ディズニープリンセス じぶんもまわりもしあわせにする おやくそくブック(Gakken)
SNSで話題!すてきな大人になるために大切にしたい「おやくそく」を紹介する絵本。
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絵本紹介
2024.06.18
まもなくやってくる、海の季節。海水浴にマリンスポーツ、磯あそびや釣り。獲れたての海鮮を味わったり、波打ち際を散歩したり、時間を忘れてゆっくりと眺めてみたり……さぁ、この夏はどんなふうに海を楽しみましょうか!
「海大好き!」をテーマにセレクトした絵本は、とっても個性的なラインナップになりました。
海水浴にやってきた家族の目の前で繰り広げられるのは、思わず「なんでやねん!」とツッコミたくなるありえない風景。兄弟がもぐったふとんの中は潜水艇「マリンスノー」、真っ暗な深海の探検は不可思議とリアルを行ったり来たり。生を終えたクジラからはじまる鯨骨生物群集のものがたりは、生態系の壮大なロマンを感じずにいられません。ユーモアあふれる奇想天外なおはなしも、未知なる世界をのぞくノンフィクションにも、きっと初めて出会う海の顔があるはず。
やっぱりいいなぁ、海! 読めばますます深まる海への愛。あますことなく、この夏の海との時間に注いでくださいね。
出版社からの内容紹介
「なんでやねん!」と一緒にツッコミたくなるコミュニケーション絵本
人気シリーズ5作目の舞台は海!
家族みんなでのんびりと海水浴に出かけます。
青い海、白い砂浜、水着に着替えて準備万端
…ところが! 突如おすもうさんが現れたり、
昔話のキャラクターがやってきたり…。
こんな海水浴、ありえない!
思わず「なんでやねん!」と突っ込みたくなることばかりが起きます。
子どもも大人も笑いがあふれるコミュニケーション絵本です。
この書籍を作った人
保育士としての経験を活かした「あそびうた」や「絵本読み聞かせ」を、年間150ヶ所以上の幼稚園や保育園で実施する人気のあそび歌作家。NHK BS プレミアム「おとうさんといっしょ」への遊びや歌の提供などでも活躍。
この書籍を作った人
愛知県豊橋市生まれ。絵本に『パパとぼく』『夏平くん』(ともに絵本館)、『ハルコネコ』(教育画劇)、『からあげ』(アリス館)、『シバ犬のチャイ』(BL出版)など多数。絵本のほか、装丁、挿画、広告など幅広く活躍。大川亭ひろ絵の高座名で出前寄席の活動も。
みどころ
夜の部屋、ふとんの中のなかよし兄弟。
ふとんをかぶるとそこは、深海探査艇マリンスノーのコックピット。
そう、今日の冒険は深海の世界!
闇に閉ざされた深海には、見たこともないような姿の奇妙な生物や、深海探査艇を丸のみできるほどの巨大な生物が・・・
海底のロマンが大爆発、ワクワク必至の大冒険!
不気味なもの、かわいいもの、巨大なもの、小さなもの―
ページの中央から端っこまで、これでもかと描き込まれたそれらたくさんの深海生物が、男心をつかんで離しません。
とつぜんページいっぱいに顔を出すおそろしい牙のサメや、おおきな口の巨大魚は大迫力!
登場する深海生物の一覧が名前付きで巻末に記載されているので、気になった生物をあとで調べられるよう工夫されているのもうれしいポイント。
また、「チムニー」や「げいこつせいぶつぐんしゅう(鯨骨生物群集)」といった少し専門的な言葉がでてきますが、文中ではそれらについて解説されていません。
読み聞かせてあげるときにはあらかじめ調べておくか、あるいは、それをきっかけにしていっしょに海底のことについて勉強するのも楽しいかもしれませんね。
ただひとつ、この絵本には注意しないとならないこともあって・・・
兄弟のまねをして寝る前に読んだら、ワクワクのせいで眠れないかも!?
この書籍を作った人
1972年、愛媛県松山市に生まれる。大阪デザイナー専門学校編集デザインコース絵本科卒。「あとさき塾」「メリーゴーランド絵本塾」で絵本を学ぶ。作品に『アブナイかえりみち』『アブナイおふろやさん』『祗園精舎』(ほるぷ出版)『ちゃんがら町』『十二支のおはなし』『がっこういこうぜ!』『おばけのきもだめし』(岩崎書店)『雪窓』『本所ななふしぎ』『学校ななふしぎ』(偕成社)『むしプロ』 『カイジュウゴッコ』(教育画劇)『ぬ〜くぬく』(農文協)『にんじゃつばめ丸』(ブロンズ新社) 『えかきのチャーリーひみつのかべ』(イースト・プレス)『いっすんぼうし』(あかね書房)『はのはのはなし』(アリス館)などがある。
出版社からの内容紹介
タマネギちゃんは親友のピーマンちゃんと海水浴に行く約束をしていました。ですが、時間を過ぎてもピーマンちゃんはやってきません。タマネギちゃんがピーマンちゃんの家まで迎えにいくと、そこにはベッドで気持ちよく眠っているピーマンちゃんの姿が。眠ったままのピーマンちゃんを抱えて海に行ったタマネギちゃんでしたが、なんとも大変な1日を送ることになってしまうのでした――。その独特な世界観が話題の児童文学作家、昼田弥子さんがお贈りするユーモアたっぷりの友情物語です。
出版社からの内容紹介
日本でいちばん深い海、駿河湾。そこではまれに浅瀬で深海生物に出会えることがあります。どうしてそんなところで深海生物が見られるのでしょう? 駿河湾が秘めた魅力を紹介し、深海と人との関わりを見ていきます。
みどころ
クジラは死んだらどうなるのか?
