うごく! しゃべる! ぬりえーしょん 海のいきもの (小学館集英社プロダクション)
お子さまの塗ったぬりえが、アニメーションになる!フランス生まれの画期的なぬりえシリーズ!
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絵本紹介
2023.11.22
11月に入っても暖かな日が続いたのでまだ先のような気がしていましたが、街のデコレーションやお店のディスプレイにその日が確実に近づいているのを実感します。
クリスマスツリーを飾り、サンタさんにお願いするプレゼントの話をしながら、おやすみ前に絵本を開いてみたら……あぁ、クリスマスが待ち遠しい!
サンタクロースのなぞに迫る本はやっぱり鉄板。『サンタさんは どうやって えんとつを おりるの?』は、その素朴な疑問に答える一冊です。こんなサンタクロースは困る!『あんたがサンタ?』を読むとこれまで大切にしてきたサンタクロースのイメージが迷子になりそうですが、それもまた楽しい! 定番絵本から読み継がれる名作、ほっこりしたりちょっと切なくなったりするおはなし。人気作家さんの作品もずらりと並ぶ、豪華なラインナップです。
今年はどんなクリスマスが待っているでしょう。絵本の中でいろいろなクリスマスを味わいながら夢はむくむくと膨らみます。カウントダウンの日々から、もうクリスマスははじまっているんですね。
出版社からの内容紹介
さんさんさんかく さんかくサンタ
まんまるふくろを せなかにしょって
しかくいおうちに はいっていった
さんかく・まる・しかくで愛らしいクリスマスのおはなしができました。
この質感、手触り感。まるで織物のよう。
これぞ、tupera tuperaならではのあたたかさ。
シンプルな展開だからこそ、生きてくる味わいです。
ぜひ、手にとってご覧ください。
大切なひとへのプレゼントとしても最適です!
この書籍を作った人
亀山達矢(1976年三重県生まれ)と中川敦子(1978年京都府生まれ)によるユニット。 絵本やイラストレーションをはじめ、工作、ワークショップ、舞台美術、空間デザイン、アートディレクションなど、様々な分野で幅広く活動している。著書に「かおノート」(コクヨ)「やさいさん」(学研教育出版)「いろいろバス」(大日本図書)「うんこしりとり」(白泉社)など多数。海外でも様々な国で翻訳出版されている。NHK Eテレの工作番組「ノージーのひらめき工房」のアートディレクションも担当。絵本「しろくまのパンツ」(ブロンズ新社)で第18回日本絵本賞読者賞、Prix Du Livre Jeunesse Marseille 2014 (マルセイユ 子どもの本大賞 2014 )グランプリ、「パンダ銭湯」(絵本館)で第3回街の本屋が選んだ絵本大賞グランプリ、第24回けんぶち絵本の里大賞 大賞、「わくせいキャベジ動物図鑑」(アリス館)で第23回日本絵本賞大賞を受賞。2019年にやなせたかしさんの遺志を継いで創設された、第1回やなせたかし文化賞の大賞を受賞。武蔵野美術大学油絵学科版画専攻 客員教授、大阪樟蔭女子大学 客員教授。
みどころ
クリスマスイブ、けんちゃんに届けられた荷物は…けんちゃんのきらいな野菜がたくさん!
でも、こんな手紙が添えられています。
「ひとつずつ てにとって
『いち にい サンタ!』と おまじないを いってね」
なんだか面白そうです。
けんちゃんは早速ためしてみますよ。
ピーマンを取り出して、「いち にい サンタ!」
すると、ちょきちょきぱちん。
ピーマンが細かく刻まれていき……いつのまにか大変身。
きらきらひかるお星さまが飾られた「あれ」になっちゃった!!
すごいすごい、これは魔法です。
しいたけは、ゆらゆらゆれるあのおもちゃ。
なすは、にゃおにゃお鳴く可愛いあの子。
そしてトマトは……あかい帽子に赤い服!!
