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絵本紹介

2023.02.28

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「色と感情の結びつき」を感じ、感性を豊かにしてくれる絵本『いろいろへんないろのはじまり』<ブランニュープラチナブック>

退屈な「はいいろの国」がカラフルな国に変化していく『いろいろへんないろのはじまり』色彩感覚を養えるアートな絵本

この書籍を作った人

アーノルド・ローベル

アーノルド・ローベル (あーのるどろーべる)

1933年アメリカ ロサンゼルス生まれ。高校卒業後ブルックリンの「プラット・インスティテュート」に入学。本のイラストレーションを学ぶ。ポーランド生まれのアニタ・ローベルと出会い結婚。『わたしの庭のバラの花』など、ローベルが文、アニタが作画を担当した絵本も出版されている。『ふたりはともだち』でコルデコット賞次賞と全米図書賞、『ふたりはいっしょ』でニューベリー賞、『どうぶつものがたり』でコルデコット賞を受賞。20世紀アメリカを代表する絵本作家となる。その他の作品に『ふくろうくん』『おはなしばんざい』(以上文化出版局刊)などがある。1987年ニューヨークの病院で他界。

レビューをご紹介

うわぁ きれい

小学校2年生の朝の読書タイムで紹介しました。

白と黒と灰色だけだった世界から、魔法使いによって次々と色が作り出されていく様子に子どもたちは惹きこまれ、ラストの色とりどりのページでは「うわぁ きれい!!」歓声が起こりました。

ひとつの色だけではうまくいかない、いろいろな色があってこそ調和がとれる。奥深いすばらしい作品だと思います。

(ゆきぽんずさん)

いろんな色の時代

色のない世界なんて、信じられますか?
でも、昔々、世界がモノクロの時代があったのです…。

それを憂えた魔法使いが、青を作り、青の時代がやってきます。
世界は変わりました。青一色に。でも、青は人の心を沈ませます。

やがて、気の滅入った魔法使いは、黄色を作ります。
今度は、世界が黄色一色に変わりました。でも、黄色は目が痛くなってしまって…だめ。魔法使いは、今度は赤を作ります。

世界が、赤一色に変わりました。けれど赤は、人の心を怒らせます。怒った魔法使いは…どうするのでしょう?(ヒント:赤、青、黄色。三原色があれば、たくさんの色が作れますよね?)

この本は、色について学べるだけでなく、失敗は成功に通じるということも、私たちに教えてくれます。よみきかせ会で、小学生に読んで聞かせたのですが、「ホントに昔は色がなかったの〜?」と、首をかしげて聞いていました。いまは、白黒テレビもない時代…。すべてが総天然色が、当たり前の恵まれた時代なんですね。

(ねこなさん)

絵本ナビがおすすめする「ブランニュープラチナブック」(2023年2月認定)からご紹介

ブランニュープラチナブックとは……?

絵本ナビに寄せられたレビュー評価、販売実績など、独自のロジックにより算出された人気ランキングのうち、上位1000作品を「絵本ナビプラチナブック」として選出し、対象作品に「プラチナブックメダル」の目印をつけてご案内しています。

「ブランニュープラチナブック」は、2000万人の絵本ナビ読者の評価と販売実績を得て、新しく「プラチナブック」に仲間入りした注目の人気作品。作品を推す読者のコメントを読むと、選ばれた理由がわかります。

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