世界26か国の食べものを紹介した、楽しい大判絵本!
絵本紹介
2023.10.23
秋の一大イベントとしてすっかり定着したハロウィン。仮装をして練り歩いたり、お菓子をもらったり、かぼちゃの飾りやお料理を作ったり、カラフルで楽しさいっぱいの行事ですが、その由来を問われると……ほかの行事に比べて、すんなり答えられるほどにはまだ馴染めていないかも?
今回は小さい子たちに「ハロウィン」の行事としての意味を、やさしくおもしろく伝えてくれる絵本をピックアップしました。楽しいおはなしやちょっぴりこわい「こわめっこ」遊び、だまし絵遊びをきっかけに、ハロウィンの由来やおばけの仮装、「トリック・オア・トリート」やジャック・オー・ランタンの意味にも触れられます。仮装や飾りつけの準備、お菓子や料理づくりの前に子どもたちと読んでみれば、ハロウィンへの理解が深まって、より味わい深いイベントになるはず。絵本と一緒に、今年も楽しいハロウィンをお過ごしくださいね。
出版社からの内容紹介
いつもひとりぼっちのおばけくん。でも、ハロウィンの日だけはちがいます! 「トリックオアトリート」と、仮装をした子どもたちといっしょにお菓子をもらいにいきます。もちろん、子どもたちはおばけくんが本当におばけだなんて気づいていません。ところが、ある家にきたとき。犬が突然おばけくんに飛びかかって・・・。
子どもたちとおばけくんの、こころあたたまる友情ものがたり。
『ぼうしくんのクリスマスプレゼント』に続く、新井洋行氏のシーズン絵本第二弾!
この書籍を作った人
1974年、東京生まれ。二人の娘の父。絵本作家・デザイナー。絵本に『れいぞうこ』(偕成社)、『いろいろ ばあ』(えほんの社)、『みず ちゃぽん』(童心社)、『どじにんじゃ』(講談社)、『おおごえずかん』(コクヨS&T)、『ころころぽーん』(ほるぷ出版)など多数。挿画に「パーシー・ジャクソン」シリーズ(ほるぷ出版)、「モーキー・ジョー」シリーズ(フレーベル館)など。くもん出版からは、「えほんとあそぼ」シリーズのほかに『ぴーかーぶー!』『カチン コチン!』(絵・小林ゆき子)の2冊がある。
出版社からの内容紹介
“にらめっこ”じゃなくて“こわめっこ”??
“わらったらまけよ”ではなく“ないたらまけよ”の逆転発想。
次々に登場するこわ〜い妖怪や魔女たちに、まけるな!まけるな!!
この書籍を作った人
亀山達矢(1976年三重県生まれ)と中川敦子(1978年京都府生まれ)によるユニット。 絵本やイラストレーションをはじめ、工作、ワークショップ、舞台美術、空間デザイン、アートディレクションなど、様々な分野で幅広く活動している。著書に「かおノート」(コクヨ)「やさいさん」(学研教育出版)「いろいろバス」(大日本図書)「うんこしりとり」(白泉社)など多数。海外でも様々な国で翻訳出版されている。NHK Eテレの工作番組「ノージーのひらめき工房」のアートディレクションも担当。絵本「しろくまのパンツ」(ブロンズ新社)で第18回日本絵本賞読者賞、Prix Du Livre Jeunesse Marseille 2014 (マルセイユ 子どもの本大賞 2014 )グランプリ、「パンダ銭湯」(絵本館)で第3回街の本屋が選んだ絵本大賞グランプリ、第24回けんぶち絵本の里大賞 大賞、「わくせいキャベジ動物図鑑」(アリス館)で第23回日本絵本賞大賞を受賞。2019年にやなせたかしさんの遺志を継いで創設された、第1回やなせたかし文化賞の大賞を受賞。武蔵野美術大学油絵学科版画専攻 客員教授、大阪樟蔭女子大学 客員教授。
出版社からの内容紹介
今日はハロウィン。
みんなはへんそうして、園にやってきました。
子どもたちとひろみ先生は、おさんぽにでかけて、いっけんいっけんたずねます。
「おかしをくれなきゃいたずらするぞぉ」
みんな、おかしをたくさんもらいました。
「えんちょうせんせいのところいこうよ」と、えんちょうしつをたずねる子どもたち。
ところが、
「しごとがあっていそがしいのです。おかし? そんなのありませんよ」
と、忙しそうなえんちょう先生。
子どもたちはがっかりです。
「よーし、おかしくれないんだったら、いたずらしちゃおうよ」
と、ほんとうにいたずらしちゃうことに!
子どもたちは、どんないたずらを考えたのでしょう?
