も手がけるシンガーソングライターの新沢としひこさん。妖怪とおともだちという楽しいレレコせんせいやおともだちを魅力的に描いたのは市居みかさん。自分の気持ちを素直に表現すること、おともだちの気持ちを想像すること――新しいおともだちと出会うはじまりの季節にぴったりの4月号です。

「童心社 定期刊行かみしばい」には年少向・8場面のコースもあります。特集ページでは紙しばいの実演もまじえてくわしくご紹介しています。ぜひご覧ください。

定期刊行かみしばい 公式サイト

創刊95周年を迎える保育絵本の先駆者的存在『キンダーブック』(フレーベル館)

毎号ひとつのテーマを掘り下げた「科学絵本」

  • しぜん‐キンダーブック(2023年4月号)

    出版社からの内容紹介

    生き物や植物、食べ物や科学など、身のまわりの自然のなかから、
    毎号ひとつのテーマを選び、深く掘り下げてご紹介する科学絵本です。

    ‟命のたいせつさ”や‟しくみのおもしろさ”を伝え、考える力を育みます。

    就学前のお子さまだけでなく、小学生やおとなの方にもファンが多い本として、とてもおすすめです。
    5年以上購読をなさっている大ファンの方もたくさんいらっしゃいますよ。

「キンダーブック」編集部 コメント

「しぜん_キンダーブック」は創刊50年を迎えた科学絵本です。迫力ある撮り下ろし写真や、細部までじっくり観察できるリアルイラストレーションを駆使し、もっと知りたい! という好奇心を刺激します。昆虫や植物から、天体や環境まで毎月バラエティ豊かなテーマを取り上げ、子どもの「なぜ?」にとことん答えます。

月刊誌には珍しいハードカバーの仕様も、保存に便利! 小学生になっても自由研究に活用できる! とご好評いただいています。 興味のあることはさらに深く追究でき、今まで興味のなかったことには新たに興味をもつきっかけになる絵本です。

キンダーブック 公式サイト

創刊85年。名作『どうぞのいす』や『ころわん』シリーズもここから生まれました 『チャイルドブック』(チャイルド本社)

いろいろな興味がぐんぐん育つ、3〜4歳のお子さんへ

「チャイルドブック」編集部メッセージ

3〜4歳児向けの月刊総合保育絵本。季節の自然・行事、食育ページやシールページ、生活習慣を楽しく学べるページなどのコーナーで構成されています。いろいろなものに興味をもちだした子どもたちにぴったりな絵本です。

チャイルドブックは、基本的には園で選定されたものを年間購読していただくシステムですが、個人の方は書店で注文できます。

チャイルドブック 公式サイト

毎月1冊の絵本を通して、ことばを超えた心のメッセージを子どもたちへ伝えるキリスト教保育絵本「こどものせかい」(至光社)

優しく吹く風に、神さまを感じるおはなし

  • さくらいろのかぜ (こどものせかい2023年4月号)

    出版社からの内容紹介

    新しい環境に入る時、子どもたちの心は期待と不安でいっぱいです。何かを乗り越える喜びと、誰かが見守っていてくれるという安心感は、心と体の成長の大きな力になるでしょう。神さまはいつもいっしょにいる−やさしく吹く風に、ふっと神さまを感じる絵本。

「こどものせかい」編集部メッセージ

「こどものせかい」は1955年に創刊以来、“神さまは いつも私たちを愛し、その心はいつもこどもたちととも にあることを伝えたい”との思いで、毎月一冊の絵本を 全国のキリスト教幼稚園·保育園にお届けしています。

価値観の多様化する現代を生きるこどもたちが“いつでも、どこでも、どんなときでも神さまはいっしょにいてくださる、神さまの愛に包まれている”と感じながら元気で健やかな毎日を過ごせることを願っています。

また、言語教育や知育が優先される現代において、子どもがもつ本来の感性・感じる力の育ちを大切にしたいと考えています。言葉にはならない豊かなものが、子どものこころに広がります。

「こどものせかい」公式サイト

楽しみあい、学びあい、育ちあう園生活を送る子どもたちのために。園と家庭をつなぐ架け橋『ひかりのくにの月刊絵本』(ひかりのくに)

優しい心、考える力を育てる環境総合絵本

  • こどもとしぜん(2023年4月号)

    出版社からの内容紹介

    自然体験を促す「今月の自然」、生き物の意外な特徴を知り、もっと好きになる「大好き生き物」、自然の恵みである食べ物について知る「食べ物の秘密」、親子の触れ合いを楽しむ「親子で運動遊び」など、優しい心と考える力を育てる環境総合絵本です。

