世界26か国の食べものを紹介した、楽しい大判絵本!
出版社エディターズブログ
2024.03.29
2023年11月に刊行された絵本『まっくらぼん』(岩崎書店)、『ぞうくんはいちねんせい』(アリス館)に合わせた原画・複製原画の展示。 『まっくらぼん』の鉛筆原画と、『ぞうくんはいちねんせい』の複製原画、制作途中のラフなど展示します。絵本のオリジナルグッズも販売予定。
この書籍を作った人
北海道生まれ。マンガ家、イラストレーター。著書にマンガ『やさしく、つよく、おもしろく。』(ほぼ日ブックス)、絵本『そらいろのてがみ』(岩崎書店)、マンガ『鬼の子』全2巻(小学館)、『わたしの夢が覚めるまで』(KADOKAWA)。そのほか、児童書では『ゴリランとわたし』(岩波書店)など、書籍の装画・挿絵も数多く手がける。
みどころ
「いってきまーす!」
ぞうくんは、今日から小学一年生。初めての学校へ元気に向かう……はずだったのに。ともだちできるかな、先生ってこわいのかな、勉強ってむずかしいのかな。明日も学校行くのかな。不安な気持ちでいっぱいです。
教室には色々な子がいます。隣の席は、コトコちゃん。人間の女の子です。緊張したぞうくんは、挨拶に失敗したり、ペンギンの先生に「おかあさん」と呼んでしまったり、忘れものをしちゃったり。ドキドキの連続です。でも、休み時間にコトコちゃんやみんなと一緒に遊んだあとは、ゾウくんもすっかり元気。長かった一日も終わりです。
「さようなら。みんな またあした ね!」
ながしまひろみさんがこの絵本で描いているのは、日常のふとしたやり取りや、ちょっとおかしな出来事。なんでもないような愛らしい場面ばかりだけれど、なにしろ今日は、みんなにとっても初めてだらけの日。ちょっぴり硬い表情も、声を出したり、体を動かしたり、誰かと会話をするうちに、だんだんとリラックスしていく様子が伝わってきます。この微笑ましくも大切な一日を、コマ割りの画面や見開きいっぱいのにぎやかな画面で、何度でも味わってくださいね。