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日・中・韓平和絵本 へいわって どんなこと?

日・中・韓平和絵本 へいわって どんなこと?(童心社)

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2022年11月 新刊&おすすめ絵本

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季節は秋真っ盛り。「旅行」や「海」など大人数で賑やかなイベントから、「読書」や「芸術」など個人で静かに楽しむイベントへと気持ちに変化が出てくるのも秋の特徴です。でも、一口に「芸術」「読書」と言っても、とても広大でどこから入れば良いのか悩む人、すごく敷居が高く感じている人もいるのではないでしょうか?

絵本の中にはそんな悩みに手を差し伸べる、小さいお子さんから絵や音楽、文学に親しめる作品が出版されています。まずは子どもと一緒に楽しめる絵本を入り口に、芸術や文化などに触れてみてはいかがでしょう?

そして、このような文化や芸術を確立してきた歴史の中には、それに携わってきた人々がいます。そんな偉人の姿を感じられる作品も合わせてご紹介します。

 

少女画の巨匠・高橋真琴の絵で堪能する9人のお姫様『高橋真琴のおひめさまものがたり』

  • 高橋真琴のおひめさまものがたり

    出版社からの内容紹介

    高橋真琴のおひめさま絵本
    『ペローとグリムのおひめさま シンデレラ』
    『アンデルセンのおひめさま にんぎょひめ』
    『日本と中国のおひめさま かぐやひめ』(各3話入、ともに学研)を
    1冊にまとめた豪華愛蔵版です。

    《掲載作品》全9話
    ★アンデルセンのおひめさま
    「にんぎょひめ」「おやゆびひめ」「はくちょうの王子」
    ★日本と中国のおひめさま
    「かぐやひめ」「はちかつぎひめ」「おりひめ」
    ★ペローとグリムのおひめさま
    「シンデレラ」「ねむりひめ」「しらゆきひめ」

    高橋真琴の1970年代の絵を中心に、
    美しくはつらつとした9人のお姫さまたちの物語を掲載。
    時代を超えて愛されるお姫さまの魅力を、
    高橋真琴のロマンチックな絵で心ゆくまで堪能できます。

    箔押しが美しいカバーデザインで、高橋真琴ファンをはじめ、
    お姫さまに憧れる女の子、大人の女性へ贈る珠玉の1冊です。
    巻末には解説付き。168P、上製。

    お子さまへの贈り物にもぴったり。
    お子さまに読んであげるなら4才から、自分で読むなら小学校低学年から。

この書籍を作った人

高橋 真琴

高橋 真琴 (たかはしまこと)

1934年大阪生まれ。1957年少女漫画家としてデビュー後、少女画家として活躍。ロマンチックな画風で一世を風靡する。主な著書に『あこがれ』(復刊ドットコム)など。現在も少女画の巨匠としてますます脚光を浴びている。

「ぱく ぱく ぱっくん!」割れたりんごが雪だるま、赤鬼、チューリップに変身! 日本の風物詩絵本『いちねんのりんご』は、切り絵の表現力に圧巻される

  • いちねんのりんご

    いちねんのりんご

    作・絵:
    菊地 清
    出版社:
    冨山房

    出版社からの内容紹介

    丘の上に立つリンゴの木には、それぞれ違う色の12個のリンゴが実ります。
    新しい月がくるたびに、このりんごが一つずつ落ちて割れると、
    雪だるま、赤鬼、おひな様、チューリップ…と変身します。切り絵による風物詩絵本。

人気キャラクター ペネロペと一緒に、パズル遊びで名画をもっと身近に感じよう『考える力を育てるパズル絵本 ペネロペと名画をみよう』

ひとつの漢字にひとつの詩。リズミカルな言葉にどんどん漢字が愛おしくなる『漢字はうたう』

  • 漢字はうたう

    出版社からの内容紹介

    「字」や「春」、「傘」など、漢字から感じ取れるイメージや、漢字の中にひそんでいる字からつくった詩の絵本。見開き1編の詩を、春夏秋冬の季節と時間の流れの順にならべ、素朴でぬくもりのある絵とともに楽しめる。漢字が語源や成り立ちからはなれて、自由な心と空想の力を借りて姿を変えた詩は、ひとつひとつに作者の気持ちやメッセージが込められている。巻末には作者による作品解説を掲載。漢字と詩が身近に感じられる一冊。

この書籍を作った人

吉田 尚令

吉田 尚令 (よしだひさのり)

1971年、大阪府生まれ。イラストレーター。絵本や書籍の挿画などを手がける。主な絵本に、『希望の牧場』(作:森絵都)、『パパのしごとはわるものです』(作:板橋雅弘)、『悪い本』(すべて岩崎書店)、『はるとあき』(作:斉藤倫 うきまる/ 小学館)、『星につたえて』(文:安東 みきえ/アリス館)、挿画に、「雨ふる本屋」シリーズ(作: 日向理恵子/童心社)などがある。

