日常的な移動手段であり毎日たくさんの人が利用する飛行機。空港では次々に飛行機が離着陸し、なかでも羽田空港は数分ごとに飛行機が離着陸していることもあるという、日本でいちばん忙しい空港といわれています。そんななか、飛行機が安全に時間通りに出発するのはどうしてでしょうか。羽田空港飛行場ではたらくグランドハンドリングさんの協力のもと、ひこうきが着陸してから次の離陸までどんな仕事が行われているのか取材させていただきました。
この書籍を作った人
上田市在住。自然豊かな信州で子育てしたいと考え、30歳の時に家族で千葉県から上田市に移住。広告、カレンダー、郵便切手、観光ポスター、写真雑誌、ホームページ、テレビ番組、CMなどに写真や動画を提供。国内外の大自然の姿を撮り続けている。出版物に、写真集『夢の記憶』『水への手紙』『風の中のI love you』(清流出版)、写真絵本『赤い鉄橋を渡っていくよ』(文研出版)、カレンダー小さな幸せ(山と渓谷社)、カレンダーPURE(新日本カレンダー)がある。ほか、写真展を銀座NAGANO、美ヶ原高原美術館、上田市武石ともしび博物館、小諸高原美術館、青木村郷土美術館、ブックハウスカフェなど多数の地で開催。岡田フォトオフィス代表(https://okada-photo.com)。
この書籍を作った人
短大の保育科を卒業後、千葉県内の幼稚園で年少〜年長児を担任。劇の発表会ではクラスの子どもたちと一緒に物語を創作。音楽を学んできた経験を活かし作詞作曲も行い、クラスオリジナルのオペレッタを毎年発表していた。出産を機に退職し、岡田光司写真展の企画や地元のアーティストと連携して音楽と写真のコラボコンサートなどを企画。元保育士としての経験を活かした写真の紹介や風景写真に合わせた詩の朗読なども行っている。他の作品に『赤い鉄橋を渡っていくよ』(文研出版)がある。
■写真絵本制作にあたり、羽田空港を取材した当時のことをお聞かせください
取材前の年2023年11月に羽田空港の駐機場やANAグループ総合訓練所ANAブルーベースを見学させていただきました。安全やチームワークに対する思いを知ることができて、感動して心がふるえました。写真絵本を通して読者の方にもお伝えしたいと強く感じました。取材させていただいたのは2024年3月27日。前日まで雨が降っていましたが、当日は天気に恵まれANAブルーのような美しい青空の下で取材させていただくことができました。飛行機のお仕事は時間との戦いです。私達もドキドキワクワクしながら、飛行機のすぐ近くで働くグランドハンドリングさんを取材させていただきました。
ひこうきが到着してから出発するまでのあいだの飛行場の様子を絵本にまとめました。
■飛行場はどんな場所でしたか?
飛行機やハイリフトローダー、フードローダーなど、いろんな乗り物を見ることができて、特別感がありますね。羽田空港は何年も連続で「世界で最も清潔な空港」に選ばれるくらい、とてもきれいです。私達が夕方、取材を終えて帰る時に、出勤してこられる沢山の方とすれ違ったことも印象的でした。昼も夜も、空港や空の安全のために多くのスタッフの方々が働いてくださっていることを感じました。
■本の見どころを教えてください!
全日本空輸株式会社(ANA)様、ANAエアポートサービス株式会社様のご協力のもと、普段は入れない駐機場で撮影させていただけたことで、迫力満点の写真絵本になりました。グランドハンドリングさんが駐機場で両手をひろげ、大きな飛行機に合図を送っているシーンは私達も初めて見ました。「ロックよし!」「れんけつよし!」と、指差し確認しながら、安全を確認するグランドハンドリングさん、とてもカッコいいです!機長さん、グランドスタッフさん、キャビンアテンダントさんも登場します。飛行機が安全に出発するために、みんなで力を合わせていることを感じていただけると思います。
航空機牽引車のクラクションが鳴り、プッシュバックで誘導路に進んだ後、飛行機が滑走路に向かっていく場面は特に感動します。表紙に選んだのは飛行機が離陸する前にお客様に手を振るグッバイウエーブの写真です。グランドハンドリングさんは、飛行機のお客様やパイロットが手をふりかえしてくれる時が一番嬉しいそうです!
子どもも大人も楽しめる写真絵本、巻末には動画につながる二次元バーコードも付いています!ぜひ、皆さんでご覧ください。
岡田光司さん、岡田康子さん、ありがとうございました。