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絵本紹介
2023.05.29
みどころ
「チアーリリー!」「ティーウティー」「フィービー」「クークークー」 夜明けとともに、鳥たちのコーラスが始まりました。レイチェルは、どの鳥の声も、全部聞きたくてたまりません。あたりは生きものたちの音楽でいっぱい。ちいさなレイチェルは自然のリズムの中で暮らしていました。そしてよく見て、耳をすまし、感じたことを絵とおはなしに書くことの好きな女の子でした。
自然と共にすくすくと成長したレイチェルは、大学に進み生物学を学びます。そして海洋生物学者として働きながら、大好きな自然についての本を書きはじめたのです。しかしその頃、自然界ではおかしなことが起きていました。あちらこちらで、自然が声を失い始めたのです。レイチェルは自分のやり方で原因を探ります。
環境問題のベストセラー『沈黙の春』を描き、環境保護運動に大きな影響を与えた、生物学者であり作家でもあったレイチェル・カーソンの伝記絵本。レイチェルのひたむきな人生が、おしゃれな色合いのイラストで、丁寧に語られます。作者のステファニー・ロス・シソンは、小さな頃レイチェル・カーソンの本を読んで感動し、現在も作家・画家として影響を受けているそうです。巻末には「作者のことば」「監修者のことば」も添えられていますので、ぜひそちらも合わせて読んで、レイチェルの思いを感じてください。
この書籍を作った人
多くの絵本や子どもの本の挿し絵を手がけるイラストレーター。小さなころレイチェル・カーソンの本を読んで感動し、現在も作家・画家としてカーソンの影響をうけている。作品に『星のこども カール・セーガン博士と宇宙のふしぎ』などがある。アメリカ・フロリダ州とモーリシャス島を行き来して暮らしている。
この書籍を作った人
福島県で生まれ育つ。2007年にはじめての翻訳書『シャンプーなんて、だいきらい』(徳間書店)を出版する。訳書に『くらやみきんしの国』『死について考える本』『わたしのかぞく みんなのかぞく』(ともにあかね書房)、『モルモット・オルガの物語』『オルガとボリスとなかまたち』(ともにPHP研究所)、著書に『元号ってなんだろう 大化から令和まで』(岩崎書店)、「感染症と人類の歴史」全3シリーズ(文研出版)などがある。横浜市在住。JBBY会員、やまねこ翻訳クラブ会員。
おしゃれなイラストで読みやすい
「沈黙の春」で有名なレイチェル・カーソンの伝記絵本。
レイチェルが小さい頃をどんなふうに過ごし、なぜ自然や生き物に興味を持つようになったのかが、おしゃれなイラストでわかりやすく語られています。
この絵本を読んで、レイチェル・カーソンをとっても身近に感じました。素敵なセリフも多かったです。
(クッチーナママさん)
自然の声
『沈黙の春』で有名なアメリカの海洋生物学者、作家のレイチェル・カーソンの伝記絵本、ということで、
子どもたちには難しいかなあ、と 少し身構えたのですが、
シンプルにまとめられてあり、とても読みやすかったです。
子ども時代、自然の声に耳を澄ませていた様子が丁寧に描かれ、
彼女の研究の土台を知ることができます。
知りたいことがどんどん増えていく様子は、まさに、学びの姿。
だからこそ、自然の声が聞こえなくなった異変に気付くのです!
環境学習の初歩としても、お薦めです。
(レイラさん)
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