シリーズおなじみの元気な子どもたちと、おおらかな先生たちがおりなす、楽しいハロウィン絵本です。
この書籍を作った人
1954年埼玉県大宮市生まれ。日本ではじめての男性保育士として、5年間千早子どもの家保育園に保父として勤務。1987年、みんなのバンド「トラや帽子店」を結成。リーダーとして活躍。「みんなともだち」「世界中のこどもたちが」などは、たくさんの子どもたちに歌われている。1995年「さつまのおいも」(童心社刊)で絵本デビュー。「たなばたプールびらき」他ピーマン村の絵本シリーズ(童心社刊)、「わりとけっこう」(絵本館刊)などの作品がある。絵本「ないた」で日本絵本賞受賞。絵本作家、詩人の他にも、ラジオDJなど、多方面で活躍中。
この書籍を作った人
1955年、岐阜県生まれ。創作絵本をはじめ、ワイルドライフアート、オリジナルグッズなどで独自の世界を展開する、自然派アーティスト。「ピンクとスノーじいさん」(徳間書店)、「プレゼント」(BL出版)、「ようこそ森へ」(徳間書店)で、ボローニャ国際児童図書展グラフィック賞受賞、「ピンク!パール!」(徳間書店)で、ブラティスラヴァ世界絵本原画展金牌、「なつのいけ」(ひかりのくに)で日本絵本賞大賞、「999ひきのきょうだいのおひっこし」(ひさかたチャイルド)が2012ドイツ児童文学賞にノミネートなど国内外で高く評価されている。主な作品に「星空キャンプ」(講談社)、「さかなつりにいこう!」(理論社)、「石のきもち」「くじらのバース」(ひさかたチャイルド)、新刊「どろんこ!どろんこ!」(講談社)など多数ある。伊豆高原と石垣島に、村上康成絵本ギャラリーがある。
みどころ
ばけたくんはおばけのこ。くいしんぼうなおばけのこ。
「ばけばけばけばけ ばけたくん・・・」
このフレーズも、すっかりお馴染み!シリーズ4作目です。
でも今回は、スペシャルです。
だって、今日はまちにまったばけたくんの誕生日なのです。
「ごちそう いっぱい たべるぞー」
でも・・・おばけのたんじょうび会って、いったいどんなものを食べるのでしょう。
かりかりのこんぺいとうに、さっくさくのエビフライ。
大好物を目の前にしたら、ばけたくん、我慢なんてできません!
「ちょっとなら いいかな。」
すると、あらららら! おやややや!
「あ、ばけた つまみぐい したわね!」
ほらほら、さっそくヘンテコな姿に変身しちゃて、ママに怒られます。
さあ、ばけたくんのお祝いをしようとお客さんもやってきて、
いよいよたんじょうび会はスタートです。
「ばけた おたんじょうび おめでとう! かんぱーい!」
いくら美味しいからって、ぱくぱく、むしゃむしゃ、いっぺんにたべたら・・・
うわわわ!ありゃりゃりゃりゃ!?
さすがたんじょうび、ばけたくんのばけ方もスペシャルのようですよ。
その様子は、絵本を読んでのお楽しみ。
それにしても、ばけたくん。一体何歳になったのでしょうね。
さらに色鮮やかに、愛らしくキュートなばけたくんの最新作。
あまりにも嬉しそうに変身するばけたくんを見ていると、なんだかとっても幸せな気持になってくるんです。
この書籍を作った人
1967年、東京生まれ。1991年、武蔵野美術大学視覚伝達デザイン学科を卒業。2004年、子どもの本専門店「メリーゴーランド」(三重県四日市市)主催の「絵本塾」に参加。絵本作品に「ばけばけばけばけ ばけたくん」シリーズ、『とんねる とんねる』『どっしーん!』『どんどん くるくる(中尾昌稔・文)』『そらからふるものなんだっけ?』(ともに大日本図書)、『こちら たこたびょういん』(PHP研究所)、『はらぺこソーダくん』(佼成出版社)、『でてくる でてくる』(ひかりのくに)がある。
出版社からの内容紹介
ハロウィンの夜のこと。みんな、思い思いの仮装をして、いざハロウィン・パーティーへ!
パーティーでは、魔女の秘密チームが、おどろおどろしいおばけバーガーを完成させますが、おおかみコロッケたちが乱入して……。
シリーズの第7弾は、人気のイベントになりつつあるハロウィンを取り上げました。ハロウィンといえば仮装。おむすび三兄弟が、パリパリののりをチョキチョキ切ってマントやつけひげにしたり、たこさんウインナーがチーズのお風呂に入ってとろ?りおばけになったり、果物たちもおばけランタンになったりして、ワイワイ楽しげです。
シリーズの名脇役キャラ、うめぼしすっぱっぱーは、魔女のおばけバーガーづくりで大活躍。ケチャップもブチャーっと飛んで、豪快なおばけバーガーが出来上がるところは見ごたえたっぷり。ハロウィンの定番絵本まちがいなしです!