驚くような変身が繰り返されるこの絵本は、楽しい「切り絵」の絵本。
シンプルな野菜の形をした色紙が、どんどんハサミを入れていくとまさかのものに。
これは大人でも感激してしまいます。
クリスマス、親子で一緒に読んで楽しんで。
少し大きくなったら、ぜひ挑戦してみてくださいね。
例え、絵本みたいに上手にできなくても、心に残る時間になりそうです。
出版社からの内容紹介
明日はクリスマス。
はりきって準備を始める、お兄ちゃんのポール。
弟のノエルにも手伝ってもらい、ツリーのオーナメントやサンタさんへのお手紙を手づくりします。
でも、とっても大忙しな一日だというのに、ノエルがたびたびどこかへ行ってしまって……?
2023年11月刊
この書籍を作った人
イラストレーター、絵本作家。東京造形大学卒業。絵本に「しろくまきょうだい」シリーズ( 文・たきのみわこ/ 白泉社)、『くまくんのあさごはん』(世界文化社)、その他にNHKEテレ「旅するドイツ語」のキャラクターデザイン、NHKEテレ「すくすく子育て」のアートデザイン、「キンダーブック2」(フレーベル館)の表紙など。クリエイティブユニット「リトルコチカ」 としても活動。「しろくまのいる生活」シリーズは絵本を中心に展開し、2023 年TV アニメ化。
出版社からの内容紹介
クリスマスを楽しみにしているのは、サンタさんもいっしょ!
真夜中にやってきたサンタクロース。
くつしたにプレゼントを入れようとして「おや?なにかはいっているぞ?」
それは女の子からサンタクロースへのプレゼント。
プレゼントをもらうのが当たり前になってしまったこのごろのクリスマスですが、この絵本が描いているのは相手を思う心と「贈るたのしさ」です。
わが子もこんなふうに成長してほしいとおもうそんな絵本です。
この書籍を作った人
1945年東京生まれ。桑沢デザイン研究所卒業。絵本作家。子どもから大人まで幅広いファンを持ち、その著作は450冊を超える。世界中で翻訳出版されている絵本も数多い。『かくしたのだあれ』『たべたのだあれ』(以上文化出版局刊)でサンケイ児童出版文化賞受賞のほか、ボローニャ国際絵本原画展等、受賞多数。『みんなうんち』(福音館書店刊)、『きいろいのはちょうちょ』(偕成社刊)、『さる・るるる』(絵本館刊)などの作品がある。
出版社からの内容紹介
クリスマスの朝、ジャッキーはひとりぐらしのおじいさんと出会います。
招待されたお家には、今はもういない、ちょうどジャッキーと同じくらいの女の子の写真がありました。
むねが、きゅーっと苦しくなったジャッキーは、雪の中に飛びだして......
この書籍を作った人
1974年多治見市生まれ。小泉保育園卒園。絵本昨作家、デザイナー。絵本のほかに、ぬいぐるみやその着せ替え洋服のデザインなどもしている。絵を描く気分転換に最近やっていることは趣味の針仕事。
この書籍を作った人
1961年仙台市生まれ。長女の誕生をきっかけに絵本作家としてデビュー。 代表作は「くまのがっこう」シリーズ(ブロンズ新社)、『はっはっはくしょーん』(KADOKAWA)など。2020年に「サニーサイドブックス」を設立し、『トモダチ』、『笑顔が守った命』、『おばけのうんどうかい』などを出版。
出版社からの内容紹介
しましまさんは、自分のしましまが取れる不思議なしまうまです。
そんな、しましまさんとパンダちゃんに、新しいお友達ができました。
春に生まれたくろくまちゃんです。
初めてのピクニックで、くろくまちゃんは、不思議な物を見つけます。
クリスマスを巡る楽しいお友達のお話です。
みどころ
お兄ちゃんと妹がショートケーキとにらめっこ。はんぶんこしたいけれど、1つしかないいちごをどうしよう……。悩んだ二人は、いちごの代わりに何か違う「あかいもの」を乗せてみようと思い立ちます。
ミニトマト、梅干し、とうがらし。思いつくものは赤いけれど、全然ケーキと合いません。そこからふたりの妄想が大暴走。だるまのショートケーキ、けん玉のショートケーキ、風船のショートケーキ……食べられないどころか、ぐちゃぐちゃになったり空に飛んで行ったり、大変なことになってしまうのです。
おおのこうへいさんのシュールでインパクトのある絵は、大笑いの連続。「からーい!!!」のシーンのふたりの表情は必見です。読めば元気になること間違いなし。そしてラストにほろっとさせることも忘れない、にくい演出が光ります。
自分だったらケーキに何を乗せるか? 想像するのも楽しいですね。表紙の見返し部分にも、いろんな「あかいもの」が乗ったショートケーキが並んでいますよ。「そんなバカな!」とツッコミながら、大人も子どもと一緒に大いに盛り上がってください。
この書籍を作った人
1974年生まれ。東京都出身。東京藝術大学卒業。CMプランナー。テレビCMや新聞広告などを手がける傍ら、イラストレーターとしても活動。『あつまれ!全日本ごとうちグルメさん』がはじめての絵本作品。
出版社からの内容紹介
サンタさんは体が大きいのに、
どうやってえんとつをおりるの?
