「お兄ちゃん、袋がしゃべってるよ!」道ばたの袋から「うんしょ うんしょ」という声が聞こえて、ともちゃんはびっくり。お兄ちゃんのあっちゃんが「ぼくが見てくる」と袋に近づいていくと、袋の後ろにはりすくんがいました。「なあんだ、りすくんだったのか。おいで、ともちゃん」とお兄ちゃんが呼ぶと、ともちゃんはやっとふくろに近づきます。「おばあちゃんのうちにいくんだよ、いっしょにいこう」とお兄ちゃんはりすくんをリュックに乗せて、どんどん歩いていきます。おや、でも道ばたには……? 元気なお兄ちゃんに比べて、ともちゃんはちょっぴり恐がり屋で、のんびり屋さん。でも、そんなともちゃんだからできたことがありました。さあ、それは何だったでしょう? 子どものやさしくて、繊細な気持ちを応援する、心温まる絵本です。 著者は、『セバスチャンのトランペット』でおなじみの、いまいみこさん。心を込めて描かれた絵をゆっくり楽しんでください。
ともちゃんは、おにいちゃんとおばあちゃんの家に向かいます。その途中、森の中で聞こえて来る声を怖がるともちゃん。すると、お兄ちゃんが確認に行ってくれるのです。でも、いたのはねずみさんやうさぎさん。みんなでおばあちゃんの家に行って、美味しいケーキを食べるのでした。
やさしくて強いお兄ちゃん、甘えん坊で怖がりの弟。良くある兄弟ですが、またそこが親近感があって可愛らしかったです。 (ママちゃんさん 20代・ママ 男の子4歳、男の子2歳)
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