箱のなかにはいっているのは?!
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かむもかまぬも神だのみ めちゃヘンな早口ことば(小学館集英社プロダクション)
これ、言える? 言えたらヒーロー! みんなで遊べる! 一瞬で噛んじゃうヘンテコ早口ことば!
絵本紹介
2023.12.14
みどころ
人気シリーズ「ぎょうれつのできるおいしいえほん」8作目は……、えっ、アイスクリーム屋さんでもかき氷屋さんでもなく……「アイスクリームかき氷屋さん」? そうなんです。ひんやりあまーいふたつの食べ物がどうなるのか、ほっぺたが落っこちないように注意しながらページをめくってくださいね。
さて、おはなしのはじまりは、ぐうぐう山のテンさんのところに来た2枚の葉書。それぞれ北極に住むシロクマさんと、南極に住むペンギンさんからです。「シロクマアイスをつくったよ、テンさんにも食べさせてあげたいな」「ペンギンかき氷、いつかテンさんにもつくって差し上げたい」というそっくりの内容に、テンさんが嬉しくなってお返事を出すと、はるばるふたりとも遊びに来ることになったのです! でもシロクマさんもペンギンさんも「ぼくのつくるアイスの方がおいしい」「わたしのかき氷の方がおいしい」と張り合ってばかり。困り果てたテンさんは、家に閉じこもってしまいます……。
一方、ふたりのためにぐうぐう山の材料を集めたくいしんぼうの住人たちは、テンさんの家の前で、アイスとかき氷の新しい食べ方を発明しちゃいます! 「レモンのかき氷にゆずアイス、みかんを添えて、ひよこのかき氷」なんて可愛いすぎませんか。他にも抹茶かき氷にあずきアイス、木苺かき氷といちごアイス、なんて心ときめく組み合わせがいっぱい。ニコニコ笑顔で、みんな仲良くほおばりあう姿に、思わずほっぺがゆるむこと間違いなしです。
滅多に怒らないテンさんの怒り方が愛らしくてちょっぴり見もの。みんなを和ませるひよこたちの活躍にも注目です。「ぎょうれつのできるおいしいえほん」シリーズはどの作品も素敵ですが、本書もまた、ほっこりするストーリーと、スイーツのカラフルな華やかさにワクワク。目を奪われるポイントがいっぱいでますますシリーズの虜になりそうです。
この書籍を作った人
東京生まれ。絵本作家、漫画家。絵本に、「おおきなクマさんとちいさなヤマネくん」シリーズをはじめ、『ミミちゃんのぬいぐるみ』(以上福音館書店)、『おひるねネコさん』(佼成出版社)、『ぎょうれつのできるパンやさん』『むしのかくれんぼ いないよいないよいませんよ』(以上教育画劇)、『イノザブロウとあたらしいおともだち』(PHP研究所)、『のねずみチッチ』(のら書店)などがある。
美味しそうで一緒に並びたい
ふくざわさんが描く優しくかわいらしい動物達の世界が好きです。
「ぎょうれつのできる」シリーズは、いつも美味しそうな食べ物がいっぱいで読み終わると「どれを食べようか?」と子ども達と絵本を眺めながらお客さんごっこ?が始まります。 今回は、暑い夏にぴったりなアイスクリームとかきごおり。しかも、見た目も可愛くて美味しそうで、こんなお店があったら、暑い夏でも「一緒に並びたいなぁ」と5才の息子が羨ましそうに見ていました。3才の娘も「これが食べたい」とニコニコ選んでいて絵本の世界に入り込んでいました。
(ぽぽここままさん)
アイスクリーム派?かき氷派?でも、本当は…
夏になると、我が家も「アイスクリームを食べるのか」、「かき氷を食べるのか」、子どもの間でちょっとした騒ぎ(?)になることがあります。アイスクリームもかき氷もどちらもおいしいのですが、自宅で両方食べることは難しい場合が多いです。そのような我が家の子どもたちにとって、この絵本はまるで夢のような世界を描いたお話でした。おいしそうなアイスクリームかき氷に加えて、ストーリーも印象的でした。
(さくらっこママさん)
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