ベルトをぎゅっとしめるの?
それとも、ねずみくらい小さくなるの?
それとも、びょーんとのびて、
足から中に入るの?
えんとつのない家にはどうやって入るんだろう?
ぺたんこになって、ドアの下から、入ってくるの?
水道の蛇口から、にゅるっと出てくる?
だれもがいちどは不思議に思ったことがある、
サンタさんの永遠のナゾを
大人気絵本作家バーネットとクラッセンが、
とびきりゆかいな絵本にしました。
読み聞かせでも大爆笑まちがいなし!
この書籍を作った人
アメリカのカリフォルニア州に生まれ育ち、若くして文学に目覚める。ロサンゼルスの東、サン・ガブリエル山脈に抱かれるボモナ・カレッジで学び、創作を始める。数多くの児童文学作品を手がけ、絵本『アナベルとふしぎなけいと』(あすなろ書房)でボストングローブ・ホーンブック賞とE.B.ホワイト読み語り賞をダブル受賞する。同時にコルデコット賞オナーブックにも選ばれる。『サムとデイブ、あなをほる』(あすなろ書房)はコールデコット賞に輝く。『サンカクさん』『シカクさん』『マンマルさん』(以上クレヨンハウス)などマック・バーネットの絵本は世界30か国語に翻訳され、広く読まれている。
この書籍を作った人
1981年カナダ・オンタリオ州ナイアガラフォール生まれ。ロサンゼルス在住。『どこいったん』(原題『I Want My Hat Back,』)、『ちがうねん』(原題『This Is My Hat』)、『みつけてん』(原題『We Found a Hat』)からなる、人気のぼうしシリーズ絵本の作家。『ちがうねん』(原題『This Is My Hat』)は、2013年にケイト・クリーナウェイ賞とコールデット賞をダブル受賞している。
出版社からの内容紹介
待望の佐々木マキのクリスマス絵本!サンタにもいろんなサンタがいる...?