あの巨体は、海に沈む? いつかは浮かんでくる? 潮や波に流されて、どこかにいくとか? 死体が腐りはじめたら、海が汚れるんじゃ? それに骨は──?
考えてみれば、これほどミステリアスな死があるでしょうか? ただでさえ未知の世界である深海で、クジラになにが起きるのか。あの巨大な体がひっそりと横たわる姿さえ、リアルに思い描くことができません。
クジラの死からはじまる本書は、海底に到達した死骸とその周辺の環境になにが起きるのかを時間経過とともに追い、「クジラは死んだらどうなるのか」という疑問の答えをあきらかにしていきます。
舞台は、アメリカに近い太平洋の東側。そこで一頭のコククジラが死を迎え、32トンもの巨体が、1,500mの深海にゆっくりと沈んでいきます。
「70年生きてきたクジラの命は、これでおわり。
でも、深海でひっそりくらす生きものたちにとっては、あたらしいはじまり。
海の底にしずんだクジラは、これから50年にもわたって、
さまざまな命をささえてくれる、すばらしいおくりものなのだから」
50年! 70年生きた命が、死後50年かけて他の命を支える。なんというスケール感でしょう。
クジラの肉を食べる、ヌタウナギやオンデンザメ。骨に残ったわずかな肉さえ餌にする、ヨコエビ。そして、そんなヨコエビを狙って集まるタコ。さらには、肉のなくなった骨さえみずからの命に変える、驚くべき生き物たち。
登場する生き物は、深海をすみかにしているだけあって、奇妙な生態や見かけのものばかり! 深く、暗い青で塗られたページに、見たこともない生物たちが次から次へと集まってくる光景は、ぞくっとさせられるのに、どこか神秘的。まるで知らない惑星か、太古の地球をのぞいているようです。
深海に沈んだクジラがささえる、「鯨骨生物群集」と呼ばれるこうした生物たちが発見されたのは1987年のことで、まだほんの40年前。しかも、その後発見されたのは世界中の海でたったの25例。鯨骨生物群集については、まだまだわからないことだらけなのです。深海……未知……ああ、ロマンがうずく!
他では読めない、海の生き物の新しい一面を知ることができる一冊! 新発見の、宝庫がここに!?
この書籍を作った人
1959年、北海道生まれ。国際基督教大学卒業後、児童書編集者を経て翻訳家に。北海道札幌市在住。訳書に、『ウエズレーの国』、『雪の結晶ノート』、「見習い幻獣学者ナセニエル・フラッドの冒険」シリーズ、『「死」の百科事典』(すべて、あすなろ書房)、「知識絵本 のはなし」シリーズ、「こちら動物のお医者さん」シリーズ(ともに、ほるぷ出版)、『あたまにつまった石ころが』(光村教育図書)、『マルセロ・イン・ザ・リアルワールド』(岩波書店)、『ゴハおじさんのゆかいなお話 エジプトの民話』(徳間書店)、『ピーティ』(鈴木出版)などがある。
出版社からの内容紹介
アニメーションの声優には、俳優として活躍する杏さんを起用! 紙とデジタルで楽しむフランス生まれの新しいぬりえシリーズです。
「ぬりえーしょん」は、紙の伝統とデジタルテクノロジーを融合させたフランス生まれの画期的なぬりえシリーズ。モバイルアプリ「BlinkBook」を使って、ぬりえをアニメーション化できる仕組みで、子どもの想像力、表現力、デジタル技術への好奇心をはぐくむ学習ツールとして、世界中で高い評価を受けています。
本書のテーマは「海のいきもの」。ひれを広げて水の中から飛び出すトビウオ、紙みたいにペラペラな体のオオメマトウダイの仲間、光る液を出して敵を驚かせる深海のエビ……海のいきものたちの不思議を、ぬりえとアニメで楽しもう!
※ぬりえ16枚を収録。各30秒、計8分間のアニメーションが楽しめます。
※本書『うごく! しゃべる! ぬりえーしょん 海のいきもの』で遊ぶには、専用のモバイルアプリケーション「BlinkBook」が必要です。「BlinkBook」は、App StoreおよびGoogle Playにて無料でダウンロードできます。お手持ちのタブレットまたはスマートフォンがアプリと互換性があることをお確かめください。
文/竹原雅子
編集/木村春子