大昔のアフリカ大陸。トリケラトプスのビッグホーンとその息子リトルホーン、そしてプテラノドンのプテラぼうやが大活躍する「恐竜だいぼうけん」シリーズ、第三弾!
海の向こうの島で困っていたウミガメのアーケロンを助けに向かったことがきっかけで、長い冒険をすることになったビッグホーンとリトルホーンとプテラぼうや。ふるさとの緑の谷を目指して旅を続けていると、遠くで叫び声が聞こえてきます。さあ、今回はどんな危険が待ち受けているというのでしょう。そして、どんな恐竜が登場するのでしょう。
叫び声をあげていたのは、肉食恐竜カルノタウルスに追いかけられている草食恐竜サルタサウルスの子どもサルタン。ビッグホーンたちが体当たりをして追い払うと、サルタンは群れからはぐれてしまったと言うのです。三匹はサルタンのおかあさんを一緒に探してあげることにするのですが、カルノタウルスが仲間をつれて仕返しにやってきた!凶暴なカルノタウルスに囲まれてピンチのビッグホーン!!その時、リトルホーンとプテラぼうやは・・・?
今回は悪役として登場するカルノタウルス。頭に生えている2本のツノが印象的。作者の黒川さんによると、肉食恐竜でこのようなツノを持っているのは彼らだけなのだそう。更に敏捷性があり、物語の中ではビッグホーンに飛び乗ってかみつくほど。 一方、サルタサウルスは、背中にかたい板を持っているおとなしい性格の草食恐竜。群れであちこちを移動しながら草や木の葉を食べていたそうです。
こんな風に、迫力のある物語に引きこまれているうちに、初めて出会う恐竜たちの特徴を知ることもできるのが黒川さんの作品の醍醐味です。どんどん恐竜の世界の面白さを発見していく子どもたちの様子が目に浮かぶようです。さてさて、まだまだ三匹の冒険は続くようですよ。 がんばれ!ビッグホーン、リトルホーン、プテラぼうや。
(磯崎園子 絵本ナビ編集長)
むれからはぐれた草食恐竜サルタサウルスの子どもを肉食恐竜カルノタウルスからたすけたトリケラトプスたち。ところが、カルノタウルスが仲間をつれて仕返しにやってきた。あぶない! トリケラトプス!!
今回は、ビッグホーンたちがサルタサウルスの子どもを守るためにカルノタウルスと戦うお話でした。
最近、リトルホーンの立ち回りが、随分とうまくなってきた気がします。
ビッグホーンたちが、無事に故郷に帰れるように、引き続き見守りたいと思います。 (さくらっこママさん 30代・ママ 女の子6歳、男の子3歳)
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