のりものよいをする、
ソリからおちる、
金星人にさらわれる、
日にちをまちがえる、
酒場にたちよる、
トナカイにこきつかわれる、
おなじ家になんども行ってしまう、
北極へ帰れない...。
そんなサンタたちをたくさんご紹介する絵本。
まさしく「こまったサンタの実例集!」
よみおわったときに言いたくなるひとことは、え〜っ!「あんたがサンタ?」
さあ、今年のクリスマスはユーモアいっぱいで過ごしましょう。
この書籍を作った人
1946年神戸市生まれ。絵本に『やっぱりおおかみ』『まじょのかんづめ』『おばけがぞろぞろ』『くりんくりんごーごー』(以上福音館書店)、『変なお茶会』『ピンクのぞうをしらないか』『はいいろこくのはいいろひめさま』『ムッシュ・ムニエル』シリーズ(以上絵本館)、『やまからきたペンギン』(フレーベル館)『ねむいねむいねずみ』シリーズ(PHP研究所)、『おばけのばむけ』(教育画劇)など。童話に『なぞなぞライオン』『おれはレオ』(以上理論社)などがある。
みどころ
クリスマスにはサンタさんが来て、欲しかったプレゼントを置いていってくれて・・・。とってもうれしい事なんだけど、考えれば考える程謎は増えるばかり。例えば・・・。 どうやってみんなの欲しいものを知るのか。 いい子にしないとプレゼントをもらえないって言うけど、いい子かどうかどうして解るの? 世界中の子供達のプレゼント、どこにしまっておくの? どうやってえんとつから入るの?などなどなど。次々に生まれるギモンに細かく具体的に図解入りでみごとに全部解説してくれるのがこの絵本!驚く内容ばかりです。え、CIAって何?工場って?えぇー!!サンタさんの体ってそんな風になってるのぉ・・・。どうやらクリスマスっていうのは、相当な大事業の様ですよ。 そして、子供達の手強い質問攻め(細かいよね〜。)に悩まされていた大人の皆様。この絵本はそんな皆様にもありがたいプレゼントになりますね。
この書籍を作った人
東京在住。英米文学翻訳家。主な訳書に『おじゃまなクマのおいだしかた』(岩崎書店)、『龍のすむ家』シリーズ(竹書房)、『だれも知らないサンタのひみつ』(あすなろ書房)、『パディントン、映画に出る』(WAVE出版)、『ルイスと不思議の時計』(静山社)など。共著に『13歳からの絵本ガイド』(西村書店)など。
出版社からの内容紹介
「うきうき そわそわ まちきれない。きょうりゅうたちは どうするの?」子どもたちを恐竜になぞらえ、愛情たっぷりに描いた人気のシリーズ第5作はクリスマス。きょうりゅうたちのもとに、サンタさんはくるかな?
この書籍を作った人
1939年ニューヨーク生まれ。子どもと大人向けに370冊をこえる本を出版。『月夜のみみずく』(偕成社)でコールデコット賞を受賞。ほかにも、ネビュラ賞、ゴールデンカイト賞をはじめ、多くの賞を受賞している。絵本に、『みずうみにきえた村』(ほるぷ出版)、『きょうりゅうたちのおやすみなさい』『きょうりゅうたちがけんかした』(小峰書店)などがある。マサチューセッツ州とスコットランドのセント・アンドリュースで暮らしている。3人の子どもと、6人の孫がいる。
この書籍を作った人
1958年生まれ。東京藝術大学卒業。子どもの本を中心に翻訳家として活躍するとともに作家・画家として絵本や童話作品を数多く手がけている。『どうぶつがすき』(あすなろ書房)で日本絵本賞翻訳絵本賞、『天使のかいかた』(理論社)で日本絵本賞読者賞、『かりんちゃんと十五人のおひなさま』(偕成社)で野間児童文芸賞を受賞。翻訳作品に『ふしぎをのせたアリエル号』(徳間書店)『ちいさなあなたへ』(主婦の友社)『せかいでいちばんつよい国』(光村教育図書)など、絵本や童話に『のはらひめ』(徳間書店)『めいちゃんの500円玉』『ハンカチともだち』(ともにアリス館)『すてきなひとりぼっち』(のら書店)「おたすけこびと」シリーズ(徳間書店)「プリンちゃん」シリーズ(理論社)「まほろ姫」シリーズ(偕成社)など。そのほかに『おえかきウォッチング 子どもの絵を10倍たのしむ方法』(理論社)、カモを育てた体験をもとにした『カモのきょうだい クリとゴマ』(アリス館)がある。