この書籍を作った人
東京都生まれ。キャラクターデザイン、グリーティングカードのデザイナーを経てフリーのイラストレーターになる。絵本作品に、『ぴよちゃんのかくれんぼ』『ぴよちゃんとひまわり』『ピヨピヨだあれ?』などの「ぴよちゃん」シリーズ(学研)、『みどりのくまとあかいくま』シリーズ(ジャイブ)、『おやすみなさいのおと』『ころころパンダ』(講談社)他多数。その他、直販の保育絵本などでも活躍している。
出版社からの内容紹介
ハロウィンの日にかぼちゃのランプをみんなで作りました。ジーナは上手に作ろうとしますが、うまくいきません。おまけに友達にも意地悪をしてしまいます。はたして・・・
この書籍を作った人
絵本作家・イラストレーター。主な絵本に『ハロウィンのランプ』『ブラザーサンタ』(岩崎書店)、『ポーリーちゃんのポケット』(教育画劇)、『おじいちゃんと日の出を見たよ』(佼成出版社)など。挿絵に『シュレミールと小さな潜水艦』(偕成社)、『あしたは晴れた空の下で』(汐文社)、『おひさまのワイン』(学研)、 『トトの勇気』(鈴木出版)などがある。その他、月刊保育絵本、グッツなど。日本児童出版美術家連盟会員。C.W.ニコル・アファンの森財団会員。
出版社からの内容紹介
大人気シリーズ「セブンの行事えほん」待望の第10弾!
「ハロウィン」行事の由来や楽しみ方がぎゅっとつまった絵本!
ハロウィンを楽しもうと園にやってきたセブン。
仮装した子どもたちと「トリック・オア・トリート! 」と言いながら
訪れる家は、どれも個性豊かでユーモアあふれます。
仮装した人に紛れて小さいおばけもついてきて……。
ハロウィンの由来や楽しみ方についてコミカルに解説します。
ジャック・オー・ランタンとかぼちゃのクッキーのレシピ、
さらにハロウィンで使える英語と音声までついた、
ハロウィンの魅力がぎゅっとつまった1冊。
3歳からはじめての行事絵本にぴったりです!
この書籍を作った人
絵本・童話作家。 編集者、ライターなどを経て子ども向け作品を書き始める。 『どうぶつゆうびん』(あべ弘士・絵 講談社)で産経児童出版文化賞ニッポン放送賞、『ふってきました』(石井聖岳・絵 講談社)で日本絵本賞、講談社出版文化賞絵本賞を受賞。そのほか絵本に「セブンの行事えほん」シリーズ(ふくだいわお・絵 世界文化社)、「すっぽんぽんのすけ」シリーズ(荒井良二・絵 鈴木出版)、「狂言えほん」シリーズ(講談社)、『おいなりさん』(中川学・絵 アリス館)、童話に「おばけのバケロン」シリーズ(つじむらあゆこ・絵 ポプラ社)、『うめちゃんとたらこちゃん』(田中六大・絵 講談社)などがある。絵本とおやつについて綴ったエッセイ『レモンパイはメレンゲの彼方へ』(ホーム社)も好評。
この書籍を作った人
1950年岡山生まれのかに座。 『がたたんたん』(ひさかたチャイルド)で絵本にっぽん賞受賞。 絵本に、『おならばんざい』(ポプラ社)、『ぼくだけのおにいちゃん』(文研出版)、『いただきまーす!』(フレーベル館)、『花さかじい』(くもん出版)、『いっぴきおおかみのそろり』(教育画劇)などがあり、挿絵には、『ジュン先生がやってきた!』(新日本出版社)、『吹きぬけの青い空』(学研教育出版)、『ひみつの空のにわ』(大日本図書)、『リタイア犬ポリーの明日』(佼成出版社)などがある。
出版社からの内容紹介
トリック・オア・トリート! ジャック・オー・ランタン、おばけ、キャンディー、仮装行列……、ハロウィーンのお楽しみがトリックアートになりました。ハロウィーンの夜、おばけやモンスターたちが大集合。お菓子をもらいながら、迷路を通り抜けられる? 同じおばけはどこ? 吸血鬼に変身! だまし絵や目の錯覚を楽しみながら、迷路や探し絵で遊ぼう! ハロウィーンの起源やしきたりについてのミニコラムもあります。
文:竹原雅子 編集:木村春子