巨匠・安野光雅の絵と言葉で味わう名作『シンデレラ』。美しい構図とリズミカルな言葉で物語の世界へ誘われましょう

  • シンデレラ

    シンデレラ

    文・絵:
    安野 光雅
    出版社:
    世界文化社

    みどころ

    世界中で知られる童話「シンデレラ」。
    安野光雅さんの美しい絵と茶目っ気のある語り口に、いっそうお話のおもしろさ、滑稽さがにじみ出ます。
    実はこの本、1974年に刊行された童謡絵本シリーズ「ドレミファランド」の中からミュージカルのお話を抜粋し1冊にまとめたものの復刊なのです。
    安野さんの絵本作家デビューは『ふしぎなえ』(1968年刊行)。『ABCの本』『さかさま』など代表作を次々世に送り出した時代の、『シンデレラ』は絵本作家として初期に描かれた貴重な作品の一つと言えるでしょう。

    見どころはなんと言っても絵!
    シンデレラがお城をめざし、馬車で石橋を渡る場面のダイナミックな構図と水彩の美しさ。
    柱やテーブルの木目が描きこまれた部屋。
    あたたかみのある生活道具(タンス、やかん、鍋、皿、時計、ランプ・・・)。
    屋根や煙突のレンガ一つ一つが描かれる、圧巻の立体感。
    あちこちに登場するトカゲやねずみの表情もユーモラス。
    魔法使いのおばあさんがどのページにも隠れていて(柱の陰や、皿や旗の絵の中から)シンデレラを見守っているのもポイントです。
    大人も子どもも楽しめる、安野光雅さんの魅力が凝縮した傑作物語絵本です。

この書籍を作った人

安野 光雅

安野 光雅 (あんのみつまさ)

1926 年、島根県津和野町生まれ。美術にとどまらず、文学、数学など、創作の分野は多岐にわたる。国際アンデルセン賞、菊池寛賞、文化功労者など、受賞・受章多数。絵本に『ふしぎなえ』『さかさま』『ふしぎなさーかす』『もりのえほん』『あいうえおみせ』『ABC の本』『あいうえおの本』『天動説の絵本』「旅の絵本」シリーズ (以上、福音館書店)、『繪本 平家物語』(講談社)、『魔法使いの ABC』(童話屋) など。著書に『かんがえる子ども』(福音館書店)、『絵のある人生』(岩波書店)、『本が好き』(山川出版社) など。故郷の津和野町には安野光雅美術館がある。2020 年 12 月没。

ノーベル平和賞を受賞した『みんなのやさしいおかあさん マザー・テレサ』。彼女と親交のあった片柳神父が語るマザーの優しく強い愛

  • みんなのやさしいおかあさん マザー・テレサ

    出版社からの内容紹介

    インドのカルカッタで、苦しんでいる人、困っている人がいれば、誰にでも献身的に手を差しのべた、マザー・テレサ。
    そのあふれる笑顔とおおきな愛で、世界中の人々をつつみこみ、人道支援にその生涯を捧げた人として、ノーベル平和賞を受賞しました。

    マザー・テレサの施設で1年ほど暮らし、傍らで奉仕活動を手伝い、彼女の勧めでカトリックの司祭を志した片柳弘史神父の穏やかな語り口と、当時のインドの混とんとした情景とマザーの優しく強い愛を表現した絵本作家つるみゆきの絵が1冊の絵本となって、小さな子どもたちに平和のメッセージをやさしく美しく伝えます。

『沈黙の春』の著者 レイチェル・カーソンの生涯を絵本で味わう『レイチェル・カーソン物語 なぜ鳥は、なかなくなったの?』

  • レイチェル・カーソン物語 なぜ鳥は、なかなくなったの?

    出版社からの内容紹介

    世界的ベストセラー『沈黙の春』を書いて
    環境保護運動に大きな影響を与えた
    レイチェル・カーソン(1907-1964)の伝記絵本。

    ちいさなレイチェルは目をこらし、耳をすませました。鳥のさえずり、虫の羽音。自然のリズムのなかで暮らしていました。あるとき、鳥がうたうのをやめ、自然が声を失いはじめたことに気がつきました。いったいなぜ? だれのせいで? レイチェルの一生をかけた調査、勇気ある行動は、
    人びとの環境への意識を高め、社会全体の考え方を大きく変えたのです。
    環境の汚染や破壊をくいとめ、たくさんの生きものが支え合って暮らしていける地球にするために、人間はどうしたらいいのでしょう。レイチェルの言葉は今、ますますその重みを増しています。

この書籍を作った人

ステファニー・ロス・シソン

ステファニー・ロス・シソン (すてふぁにーろすしそん)

多くの絵本や子どもの本の挿し絵を手がけるイラストレーター。小さなころレイチェル・カーソンの本を読んで感動し、現在も作家・画家としてカーソンの影響をうけている。作品に『星のこども カール・セーガン博士と宇宙のふしぎ』などがある。アメリカ・フロリダ州とモーリシャス島を行き来して暮らしている。

この書籍を作った人

おおつかのりこ

おおつかのりこ (おおつかのりこ)

福島県で生まれ育つ。2007年にはじめての翻訳書『シャンプーなんて、だいきらい』(徳間書店)を出版する。訳書に『くらやみきんしの国』『死について考える本』『わたしのかぞく みんなのかぞく』(ともにあかね書房)、『モルモット・オルガの物語』『オルガとボリスとなかまたち』(ともにPHP研究所)、著書に『元号ってなんだろう 大化から令和まで』(岩崎書店)、「感染症と人類の歴史」全3シリーズ(文研出版)などがある。横浜市在住。JBBY会員、やまねこ翻訳クラブ会員。

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