「ひかりのくに」編集部メッセージ

こどもとしぜんは「子ども」と「しぜん」をつなぐ、鮮やかで大きな誌面の絵本です。実際に子どもたちが実体験している臨場感たっぷりの写真で、自然・科学・生き物の面白さをやさしく楽しく伝えます。また、別冊付録「さんぽずかん」とも連携し、「調べる楽しさ、知る楽しさ」を実感できます。1年間で、感性や科学性、命を愛しく思う心を育てる4〜5歳児向けの月刊絵本です。

※ひかりのくにの月刊絵本は、全国の幼稚園、保育園、認定こども園を通して年間購読していただく絵本です。

「ひかりのくに」公式サイト

子どもの「新しい時代を生きる力」を引き出します! 園と家庭の絆を深める『ワンダーブック』(世界文化ワンダークリエイト)

STEM教育やSDGsなども取り入れた年中児対象の総合絵本

「ワンダーブック」編集部メッセージ

自然や社会への関心を広げる特集ページや、短い時間で物語の世界を楽しめるおはなしページ、食べ物への感謝と知識を深める食育ページ、考えながら貼るシール遊びページ、季節の行事ページなど、子どもたちの心を豊かにする月刊総合保育絵本です。

幼稚園教育要領・保育所保育指針に準拠しているワンダーブックは、年中児の心が成長する上で必要な内容となっています。年中児向けの文章量、文字の大きさ、絵の描きこみになり、発達に即した表現がされています。この本は書店では販売しておらず、基本的には幼稚園や保育園向けの教育教材となっていますが、定期購読に申し込めば毎月届き、家庭でも多くの園が認めた教材で遊びながら楽しく学ぶことができます。

ワンダーブック 公式サイト

2023年は「主体性」「自己肯定感」「体験」に「多様性」を加えて パワーアップ!『がっけん つながるえほん』(Gakken)

発見と体験が盛りだくさんの5歳向け総合保育絵本

  • がっけん つながるえほん はっけん!(2023年4月号)

    出版社からの内容紹介

    5歳児さん向けのがっけん つながるえほん「はっけん!」はたくさんの“はっけん”が詰まった絵本。幅広いテーマで楽しみながら考える力、主体性を育みます。イチオシは「かがく」のコーナー! 毎月豪華な実験付録付きで、かがく脳を育てます。「気持ち」や「文字・数」などの入学準備のコーナーも入った充実の1冊です。

「がっけん つながるえほん」編集部メッセージ

「がっけん つながるえほん」は1〜5歳までの成長に合わせて作られた、季節感たっぷりの絵本シリーズです。全ての人に読みやすいよう開発されたユニバーサルデザインフォントの使用や、今の社会に合った、多様性を意識した表現を心掛けています。変化の激しい時代を生きる子どもたちに、「つながる」ことや体験の大切さを伝えていきたい。そんな思いを「がっけん つながるえほん」に込めています。

「がっけん つながるえほん」公式サイト

心を育てるおはなし絵本を子どもたちへ。聞く力、語彙力、読解力も培われて、子どもの知的好奇心を刺激します(鈴木出版)

新年度にぴったりな姉弟のハートフルストーリー

  • かっちゃん どうしたのかな(こどものくに ひまわり版 2023年4月号)

    出版社からの内容紹介

    この春から、弟のかっちゃんも同じ園に通うことになりました。好き嫌いが多くて、すぐ泣くかっちゃんを心配するみおちゃん。みおちゃんがお部屋に入ったとたん、さっそく「あーん あーん」と泣き声が聞こえてきました。お昼ご飯のときも、砂場で友だちと遊んでいるときも、ついかっちゃんの様子が気になります。でも、そのせいで友だちが怒ってしまって…。涙をふきながらも、みおちゃんは、かっちゃんのところへ走ります。手には、砂場でつくった、世界にひとつだけのおだんごを持って。泣いたり笑ったりしながら、成長していく子どもたちの様子を生き生きと描きます。
    新年度に子どもたちに読んであげたい、心を育む1冊です。

こどものくに ひまわり版編集部 メッセージ

『こどものくに』は、「思いやりの心」を大切にしながら作り続けているおはなし絵本です。心をこめて読んでもらったお話は子どもたちの心に根をはり、今後の人生の支えとなってくれます。かけがえのないこの時期に、おはなし絵本の世界を楽しんでみませんか。お子さんの成長に合わせ、たんぽぽ版(年少児向け)、チューリップ版(年中児向け)、ひまわり版(年長児向け)からお選びいただけます。

鈴木出版 公式サイト

いかがでしたか?

今回、ご紹介している以外にも、いろいろんな月刊保育絵本が制作されています。幼稚園、保育園、認定こども園にお子さんを通わせている親御さんは、我が子が持って帰ってくる月刊保育絵本は何かな?と見てみるのも面白いと思います。

そして、まさに今、2023年度の月刊保育絵本を選んでいる園の先生方にとって、選ぶときの参考にしていただけたら嬉しいです。

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月刊保育絵本@ 「こどものせかい」(至光社)

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