お兄ちゃんのチャーリーは、いつも妹ローラの面倒を見ています。 「ごはんをたべさせておいてね」 なんてパパとママは簡単に言うけど、それってすごく大変なことなんです。
ローラに言わせると、ニンジンは「うさぎのエサ」、豆なんて緑色というだけで、げ!あたし食べないからね!と全く受け付けない気の強い妹のローラです。これはかなり手ごわい。
チャーリーはローラにごはんを食べさせるべく、いいアイデアを思いつきました。
それは、いつものメニューにおもしろい名前をつけちゃうこと! ニンジンを、「はるばる木星から届いた”えだみかん”だよ」、と教えると、 ローラは「じゃ、ひとくちかじってみようかな」、 緑の豆は、 ”あめだまみどり”と言って、地球の反対側では、それが空から降ってくる、とても珍しい食べ物だと教えると、1個か2個かじった後「ん?なかなかいけるかも」。
人気絵本シリーズ「チャーリーとローラ」。装いも新たな新装版です。
食べ物の好き嫌いは万国共通。親が食べて欲しいと願う食材に限って、子どもたちは嫌いだったりします。 子どもの好き嫌いに苦労されている親も、好き嫌いが多くて悩んでいる子どもも、一緒にこの絵本を読んだら、好き嫌いが克服できるかも…?
翻訳されたセリフが絶妙で、今の子供達の会話そのままなのが、リズミカルでなんとも楽しい! 声に出して読んでほしい絵本です!!
(福田亜紀子 元絵本編集者)
チャーリーのいもうとローラには、きらいなたべものがたくさん! とくにトマトは「ぜったい」いやなんですって。 チャーリーは、なんとかしてローラにたべさせようとするのですが…?
【安藤パパ】 我が家もそうだが、幼児は食べ物の好き嫌いが激しいもの。 野菜類、特に人参、ピーマンなど、親は「体にいいんだから」などとあれこれ理由をつけて子に食べることを求めるが、一筋縄ではいかない。 そんなときは、この絵本に出てくるような楽しい工夫(ひっかけ)を取り入れて食卓をエンターテインメントな場にアレンジし、子どもの前向きな食欲を喚起したいものだ。 それにしても、兄・チャーリーの才能は素晴らしく大事に育てたい。とりあえず広告業界を目指してみてはどうだろう?
「ぜったい たべないからね」って妹が言うから、お兄ちゃんは「たべさせよう」とアイデアをしぼる。「うそ」とわかってても妹は食べていく。子どもの発想力ってすごいなと感心させられる、楽しい絵本です。
文字の並びなども楽しくて読むだけでなく、見ているだけでも面白い。
夕食の時に「にんじんいらない〜」と娘が言うと「え!これにんじんだと思ってたの?えだみかんだよ。」と私がいい、一緒に大爆笑。なんて
「ぜったいたべないからね」ごっこをしながら、楽しんで食べています。 嫌いなお野菜は相変わらず苦手ですけどね。。。
(みいここさん 30代・ママ 女の子5歳)
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