出版社からの内容紹介
たいへん!! プレゼントがおっこちちゃった! クリスマスのひ、プレゼントを そりいっぱいに
積み込んで出発したサンタさん。ところがプレゼントが一つ、海に落ちてしまいます。
「これはだれのプレゼント? はやくもちぬしにとどけなきゃ」
空から落ちてきた「だれかのプレゼント」を届けようと、動物たちのリレーがはじまります。
『100にんのサンタクロース』谷口智則の新作クリスマス絵本です。
この書籍を作った人
1978年大阪府生まれ。金沢美術工芸大学日本画専攻卒業。20歳の時にボローニャ国際絵本原画展を見て、独学で絵本を作りはじめる。絵本「サルくんとお月さま」で絵本作家としてデビューしたのち、フランスの出版社Le petit lezard社より絵本「CACHE CACHE」をはじめ、日本だけでなくフランスやイタリアなどで数々の絵本を出版。以降絵本の世界にとどまらず、テレビ、雑誌、企業広告、商品パッケージ、店舗デザインなどあらゆるメディアで活躍の場を広げる。今後の活躍が最も期待されつつある、日本人絵本作家の1人。読んだ人が絵本の世界に入り込め、登場人物の想いや言葉が空間に浮かんでくるような絵本作りを心がけ、たとえ言葉が通じなくても、子どもから大人まで世界中の人びとに想いと感動が伝わるような絵本作りを目指している。
出版社からの内容紹介
朝、目がさめると、
雨がふっていてさむかった。
なんにもしたくない。
でも、おじいちゃんが、
とくべつなことをしようっていうんだ。
まずは準備だ。
めがねを買って、図書館で本をかりて、
木の板やねじを買いそろえて、
できあがったのは、そり!
表を見ると、一面雪景色。
いつのまにか雪に変わっていたんだ。
ぼくとおじいちゃんは
外へ遊びにでかけた。
すると、迷い犬をさがす張り紙が。
ぼくらも犬をさがすことに。
ところが、ふしぎなことが起こって…。
『あめのひ』『かぜのひ』の
サム・アッシャーによる
ちょっぴりふしぎな楽しい絵本。
この書籍を作った人
英国で活躍するイラストレーター。初めての絵本『Can You See Sassoon』はウォーターストーン図書賞、子どもが投票するレッドハウス児童図書賞にノミネートされた。趣味はピアノを弾くこと。ロンドン在住。邦訳された絵本に『あめのひ』『かぜのひ』(徳間書店)がある。
この書籍を作った人
1957年東京に生まれる。週刊誌・児童書の編集者を経て、翻訳、編集、小説の執筆など、幅広い分野で活躍。訳書に『デイジーのこまっちゃうまいにち』『ちゃんとたべなさい』(以上、小峰書店)、『ひとりぼっちのかいぶつといしのうさぎ』『かしこいさかなはかんがえた』『くまくんと6ぴきのしろいねずみ』『テッドがおばあちゃんを見つけた夜』(以上、徳間書店)他多数。
みどころ
クリスマスに男の子の家に来たのは、ビロードでできたうさぎのぬいぐるみ。男の子は毎晩うさぎと一緒に寝たり、一緒に遊んだり、それはそれは大事にしてくれたのです。ぼろぼろになってもうさぎは幸せでした。それは「男の子のほんもののうさぎ」になったと感じていたから。ところが別れは突然やってきて……。うさぎの考える「ほんもの」とは? そしてうさぎの身におこった奇跡とは?
古典的名作と言われ、世界中で愛されてきたお話「ビロードうさぎ」が絵本に。酒井駒子さんの描く、つぶらな瞳で今にも動き出しそうなぬいぐるみ、そのぬいぐるみと男の子との愛らしい触れ合いの場面。いつまで眺めていても飽きることはありません。切ないけれど、しっかりと前を向くことのできるこのお話。子どもたちの心にもきっと響くはずです。
この書籍を作った人
兵庫県生まれ。『ゆきがやんだら』(学研)はオランダで銀の石筆賞を受賞。『きつねのかみさま』(ポプラ社・作:あまんきみこ)で日本絵本賞。『金曜日の砂糖ちゃん』(偕成社)でブラティスラヴァ世界絵本原画展金牌賞。『ぼく おかあさんのこと...』(文溪堂)では、フランスでPITCHOU賞、オランダで銀の石筆賞を受賞。絵本に『よるくま』(偕成社)、『ロンパーちゃんとふうせん』(白泉社)など多数。
文:竹原雅子 編集:木村春子