世界26か国の食べものを紹介した、楽しい大判絵本!
絵本紹介
2024.03.25
保育園デビューや引っ越し、異動など、4月は変化の季節ですね。親の慌ただしさは子どもに伝わりやすいので、実は忙しい時期ほど意識して一緒にいる時間を作るのが、新生活を気持ちよく過ごすコツ。ほんの数分で赤ちゃんとコミュニケーションもでき、大人も元気をもらえる一石二鳥の絵本をお役立てください!
みんな大好きおままごと絵本は、これまた人気のパンが主役。赤ちゃんが発音しやすい「パ」行の音を取り入れた『パンパンぱたん!』はかわいい声で真似してくれそう。成長の段階に合わせて楽しめる『赤ちゃんカード こんにちは あちゃ』は持ち運びも便利で、移動や空き時間などに重宝します。
ジブリの名曲が絵本になった『さんぽ』は、「あるこう あるこう わたしは げんき」とお馴染みのフレーズを歌いながら読めば大人も心が癒されて元気になれそう。ナンセンス絵本のニューフェイス『そそそ』は、読みながら思わず笑っちゃう面白さが赤ちゃんにも伝染すること間違いなし。
どれもこれも、反応の良さが魅力的な絵本です。大人も一緒に歌って笑って、明るい気持ちで楽しく春をはじめましょう!
みどころ
パンパン ぱたぱた ぱったん……たーん!
この楽しいリズムに乗って出来上がるのはなんでしょう? たっぷりたまごの「ふわふわたまごサンド」、レタスとトマトに大きなベーコン「しゃきしゃきハンバーガー」。ウィンナーやアイス、クリームに果物も使いますよ。
パンパン ぱたぱた ぱったん……たーん!
様々なパンに彩りはなやかな具。ページをめくれば次々にサンドイッチが完成していきます。この繰り返しにワクワクしてしまうのはもちろん、なぜだかこちらを見つめてくる、サンドイッチたちの可愛い顔にも心をつかまれてしまいます。瑞々しい野菜やとろけるアイス、色とりどりのフルーツで描かれた絵文字も見逃せません。
親子で一緒に楽しめる、心ときめくおままごと絵本。さあ、どれから食べようかな? いただきまーす!
この書籍を作った人
1989年福島県生まれ・静岡県育ち。女子美術大学大学院修士課程修了。絵本やイラストレーション、パッケージデザインなど幅広く活躍。作品に『おべんとばこさん こんにちは!』(マイクロマガジン社)、絵を担当した作品に『てあそびうたえほん おべんとばこの うた』(作・高木あきこ/世界文化社)、『子どもに伝えたい 春夏秋冬 和の行事を楽しむ絵本』(作・三浦康子/永岡書店)、『にほんのにんきもの』(文/みやもとがらく/白泉社)、『バナナのおやこ』(詞・関 和男/ひさかたチャイルド)などがある。
出版社からの内容紹介
脳科学から生まれた、「赤ちゃんとのコミュニケーションを楽しむカード」です。本体はリング(プラスチック)式カードになっていて、0〜3歳頃までの成長に合わせて4Stepで遊べます。カードは全部で40枚、いろいろな遊びをしながらお子さまの発達を助け、学びの基盤を築くことができます。共同開発をした玉川大学赤ちゃんラボの脳科学者による、遊び方のプチ手引き書が付いているのもポイントです。
≪遊び方の例≫
●赤ちゃんの成長に合わせたカード、または好きなカードだけを持ち運ぶ。
●カードの順番を入れ替え、赤ちゃんが飽きないようにする。
●リングを外して紙芝居のように楽しむ。
●絵を一緒に見て好きな言葉を作って楽しむ。
みどころ
♪ あるこう あるこう わたしは げんき ♪アニメ「となりのトトロ」の挿入歌で知られるあの名曲が、とびきりかわいい絵本になりました。
赤い服の女の子が、黄色い帽子をかぶり、手にバスケットを持って野原を歩きます。途中、坂道で男の子に出会いました。二人は一本橋を渡り、くものすを潜ってどんどん進みます。気がつけば、たくさんの花や生き物たちが周りを取り囲み、そこには賑やかな景色が広がっています。
おしゃれなイラストエッセイや雑誌の連載で、大人にもファンの多い杉浦さやかさん。カラフルでかわいいイラストは、大人も子どもも虜にしてしまう魅力があります。こちらの絵本ではアニメ「となりのトトロ」の印象とは全く別の新しい世界が広がっていて、驚きとともに私たちの目を楽しませてくれます。
「ともだちたくさんうれしいな」のラストシーンでは、おひさまの下、さんぽで出会った動物たちがみんなで手を繋いで笑っています。こんな楽しいさんぽができたら最高ですね。元気に歌いながらこの本をめくれば、何度でも楽しいさんぽに出かけられますよ。さあ、出発しましょう!
この書籍を作った人
1971年生まれ。日本大学藝術学部美術学科卒業。在学中より、フリーのイラストレーターとして活動。イラストエッセイの著作や、雑誌などの連載多数。絵本作品に『ちいちゃんのたからもの』『りらのひみつのへや』(共に、学研)や、『あかずきん』(白泉社)、『そらはあおくて』(あすなろ書房)など。児童書の挿絵に『うちはお人形の修理屋さん』『お人形屋さんに来たネコ』(共に、徳間書店)がある。
出版社からの内容紹介
●子どもたちが大笑い! 大人も癒される、たなかひかるワールド
木にしがみつくコアラの親子。よく見ると子どもがたくさん! 大丈夫かなと思ったらコアラの足が突然にゅーん!
そそそそと歩き出したコアラの親子、そこに次から次へと動物が出てきて、にゅーんとどこかが伸びていきます。
『ぱんつさん』『ねこいる!』『すしん』に続く、誰も想像できないたなかひかるの「頭は良くならない絵本シリーズ」です。
この書籍を作った人
お笑い芸人、ギャグ漫画家、絵本作家。京都府出身。グレープカンパニー所属。漫画家としての代表作に『サラリーマン山崎シゲル』、『私たち結婚しました』(小学館)、『つまねこ』(講談社)などがある。絵本に『ぱんつさん』(第25回日本絵本賞受賞)、『ねこいる!』(以上ポプラ社、第6回未来屋絵本大賞3位、MOE絵本屋さん大賞2022総合第5位、第3回TSUTAYAえほん大賞7位)、『おばけのかわをむいたら』(文響社、第13回リブロ絵本大賞入賞、MOE絵本屋さん大賞新人賞第3位/静岡書店大賞第2位)がある。漫画連載の他、広告、テレビ番組とのタイアップなど活動は多岐に渡る。
文:栗田奈緒子 編集:木村春子