のりもの好きな子大集合!
絵本紹介
2023.12.20
どすこい、どすこい、おいしくなあれ。慌てず、ゆっくり、すりあし、すすす。毎月発売される新作絵本の中から、絵本ナビが自信をもっておすすめする「NEXTプラチナブック」。今回ご紹介するのは、『どすこい みいちゃん パンやさん』。大人気町田尚子さんの最新作のテーマは「ねこ×パン×おすもう」。……いったいどんな内容なのでしょう?
NEXTプラチナブックとは…?
絵本ナビに寄せられたレビュー評価、レビュー数、販売実績など、独自のロジックにより算出された人気ランキングのうち、上位1000作品を「絵本ナビプラチナブック」として選出し、対象作品に「プラチナブックメダル」の目印をつけてご案内しています。
そして、毎月発売される新作絵本の中からも、注目作品を選びたい! そんな方におすすめするのが「NEXTプラチナブック」です。3か月に一度選書会議を行い、「次のプラチナブック」として編集長の磯崎が自信を持って推薦する作品を「NEXTプラチナブックメダル」の目印をつけてご案内します。
『ねこはるすばん』(ほるぷ出版)の町田尚子さん、待ってましたの最新作。主役はパンやのみいちゃんです。このみいちゃん、表紙を見てもわかるように、なぜだかとっても迫力があるのです。
「どすこい どすこい」
まるで、そう……おすもうさんみたい。
朝から仕事前にしこをふみ、生地をつくる時は腰をしっかり落とし、開店前までまったなし。不思議とマッチする「ねこ×パン×おすもう」の組み合わせ。
とっても丁寧、やる気も十分、おまけに慎重な仕事ぶり。その動きのどれもが横綱級。真剣な姿を見れば見るほど笑ってしまいそうになるから困っちゃう。
けれど、夢の中をのぞいてみれば、納得です。眠そうなみいちゃん、夢を見るみいちゃん、はっと目が覚めるみいちゃん……どのみいちゃんもどの表情も愛嬌たっぷり!朝昼晩いつでも、何度でも。みいちゃんの世界をたっぷり堪能してくださいね。
迫力があればあるほど
「なんでねこなの?」「なんでパンやなの?」「どうしておすもうさんなの?」……そんな疑問が一発でふっとんでしまうほどインパクトのある、パンを持ったみいちゃんの土俵入りの姿。迫力があればあるほど、おかしみが増してくる町田さんの描くねこ。その魅力を味わいながら、ゆっくりみいちゃんの背景にある物語を想像する。そうやってじっくり楽しみたいものです。
この書籍を作った人
1968年、東京都生まれ。武蔵野美術大学短期大学部卒業。絵本作品に、『ネコヅメのよる』(WAVE出版)、『さくらいろのりゅう』(アリス館)、『いるのいないの』『あずきとぎ』(ともに京極夏彦 作、岩崎書店)、『おばけにょうぼう』(内田麟太郎 文、イースト・プレス)、『だれのものでもない岩鼻の灯台』(山下明生 文、絵本塾出版)、『たぬきの花よめ道中』(最上一平 作、岩崎書店)、『なまえのないねこ』(竹下文子 文、小峰書店)などがある。
磯崎 園子(いそざき そのこ)
絵本情報サイト「絵本ナビ」編集長。著書に『はじめての絵本 赤ちゃんから大人まで』(ほるぷ出版)、『ママの心に寄りそう絵本たち』(自由国民社)、監修に『父母&保育園の先生おすすめの赤ちゃん絵本200冊』『父母&保育園の先生おすすめのシリーズ絵本200冊』(玄光社)がある。