のりもの好きな子大集合!
絵本紹介
2023.08.25
絵本ナビプラチナブックに新たに加わった絵本を、読者のレビューとともに紹介する、絵本ナビブランニュープラチナブック。私達が毎日を快適に過ごせるのは、たくさんの人たちの働きがあってこそ、というところに気づかせてくれる『よるのあいだに… みんなをささえる はたらく人たち』。夜の街を探検するような気持ちで、ワクワクしながら読める一冊です。
みどころ
昼のあいだ、いろんな人が仕事をしている。
朝早く、おいしい朝食を買おうと、人々がパン屋を訪れる。
彼らは、電車や乗って、会社に向かう。
会社のビルでは、大勢の人たちがフロアを行き来して、働いている。
でもじつは、夜のあいだにも、いろんな人が仕事をしてる。
夜は道が空いていて、物が運びやすい! トラックの運転手さんが夜のあいだに小麦粉を届けてくれるから、パン屋さんは朝早くにパンを焼ける。
ビルの掃除をするのだって、人のいない夜のほうがやりやすい。夜のあいだに清掃員さんが掃除をしてくれているから、みんな気持ちよくフロアを使える。
それから、線路の工事をしてくれる、作業員さん。電車が走っていない夜のあいだに、線路のトラブルを解決して、安全を守ってくれている。
多くの人が寝静まる時間に働く人々をテーマにした、ユニークな視点のお仕事絵本。ひとつひとつのお仕事をくわしく掘り下げていくのではなく、紹介するお仕事のそれぞれが、互いに、あるいは昼のお仕事と、どう関わり合っているのかということについて、さまざまな表情を見せる夜の町でゆっくりと視点を移しながら紹介していきます。
みんなが眠りについている時間にも、途切れることなくどこかでだれかが働いていて、そういうお仕事ひとつひとつが、人々の生活全体を支えている。考えてみれば当たり前だけど、自分で気づいて、思い描くのはむずかしい。そんなぼくらにあたらしい視点で社会を見つめる目をくれる、「ありがとう!」のイマジネーションにあふれた一冊です。
この書籍を作った人
ケンブリッジで本に囲まれて育つ。オックスフォード大学を卒業後、助産師の仕事をはじめる。退職後、2 人の息子と過ごすなかで子どもの本への情熱を再燃させ、作家の道へ進む。作品に「ふたりはなかよし マンゴーとバンバン」シリーズ(徳間書店)、“The Book Cat”、“Building a Home” などがある。ロンドン在住。
この書籍を作った人
ヨークシャーでだいすきな絵を描きながら育つ。ケンブリッジ美術学校を卒業後、作品の制作をして過ごす。チェルトナム・イラストレーション・アワード2017 とブックセラー誌のイラストレーター・ショーケース2018 に選ばれる。作品に“Wild Family”、“Wild Cities”、“Nature’s Toybox”などがある。ヨークシャー在住。
この書籍を作った人
東京で日本語、英語、台湾語を聞きながら育つ。子どもの誕生を機に、児童書の翻訳や創作をはじめる。『木の葉のホームワーク』(講談社)で第60回産経児童出版文化賞翻訳作品賞を受賞。翻訳作品に「グレッグのダメ日記」シリーズ(ポプラ社)、「ワンダー」シリーズ(ほるぷ出版)、『ドッグマン』(飛鳥新社)、『木の中の魚』(講談社)、『ちっちゃなサリーはみていたよ』(岩崎書店)などがある。東京都在住。
眠らない町
みんなが寝静まった、夜の間が
お仕事の場・・という方たちの生活に
スポットが当てられています。
ま、主に町の暮らしよね・・。
そのおかげで
定時と言われる朝から夕方までの時間に
気持ちよく、段取りよく働ける。
決して派手ではないけれど
しっかり社会を支えている
無くてはならないお仕事。
幼い子どもたちでも理解できる
とってもわかりやすい一冊だとおもいます。
(やこちんさん)
かがやく光たち
美しい色合いのイラストに惹かれ、手に取りました。
みんなが寝ている夜に、暮らしを支えるために働いている人たちに焦点を与えたおはなし。
清掃のお仕事、警備のお仕事、警察官、報道局のお仕事などなど、いろんな人たちがみんなが眠る夜に大事な仕事をしていることがわかります。
おはなしの最後に、暗くなってから出かけて行ったママの仕事が明かされます。
夜の空にかがやく光たちがとてもきれいでした。
(クッチーナママさん)
ブランニュープラチナブックとは……?
絵本ナビに寄せられたレビュー評価、販売実績など、独自のロジックにより算出された人気ランキングのうち、上位1000作品を「絵本ナビプラチナブック」として選出し、対象作品に「プラチナブックメダル」の目印をつけてご案内しています。
「ブランニュープラチナブック」は、2000万人の絵本ナビ読者の評価と販売実績を得て、新しく「プラチナブック」に仲間入りした注目の人気作品。作品を推す読者のコメントを読むと、選ばれた理由がわかります。